ネットでお金を稼ぐ(yotube、アフィリエイト)事について

先日コメントの方で教えて頂いた「youtubeの動画のために8歳の子供が熱湯をストローで飲んで亡くなってしまうという痛ましい事件」に関して、自分なりに色々と思うことがありました。

そんであれやこれやと語りたい事があるので、ちょっとばかし書いていこうと思います。

ただ倫理観や道徳観といったものよりは、お金、仕事(ネットビジネス)、クリエイターなどといったキーワードよりの内容になってます。

多少自分語りがあったり、説教臭かったりするかもしれませんが・・・youtubeやネットという土俵でお金を稼いだりすることに関して興味のある方は読んでみてくだされ。

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youtuberになるということ、ネットでお金を稼ぐことについて

「好きなことで生きていく」という魅力的だけども、僕ら30代以降のおじさん世代からすればどこか皮肉のようなものを感じるキャッチフレーズとともにyoutuberを目指す人が大量に増殖しました。

今では子供の将来の夢ランキングの常連でもあり、親の頭を悩ます種でもありますね。

さて、youtuberという職業の良し悪しについてはあまり関心はありません。

仕事の定義を語りだしたらキリがないですからね。

ただまあ、自分に子供ができたとしたらyoutuberを目指すのは20歳以降にしなさいと言うでしょう。

その理由はyoutuberという職業(ネット広告などのアフィリエイト含む)に可能性がありすぎる(いい意味でも悪い意味でも)からです。

唐突な告白をしますと、僕もアフィリエイトはやっています。

そしてその収益は少し前からそれなりに大きなものになりました。

もちろんこのブログではなく、本格的にアフィリエイトに特化した別のサイトでのお話です。

アフィリエイトで月に5千円以上の収入を出せるのが、全体の5%以下なので一応僕もアフィリエイトの世界で結果を出せた人になるのでしょう。

でも収入が増える喜びとともに円形脱毛症にかかるほどにある事で悩むことになりました(後のゆでたま円形脱毛症事件)

まあ、その話は後で話すとして・・・

まずはこういったネットビジネスに挑戦してみた僕の感想を書いてみようと思います。

youtuberとアフィリエイトを同列に語るのは少し乱暴かもしれませんが、どちらも親和性が高く広告で稼ぐという意味ではよく似ていますからね。

好きなことで生きていく事の怖さ

まともな収益が発生し初めて真っ先に感じたのは、ネットビジネスを専業にしていく怖さ。

専業youtuberや専業アフィリエイターとして生きていくということは誰にも守られることはありません。

一応youtuberにも所属先の会社とかはあるけれども、でもその会社は別に人気がなくなった時に守ってくれるわけではないです。

ただ税金やクレームなどの面倒な手続きを引き受けてくれるだけですからね。

好きなことで生きていくという事は常に一人で生きていくということに他なりません。

信用できる相手や頼れる相手がいなくて、孤独なことも多いです。

また追い越し追い抜かれの世界なので、少しでも妥協しようものならあっという間に収益は低迷してしまうんです。

youtuberやアフィリエイトに可能性がありすぎると言いましたが、その可能性は決していいことだけではありません。

ネットビジネスの収入が無限の可能性を秘めている反面、逆に転落の可能性もそこら中にコロコロ転がってるんです。

そんな不安定な中を生きていくのはそう容易くないんですよね。

仮に月に100万程度稼げたとして、どっかでコケて地面に這いつくばってしまうような事があった時・・・果たしてそこから這い上がれる自信がどれほどの人にあるのでしょうか?

