スターウォーズ フォースの覚醒 ネタバレ 感想

あらすじ

2005年の「スター・ウォーズ　エピソード3 シスの復讐」で新3部作が完結してから10年ぶりに製作・公開されたSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」のシリーズ7作目。オリジナル3部作の最終章「ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に描かれる、新たな3部作の第1章。テレビシリーズ「LOST」や「スター・トレック」シリーズなどで知られるヒットメーカーのJ・J・エイブラムス監督がメガホンをとり、脚本にはオリジナル3部作の「ジェダイの帰還」「帝国の逆襲」も手がけたローレンス・カスダンも参加。音楽はおなじみのジョン・ウィリアムズ。無名から大抜てきされた新ヒロイン、レイ役のデイジー・リドリーのほか、ジョン・ボヤーガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、ドーナル・グリーソンといった新キャストに加え、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジナル3部作のメインキャストも登場。(映画.comより)

予告

６５点

不味くはないけど毒にも薬にもならない

まず僕はスター・ウォーズシリーズって全作観てるはずなんですけどほっとんど記憶に無いんです。

一度観た映画はわりと大抵覚えてる方なんだけどあまり思い入れのないシリーズはどーーーしても忘れちゃうんですよね。

「じゃあ、何で観てんのよ！」ってファンの人には言われそうだけど思い入れがないからといって嫌いなわけではないんですよ。

何だかんだSFチックな世界観やライトセーバーでのスタイリッシュな戦闘は毎回楽しみにはしていますからね。

とまあスター・ウォーズシリーズは全作観てるけど基本的には超絶にわかなのでとんちんかんな感想を書くかもしれないけどご容赦下しさい。

ザックリとストーリー紹介

・ファースト・オーダーがルーク・スカイウォーカーの居場所を記した地図をレジスタンスを強襲

・BB-８に地図を手渡しポーが捕まる

・ファースト・オーダーに疑問を抱く兵士フィンが自分の脱走を手伝ってもらうためにポーを逃がす

・何とか逃げ切ることには成功するがフィンはポーとはぐれてしまう

・一方BB-8は逃げた先でレイに協力してもらい成り行きでフィンとも出会い行動を共にする

・３人はファースト・オーダーの追手を振り切りハン・ソロと出会い助けてもらう

・３人はマズ・カナタがレイがファースト・オーダーに攫われる

・レイの救出＋銀河を救うためにハン・ソロとフィンはレイア姫率いるレジスタンスと共に敵地スター・キラーに乗り込む

・混戦の中ハン・ソロは敵の大将であり実の息子でもあるカイロ・レンを説得するがライトセーバーで腹部を貫かれ死んでしまう

・レイはカイロ・レンとの戦いでフォースに目覚め勝利してスター・キラーの破壊にも成功してEND

ストーリーは王道中の王道

メインのストーリーがメッチャ王道でしっかりした作りなので基本的に突っ込むことはないです。

まあ、しいて言えば映像的には大したことないけどよく考えたら結構エゲツナイシーンはあるんで大人も子供も楽しめるように工夫はしてるのかなって思います。

（序盤のレジスタンス全滅とか結構容赦無いしモンスターに食われるシーンは割とグロい）

あとはお調子者にかわいいロボットにツッコミ役の主人公とまー定番中の定番です。

ただ・・・王道ではあるけどキャラのインパクトは正直弱いです。

うーん、今までのスター・ウォーズシリーズもこんなんでしたっけ？

クスッとさせるセンスは一流

定番のキャラばかりだけど要所要所でクスッとさせるのは上手かったです。

主人公のレイはしっかりもののように見えて天然ボケをかましたりしてて可愛かったですね。

フィンは「THEおもしろ黒人」って感じでシリアスになりすぎること無く適度に笑わせてくれます。

ハン・ソロことハリソン・フォードもインディジョーンズライクなツッコミ役をしてて面白かったです（インディにしか見えなかった）

BB-8が可愛すぎる！

