[アントン・イェルチンと]グリーンルーム ネタバレ 感想[パトリック・スチュワート]

グリーンルーム [DVD]

あらすじ

2016年6月に自動車事故で亡くなったアントン・イェルチンの主演作で、「ブルー・リベンジ」で注目された新鋭ジェレミー・ソルニエ監督によるバイオレンススリラー。パットがボーカルを務めるバンドは、車のガソリン代にも事欠く、売れないパンクバンド。彼らが極貧ツアーの中、ようやく出演することができたライブハウスは、なんとネオナチの根城だった。パットとバンドメンバーは、そこで殺人の現場を目撃してしまい、ネオナチ軍団から命を狙われる事態となってしまう。圧倒的に不利な状況で、グリーンルーム(英語で「楽屋」の意味)に閉じこもったパットたちは、アイデアと反骨精神を武器に極悪非道なネオナチ軍団に立ち向かう。主人公パット役をイェルチンが演じるほか、「マイ・ファニー・レディ」のイモージェン・プーツ、「新スター・トレック」のピカード艦長や「X-MEN」のプロフェッサーX役でおなじみのパトリック・スチュワートが脇を固める。(映画.comより)

予告

 

65点

パンクロッカー達の受難

不幸な事故によって若くして他界したアントン・イェルチンの遺作・・・の一個前の作品です。

そういえば僕が彼を知ったのが『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』なんですよね。

スティーブン・ソマーズ監督の良いところが詰まった映画なので未見の方は是非観てほし作品です。

さて今作『グリーン・ルーム』は一言で言えばよくある密室系のスラッシャーホラー(終)

ぶっちゃけ見どころらしい見どころはあんまりなくて、ゴア描写好きにはたまらないシーンはあるものの全体的には雑な作りでした。

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ザックリとストーリー紹介

・売れないパンクロックバンドの「エイント・ライツ」はDJにとあるライブハウスを紹介してもらった。

・そのライブハウスはナチの集まりにも関わらず「エイント・ライツ」は反ナチの曲を演奏。

・一触即発になりつつも無事ライブを終えたエイントライツは楽屋に戻る。

・しかしそこでメンバーは殺人の現場と鉢合わせてしまう。

・殺人の実行犯を抑えるメンバーだったが、ライブハウスのオーナーに取り囲まれる。

・そこでオーナーと話し合いの末、パットは銃を手渡し警察を呼んでもらうことに。

・しかし渡した銃から手を話す時にパットは手をマチェットでズタズタに切り裂かれる。

・生きて返す気がないことを感じ取ったメンバーは、オーナー達から逃げることを画策。

・散り散りになって逃げるメンバーに対して、殺し屋や闘犬を放ち一人また一人散っていく「エイント・ライツ」のメンバー。

・最終的にはパットと女の子(名前忘れた)が逃げ延び、オーナーを後ろから銃殺してEND

唐突で説明不足なストーリー展開

(本作のヒロインさん。僕のストライクゾーンな子でした)

この映画は楽屋(グリーンルームというらしい)に閉じ込められる所から襲われるところまで、あんまり説明がないです。

いや、説明がなくともわかるには分かるんですけどね。

何というか本来映画にあるはずの中継地点が省かれているように感じるんですよ。

特にオーナーがなにもんで、何がしたいのかがイマイチピンとこなかったですね。

まあ、オーナーの正体は詳しく言及されずとも、簡単に殺人の身代わりを子分にやらせたり、明らかにヤバイ二人組の殺し屋や人食いワンちゃんを飼ってるあたりどう考えても「そっち系のお人」ってのはわかるんですが。

ただ「コイツはやべーぞー」的なヒストリーや盛り上げるための説明的なものがないんで、僕はちょっとノレなかったです。

この監督さんの『ブルーリベンジ』も観たは観たんですけど、これまた説明不足(多分意図的な)であんまり面白くなかったので、恐らく僕とこの監督さんは相性が良くないんでしょうね~。

ゴア描写はキワキワで大変よろしい

(オッド・トーマスとは違い弱そうな役のパット。腕を切り刻まれるシーンはとっても痛そうでした)

ストーリーは微妙でもゴア描写はかなり良かったです。

パットが銃を渡す所で、腕をドアの隙間から出すんですけど・・・その瞬間にマチェットでズッタズタに切り裂くんですよね。

その痛々しさとしたらもういっそ腕を切り落とされたほうがマシってレベル、しかもロクな手当の手段もないもんだからテープでグルグル巻きにするだけ。

他にも犬軍団の惨殺とかはかなり怖かったですね~。

僕の家ではイッヌを飼っているんですけど、昔から気性が激しくて手とかも噛み傷らだけでした。

ただソレでも犬からすれば相当の手加減しており、もし全力で殺しに来たら何一つ反撃できないまま昇天するんだろうなあって思います。

そんなイッヌさんの本気を見れるんは中々エキサイティングでしたね。

まあ、動物好きすぎてたまらない人には犬がやられるシーンは心痛いかもしれませんが(でも作り物だからね!)