恐らく僕には無理です、きっぱり諦めてこの業界を去り、退屈な日常へと帰るでしょう。

でもそれは兼業だから出来ること、、、もし専業なら・・・?そのストレスは計り知れるものではないです。

こういうことを言うと「企業で働いててもある日突然解雇される可能性もあるじゃない?」って思うかもしれませんが。

そりゃそうです、だけれども問題は企業と個人では転落の可能性が段違いだって事なんですよね。

そんな超ハイリスクハイリターンな職業に幼少期から触れることができてしまうこの業界は、現代を生きる子どもたちにとっていい影響よりも圧倒的に悪い影響の方が多いと言わざるおえないのではないでしょうか。

お金持ちになっても幸せになれるとは限らない

ヒカキンやはじめしゃちょーのような超有名youtuberになればお金の心配はなくなります。

たとえ人気がなくなって収入がゼロになった所で、財産でいくらでも生きていけますからね。

でもお金が沢山あった所で幸せになれるとは限らないのは、映画好きな人なら実によくわかるのではないでしょうか?

例えばハリウッド俳優は人気さえあれば一本何億~何十億ドルという正気の沙汰とは思えない金額をもらいます。

では彼らはみな幸せですか?そんな事はありません。

ドラッグやアル中、暴力行為、過激な発言、といった問題を起こして最後には自殺する人までいるんです。

その理由は何か?それは承認欲求の消失です。

人という生き物は基本的に承認欲求の塊でして、その承認欲求をてっとり早く満たしてくれるのがお金なんです。

だから人って基本的にお金が好きなんですね。

でもそのお金が有り余るほどあったら人は次の承認欲求を求めます。

それが人気や知名度や権力になるわけですね。

歌手やハリウッド俳優が無償で社会奉仕するのは名声や人気を得たいからというケースも少なくありません。

だけどもお金と違って人気や知名度はとっても不安定だから簡単には手に入らないし、お金のようにいくらあったら安心とかもないんですよね。

だからハリウッド俳優は承認欲求を満たされずに自暴自棄になってしまうんです。

そしてyoutuberやネットビジネスは巨額のお金を稼げないと安心して生きていけないけれども、稼ぎすぎてしまうと今度は承認欲求の向かう先が行方不明になり。。。

最終的な着地点はハリウッド俳優とおなじになるわけです。

もちろん、これはハリウッド俳優を例に最悪のケースを想定した場合であって、必ずしもこうなるというわけではありませんけどね。

「好きなことで生きていく」なら覚悟と責任を持たなくてはいけない

上でも言ってるようにただお金と自由目当てではyoutuberになろうがアフィリエイターになろうが、その後は不幸になる可能性が高いです。

こういった事は成功してからでは遅いんです、取らぬ狸の皮算用なんて言ってるようでは遅いんですね。

自由とお金と人気を手に入れるという事は決していいことばかりではないんです。

大いなる力には大いなる責任が伴う

ベンおじさんではないけれども何事にも代償と責任は必ずあるのです。

多額の収益の発生はそれだけその人に影響力がでてきたということ。

youtuberであればその人の作成した動画を観た誰かが影響され人生に変化が起こるってことなんです。

クリエイターの責任と信念

ここで途中で少しお話した、僕の円形脱毛症の原因になった話につながります。

僕の作ったアフィリエイトサイトはいわゆる「お悩み解決系」でして、その分野の悩みに詳しかったので作ったんですね。

最初は少しでも同じ悩みの人がその悩みを解決できて、なおかつ自分の生活が潤えば・・・なんて気軽な気持ちで作ったサイトなんです。

でもそれが思った以上に反響があり、それなりの来訪者と収入になったんですね。

しかし日増しに増える訪問者の数と増えた収入と反比例するのように僕の精神と頭皮が摩耗していったのです。

「本当に自分の知識は正しいのだろうか?」

「もし、アノ記事で書いたアレが間違っていたら・・・」

「ダメだ・・・もっと勉強してその分野を学ばなければ!!」

顔の見えない人に頼られるプレッシャーで、僕は自分の書いた記事に妥協ができなくなりました。

「自分の言葉1つで顔の見えない誰かが大切なお金を使って、悩みを解決しようとしている」・・・それを考えたら1つのミスも許せなくなりました。

妥協をしないことは自分の自由な時間を削り、趣味だった事を仕事へと変化させていきました。