スター・ウォーズといえばお供のロボットです。

今回は新キャラ（だよね？）のBB-8が登場するんですけど・・・

とにかく動きが可愛いいんです。

フィンに電撃食らわしたりライターの火みたいなので(o^-‘)bってしてみたりとゆるキャラのような可愛さでほっぺが緩みまくりでしたよ。

階段を降りるのに一段一段下を見ながら注意深く降りてる姿にはおもわずのりたまもホッコリ。

あぁ、もしできるならBB-8単体で「ウォーリー 」のようなロボット作品を撮ってほしいな～。

ちなみにアマゾンではスマホで動かせるBB-8も売ってて凄まじいクオリティです。

動いてる所はこんな感じ。

技術の進歩って凄いなあ・・・

歴代でもっとも女性が活躍している？

本編とは関係ないんですけど今作って主人公にかぎらず女性が結構登場するし活躍の場も多かった気がします。

今までのスター・ウォーズシリーズって野郎ばかりで男臭かったイメージが強かったんで斬新でしたよ。

あ、一応念のために補足しておくと僕は女性が出るのがいいとか悪いとかのようなフェミニズムについて論じる気はないです（＾＾；）

まあ、題材がジェンダーな映画なら感想とかを書くかもしれませんけどね！

さて本題ですが、今作は主人公が女性なだけではなくストームトルーパーのリーダー（上官？）のキャプテン・ファズマが女性だったりレイア姫がレジスタンスのリーダーだったりと女性が活躍してるんですけど・・・

あまり必要がないというか意味がなかったな～って感じちゃいました。

ん～、というよりは監督が女性を多く登場させる意外性を生かしきれてないのかもしれません。

キャプテン・ファズマは意味ありげなキャラなのに顔も出すこともなくゴミ箱に没シュートされちゃうしレイア姫もレジスタンスのリーダーなのに何となく影薄いしね。

ついでに主人公はフォースに覚醒してからも地味＆地味で「今度のスター・ウォーズは女性が大活躍だぞ！」ってのを活かせてないなーって思いました。

もっとこう男のジェダイにも全く引けを取らない強烈な女性像が観たかったんですよね。

まあ、レイの能力の目覚めるスピードや使いこなすスピードが過去と見比べても異例らしいのだけれども正直映像では全く伝わってこなかったのでインパクトがないんですよ。

むしろカイル・レンがフォースのプロなのに初心者のレイと痛み分けしてしまうものだから情けないキャラに見えちゃいました。

ケガをしてたからという部分を差し引いても弱すぎるよーな・・・

アクションはかなり残念

観る前はフォースに覚醒→超ド派手な映像とともに敵をなぎ倒しまくり～っていう無双を期待してたんですよ。

なのに一番の見せ場である覚醒後もただただフツーーーのチャンバラでした・・・

上にも書いたけどカイル・レンがカリスマゼロでしかも弱いもんだから余計にアクションに花がなかったです。

うーん、せっかくフォースという人間離れした動きを正当化出来る能力があるのにそれを活かさないのは何か理由があるのだろうか？

しかも先日観た「シビル・ウォー」のアクションが良すぎて目が肥えてたのもあり今作のアクションに関してはかなーりガッカリでした。

レイの正体は？

やたら機械に詳しかったりと最初はハン・ソロの娘なのか？なんて最初は思ってたらレイア姫もカイロ・レンも華麗にスルーしてるんで違うのかな。

ということは戦闘力も高いしフォースも使えるからルークの娘なのか？

ライトセーバーを握った時にそんなようなことを匂わせる幻影もでてるしね。

恐らく次回作で掘り下げられるんだろうけど気になりますね～。

まとめ

アクションをのぞけばそれなりに満足できる作品ではありました。

過去シリーズも観てればもっと楽しめるんでしょうけど・・・

流石に多すぎて中々観る気がおきません（＾＾；）

とにかく女性ヒーローに女性が多く登場するようになったのは新鮮な要素なので次はそこをもっと活かして作って欲しいです。

まあ、BB-8が死ぬほど可愛かったんでそれだけでも観た価値はあると思いましたね。

BB-8が可愛くてしょうがないならこれを観るべし！

泣けて笑えて可愛くて最高です。

クオリティの高さに度肝を抜かれました。

まさに映画の中からそのままBB-8が出てきたかのよう。