 

そう言えば『僕のワンダフルライフ』って犬が生まれ変わる映画ではある撮影シーンで物議を醸し出していましたね。

確か犬を無理やり水の中(もちろん、温水で安全も確保はしている)に落とすシーンで、トレーナーさんが泣く泣く水の中に押し込んでてちょっと見るに堪えない感じでした。

どれだけ安全を確保していても犬にとっては嫌なことなので、なんともいえませんな。

あまりにも制限すれば何もできなくなるし、妥協しすぎれば犬にとってのストレスになる・・・うーん、難しい。

パンクロックバンドという設定にあまり意味がない?

(パンク感マックスなアクションが欲しかったなあ)

この映画で主役たちがバンドである意味がなかったような気がします。

どーせパンクロックという設定があるんならギターを改造して武器にしたり、弦を使ってトラップをしたりとか観たかったですね~(デッドライジングっぽくなるね)

あ、一応アンプ?みたいなのを使っての電気トラップはあったか。

何かしらパンクロックらしい何かをマゼマゼコネコネ入れてほしかったものです。

 

ちなみに凄くどーーーーーでもいいお話なんですけど、僕はわりと音楽好きで色々と聞くんですよ(今時の子が好きそうな曲から30代のおっちゃん全盛期の曲まで雑食)

そんでのりたまがカラオケ大好きなんでよく付き合うけれども、メッチャ歌下手なんですよね僕(のりたまはムカつくくらい上手い)

なんでまあ綺麗に音やリズムがとれるような練習ってなんかないかな~と思うんですな(音域が狭いのではなく、音がきれいに取れない)

どーしてもコソ練してのりたまにリベンジしたいのだけれども・・・もし誰か音楽に詳しいお方がおりましたら、良い練習方法とかコメント欄でご教授くださいm(_ _)m

(このブログ何のブログだっけ・・・)

まとめ

B級映画みたいなノリでかる~く観る映画でした。

ゴア描写以外はあまり見どころはなく、かと言って女の子のお色気も皆無なので人によってはツマラン映画となってしまうでしょう。

個人的にはゴア描写が良かったのとアントン・イェルチンが観れただけで満足でした。

あ、そういやプロフェッサーXも出てたけど・・・明らかに名優の無駄使いとしか思えなかったですね。

 

超面白いので騙されたと思って観て欲しい一作。

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2 Responses to “[アントン・イェルチンと]グリーンルーム ネタバレ 感想[パトリック・スチュワート]”

  1. より:

    ゆでたまさん、こんにちは。
    B級ホラーと言えば、最近「Get Out」観たんですがとても
    脚本が上手に練られて面白かったですよ♪
    アイデア勝負ですね。是非ご覧になって下さい。
    この映画もまた観てみますね。
    音はコーラスとか皆で歌うと、音ズレが分かりますね。
    私も超音痴だったのですが、合唱するようになって
    大分マシになりました。
    のりたまさんと一緒にハモってみたらどうでしょう。
    そのうち上達すると思いますよ!

    • ゆでたま より:

      雪さん、こんばんは!
      タイムリーなことに「Get Out」は、僕も気になってて観たんですけど面白かったですね~。
      あ~いう低予算だけど脚本がしっかりと練られた作品を観ると映画って本当にいいもんだなあと感じます。
      ちなみに最近色々と忙しくてまるで記事書く余裕なかったけど、だいぶ落ち着いてきたのでまたマッタリと再開しますね(^^)

      合唱ですか~、楽しそうですね。
      小学校とか中学では音痴なせいで歌が嫌いだもんだから合唱の時間は苦痛でしょうがなかったけど、最近音楽に目覚めたので興味津々です!
      PS4でDAMカラオケ出来るので合唱曲を意欲的に取り入れて練習してみます!!

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