更に収入の金額が大きくなれば今度は「柵」も大きくなっていくのです。

それらにホトホト嫌気がさしていたのが、円形脱毛症事件だったのでした。

もちろん、こんなのは自己満足でしかありません。

だけれどもその自己満足は決して無駄ではないと思っています、信じています。

僕が妥協をすればその妥協は誰かに影響しその誰かは効果のないものを買ってしまったり、悩みが余計酷くなったりしかねません。

また粗雑なサイト作りは❝稼ぐことしか考えないクリエイター❞の誕生に手を貸すことになるのです。

youtuberも同じです。

ただ稼ぐだけしか考えない動画作りは間違いなく、負の連鎖を巻き起こすことになるわけで、、、それが冒頭でお話したような事件とかですね。

人は影響されやすい生き物だから「力」を持ったクリエイターには責任が伴う

いいものを作って人に幸せになってほしいというのは僕の自己満足であり、承認欲求です。

そんでそんな考え方の原点も別に僕が人生の中でみいだした~とかって大層なもんではなく、宮沢喜一のある一コマのセリフ(漫画TOUGH)なんですよね。

でも・・・たかが漫画、されど漫画に僕は影響を受けて生き方にまで変化が生じたんです。

まあ、僕は極端かもしれないけど(超影響されやすい性格だから)多分人って誰でもそんなもんなんですよ。

案外誰かに何かに簡単に影響を受けてその後の人生が決まっちゃうんです。

今youtubeはテレビ以上の影響力を持ちつつあり、テレビよりもyoutubeを観てる人が多いのも当たり前になってきています、ていうか僕もその一人です。

でもそんな誰でも気軽に無料で楽しめて、人々の生活の一部になりつつあるyoutubeの動画作成の裏に感じるのは、「金を稼ぐためならなにをしてもいい」という危険な思想です。

まあ、嫌って程ニュースになってるんでみんな感じている事ですよね。

そしてその影響をモロに受けるのは当然視聴者であり、更に言えばまだ思考も様々なものに染まりやすい未成熟な幼い子供たちなんです。

それにファンを多数抱えたクリエイターの与える影響は子供だけなく、大人にまで作用してしまいます。

 

また動画は専業のクリエイターだけではなく、一般人も投稿しています。

yotubeもアフィリエイトも発展途上なジャンルのビジネスであり、意図せず膨大な収益を発生させてしまうことは珍しくありません。

だから一般人が投稿した動画で人気が出てしまい、それが利益に繋げられると知ってしまう事もあるんです。

そうなると一般人は一般人であることの権利❝その他大勢でいられる特権❞を失い、影響力と責任を持たなくてはいけない❝クリエイター❞にはからずもなってしまうのです。

意図せず「力」を持った人間は、その力を常々持て余してしまうものです。

もしくは力に酔いしれてひたすらに力を追い求めて、他人が見えなくなってしまうんです。

これからも増え続ける「自由」な仕事とその「リスク」

youtubeやアフィリエイトによってお金を稼ぐ人は間違いなく増えていきます。

もしかしたら更に別の何かしらの自由に生きられる仕事が出てくるかもしれません。

それだけ現代人は縛られずに仕事して生きていきたいという欲が強いのでしょう。

でもその反面、自由な仕事のリスクについてもよく考えておく必要があります。

・収入が大きくなっても幸福に直結するとは限らない

・専業は中途半端に稼げないと更に多くの悩みを抱える

・だからと言って安易に稼げる「危ないやり方」は負の連鎖を産む

・稼げるという事はそれだけ他者に与える影響も大きなものになっている

誰にも縛られないようで、こういった個人事業主というものは非常に多くのものに縛られているんですね。

また驚くことに最近知り合いに聞いた話では、会社勤めしている親を見下す子供が増えているらしいのです。

それはyoutberなどの自由な仕事=カッコイイ、会社勤め=ダサいと言った風潮があるらしいとのこと。

芸能人と親は比べないのに何故youtuberだと比べるのか?それは距離感の違いなのかもしれません。

youtubeって今や中学生ですら気軽に動画投稿できちゃいますからね。

だから現代っ子には会社に守られるメリット・デメリット、自由に生きれる仕事のメリット・デメリットを早い段階から教えるべきかもしれません。

自由とお金と知名度は決して大手を振っていいと言えるものではなく、それを手に入れるという事は責任と覚悟を持たなくてはいけなくなるのですから。

 

