[車と女と銃さえあれば]ベイビードライバー ネタバレ 感想[映画は成り立つ]

ベイビー・ドライバー (字幕版)

あらすじ

「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」などで知られるエドガー・ライト監督が、音楽にのりながら驚異の運転テクニックを発揮する若きドライバーの活躍を描いたオリジナル作品。天才的なドラインビングテクニックで犯罪者の逃走を手助けする「逃がし屋」をしているベイビーは、子どもの頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているが、音楽によって外界から遮断さえることで耳鳴りが消え、驚くべき運転能力を発揮することができる。そのため、こだわりのプレイリストが揃ったiPodが仕事の必需品だった。ある日、運命の女性デボラと出会ったベイビーは、逃がし屋から足を洗うことを決めるが、ベイビーの才能を惜しむ犯罪組織のボスに脅され、無謀な強盗に手を貸すことになる。ベイビー役は、「きっと、星のせいじゃない。」で注目された若手俳優のアンセル・エルゴート。ヒロインとなるデボラを「シンデレラ」のリリー・ジェームズが演じるほか、ケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックスといった実力派ベテラン俳優も共演。(映画.comより)

予告

 

75点

オシャレでクールだが中身はすっからかん

何が良いかと言われれば音楽と映像、何が悪いかと言われればシナリオ・・・と良し悪しと言うか面白さのメリハリがある作品だったのではないでしょうか。

まあ、ハッキリ言ってしまうと中身が本当にないんですよね。

シナリオに捻りもないしかと言って王道をいくカタルシスもあんまりありません。

それでも素直に面白かったな~って思えるのは、エドガー・ライト監督お得意の「映像と音楽をシンクロさせる手法」が際立って良かったからではないでしょうかね。

 

あ、ちょい関係ない話だけど「ベイビーは耳鳴りが酷くて音楽を聞いているって設定」だけど僕も耳鳴り凄いんですよね。

酷い時は無音の空間に行くと自分の耳鳴りがうるさすぎて頭が痛くなるほどです。

まあ、5~6年ずっと続いている耳鳴りなんで流石に慣れはしましたけど、たまに無音の世界が恋しくなったりもしますね。

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ザックリとストーリー紹介

・目と耳の不自由な老人と一緒に住むベイビーは、ドクに借りを作ってしまい借りを返すために言いなりとなって強盗のドライバーをやっていた。

・そんな日々を繰り返していたある日、ベイビーはウェイトレスをやっているデボラという女性に恋をする。

・デボラと静かに暮らすためにドクへの借りを返し終えたベイビーは強盗ドライバーを引退。

・しかしドクはベイビーを手放す気はサラサラなく、老人とデボラをネタにドライバーを無理やりやらされる。

・新たな強盗メンバーと合衆国郵便局を襲撃する作戦を立てるものの、ベイビーはデボラとの逃避行を考えていた。

・襲撃当日にベイビーは仲間を裏切り、デボラと逃げる。

・しかしメンバーの一人であるバディは、ベイビーが逃げたせいで恋人のダーリンが警察に撃たれて死亡。

・恋人を殺されたバディは逆恨みでベイビーとデボラを執拗に追いかけるが二人に返り討ちに合う。

・最後に立ちはだかるのはドクだが、ドクはベイビーを逃がすことを決意。

・二人は車にのって逃げるが最終的には警察に囲まれ御用に。

・だが今までベイビーが強盗ドライバーを続ていたのは本心からではなく、また他者を気遣える優しい青年だとベイビーが出会ってきた様々な人が裁判で証言をしていた。

・1年ほどの刑期を終えたベイビーをデボラは車と爽やかに出迎えEND

ついノリたくなる(許せちゃう)メロディ(映画)

(事故の原因とかのエピソードがほしかったな~)

シナリオ面に関しては色々言いたいんですよ、煮詰め不足!ご都合主義すぎ!ていうか色々とツッコミたい!。

でもそんなのはどうでもいいかなとも思えちゃったりもしたりします。

何故ならあらゆるめんどくさいこと(倫理観とかリアリティとか)を軽快なリズムとスタイリッシュな映像とカッケー車と美女でごまかせちゃってるからなんですな。

こういった勢いで押し通す所にエドガー・ライト監督らしさを感じますね。

80年代風味がそこはかなとなく心地いい

(こういうキザなセリフが何となく懐かしい)

まあ、この映画っていうなれば古き良き80年代のアクション映画じゃないでしょうか。

スーパーご都合主義ラッシュな感じが何ともそう思うんですよね。

例えば『ダイハード』ではジョン・マクレーンが独断で二桁は余裕で人殺してるけど、悪人を成敗するためだし何より警察官だから無罪放免!

最近で言えば『96時間』とかも中々メチャクチャですよね。

娘のためなら人が住んでるかもしれない街に手榴弾は投げ込むわ、人んちの嫁(無関係な一般人)の腕をぶち抜くわ、悪党とは言え割とエグい拷問するわとやりたい放題、なのにケロッとしている。

でもね・・・面白ければいいんです、スカッとすればいいんです、それが80年代のアクション映画なんです。

エンディングロールが流れた瞬間に「面白かった!」と思えたのなら、倫理観も道徳観も多少の矛盾やご都合主義だなんて些細なものですからね。

それが80年代映画にはありふれていましたし、今作はそんな時代に対するリスペクトのようなものを感じますな(ラストシーンの車と美女なんか凄いそれっぽい)

音楽と映像だけではもう満足できない

この映画にはおっさんキラーないい所は沢山あるのは確かです、でもご都合主義とかが許せても満たされはしないんですよね。

今の時代感動や感傷なんてものはありふれています。

手元のスマホでyoutubeを観るだけで、手軽に感動や感傷にひたれちゃう、でも昔はそうではなかった。

映画を通してでしか得られない感動や感傷なんかは沢山あったんです。

しかし手軽にそれらを手にできる今、僕らは映画というコンテンツにより多くのものを求めるようにもなりますよね。

そして映画側が求めるものを与えられないのなら「これだったらyoutubeの素人の作ったやつのがオモシレーわ」って結論になっちゃいます。

そういう意味ではこの映画には溢れかえっている80年代に浸れる動画以上の価値はありません

やっぱり何もかも都合良すぎるし、歯切れも悪いんですよね。

もしかしたら綺麗な映像や象徴的なシーンのみで、人々を引きつけられる時代は終わりつつあるかもしれません。。。

映像、シナリオ、音楽、この三拍子をハイレベルで揃えていかないと満足しなくなってきている自分が実際にいますからね。

あ、でも音楽は多少アレでもいいっか(なんじゃそら)

まとめ

総評としては男として・・・いやおっさんとして眩しい映画でした。

だって美女との出会いから逃避行までのシチュエーションがおっさんの心をくすぐってくるんですもの。

いや~、車に美女を載せてハイウェイを走るのに夢を見ていた高校生に戻った気分でしたね~(厨二病)

まあ、基本的にはお気楽に見れる王道エンタメ映画なので万人にオススメできる作品でしたよっと!

 

エドガー・ライト作品と言えばこれですよね。

ちょいとクセはあるけど面白いです。

終盤の勢いで押し切る感じが最高に面白い。

エドガー・ライト作品では唯一続編を出して欲しい作品ですね~。

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