ルーシー ネタバレ感想

LUCY/ルーシー [Blu-ray]

予告

 

50点

リュックベッソン「こまけぇこたあいいんだよ!」

基本的に脳みそからっぽにして見れる映画は大好物なんですけど、これは流石に空っぽすぎて無理でした。

体内に入った薬物が溶けたら脳みそにそんな作用するかはひとまずおいといて、何で脳みそフル活用したらマトリックみたいな超理論アクションになるのかと。

映画って存在自体がある程度のご都合主義や突っ込み所があって然るべきと思うわけだけど、それをどれだけ映像やストーリーや演技などで説得力を持たせられるか、観客にどれだけ納得させるかが監督の手腕に任せられてるんだけど、ルーシーはそれを全部放棄したようだ。

というか「細かい事はお前らが考えろ。俺は派手なアクションとカッコいい女を撮ってみせるからそれでいいだろ?」と言われてるように感じた。

確かにスカーレット・ヨハンゾンはカッコいいしアクション映えするしリュックベッソンの描くマフィアとかの悪者って妙に恐いんだけど、それもこれも目覚めた能力がどんどんチートになりすぎて「平凡な女性が女戦士と化してマフィアをフルボッコ」の構図にドキドキできないんだよね。

序盤の覚醒したての頃はおれつぇえええみたいな爽快感はあるものの後半のSFみたいなのはついていけなかった。というかマフィア側も少しは危機感をおぼえないのか!?明らかに人外の如き戦闘力を見せられてるのに、それでも刃向かおうとしてるあたりいくらなんでも頭お花畑過ぎるだろってなってしまう。

これがユニバーサルソルジャー程度の強さにとどめて置いてくれたのなら、強くなって人間性がどんどん失われる葛藤とか戦力的にもマフィアでもいい勝負になったんじゃないかなあと思ったり。

しかしモーガン・フリーマンは本当に仕事選ばないな、まあそういうところが大好きなんですけどね。

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