べらぼうに長くなった上にまとまりのない文章で、しかも感情のままに書いてしまったこの記事を最後まで読んで頂ける人がどれほどいるでしょう。

しかし文才のなさっていうか語弊に乏しいと、ネットで物申すマーン的な記事は更にヘンテコになっちゃいますね。

まあ、おかしなところがあったらツッコんでやってください。

それでは最後まで記事を御覧いただきありがとうございました!

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2 Responses to “ネットでお金を稼ぐ(yotube、アフィリエイト)事について”

  1. より:

    ゆでたまさん、こんばんは!
    記事をありがとうございます。ゆでたまさんもそんな経験が
    あったんですね!分かります。私はアフェリを買う側でしたが
    くだらない商品を紹介する人間は二度と信用しませんでした。
    それだけ強い責任をもって、取り組まれているのは
    素晴らしいです。
    ただお金儲けだけの人は全然生き方が違うと思いますよ。
    企業なら解雇されても失業保険が下りたり、社会保障が
    ありますからね…、まだ社会に出ていない子供があぶく銭を
    稼ぐことに憧れるのは恐ろしいですね…。

    私は子供の頃は漫画家、今は映画の脚本家を目指していますが、物を創作する人間としてきちんと責任を引き受けないといけないと常々思っています。特に子供や若い人はまだ自分の考えが固まっておらず、思った以上にメディアに影響されやすいです。ただ楽しむだけでなく信じ込んでしまい、知らないうちに自分の中に取り入れてしまいます。
    私が書いたことで、世の中に偏見が広まったり、誰かが傷つくかもしれません。どうしても誤解は避けられないですが、ネタにするために、面白半分でテキトーなことを書いてはならないと思っています。誠実に真摯に、ちゃんと見る人の人生の重さを
    受け止める覚悟を持たなくては、物書きとして失格でしょう。
    またも堅い話になってしまいましたが、クリエーターとして
    この記事を読んで身が引き締まる思いでした。
    次は面白い映画の紹介を楽しみにしています♪

    • ゆでたま より:

      雪さん、こんにちは!
      いえいえ、自分で書きたいことを書いているだけです(^^;)
      そうなんですよね、信頼を失えば二度とリピーターになってもらえないし、そもそも他人を騙して気が引けないのかな?なんて当たり前すぎることを考えちゃいます。
      それにアフィリエイトの本質って企業のような支配や柵から少しばかり離れ、個人から個人へと本音で紹介できて、いいものを流通出来るwinwinの関係だと思ってます。
      なのに売上だけ考えてたらアフィリエイトのいいところを潰してるとしか思えません。

      そうなんですよ、企業の保護がどれだけ社会的に優秀なのかをしっかりと知ってほしいです。
      ネットビジネスは自由を手に入れられる!とか情報商材を売るためのサイトも腐るほどありますからね。
      手に入れた先に何があるのかもわからないのに、若い世代が容易にそう言った事に目を触れられちゃうのがなんとも・・・。
      本当にこれからの時代どう変わっていくのが恐ろしいもんです。

      仕事となると尚の事柵が増えていき、考えなくちゃいけないことも増えちゃいますよね。
      そしてどれだけ誰にも悪い影響を与えないように、気を使っていても絶対に多かれ少なかれは誰かに影響を及ぼしてしまう。
      逆に言えば誰でも気軽に映像作品をみれる現代が、クリエーターの表現の自由に枷をかけてしまうってるのでは・・・?なんて事も考えちゃいます。
      何にせよ、複雑化していく現代においてもクリエーターが持つべきものは雪さんのおっしゃる通り「受け止める覚悟」なのは間違いないと思います。
      色々と映画は観てるのでマッタリと映画の記事も書いていきますね(^o^)

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