ナイトクローラー ネタバレ感想

ナイトクローラー ネタバレあり

90点

予告

吐き気を催すほどの邪悪

前情報を殆ど仕入れず観たのでジェイク・ギレンホールの演技に度肝を抜かれました。簡単にストーリーをまとめるとまとも職にも就かず犯罪まがいな事で生計を立てていたルイス(ジェイク・ギレンホール)は事故や事件現場をスクープしてテレビに売り込む「ナイトクローラー」に出会う。それが金になると教えられたルイスは早速カメラをもって事故現場に駆けつけるようになる・・・

その様はまさに死体に群がるハイエナの様で警察や被害者からは蛇蝎のごとく嫌われるのだがルイスはそんなことまるで気にしない。

それで助手をやといテレビ局のニーナ(レネ・ルッソ)に事故映像などを売り込んでいくのだけど売れる映像を撮るためなら危険やモラルなんてものはまるで無視、しかも助手には色々偉そうに独特の経営観を説きながら大して給料を出さず危ないことにはガンガン巻き込んでいくという自分しか見えていない人間の典型である。

特にテレビ局への売り込み方もどんどん増長していき、しまいにはテレビ局ディレクターのニーナに関係を求めるくだりはノリタマをもって「背中がゾワッとするほど気持ち悪い」といわせるほど・・・

しかしそんなルイスの映像もだんだんと飽きられより刺激のある映像を撮るため一線を越えていく。殺人事件の起きたばかりの家に侵入し犯人を映像に捕らえてるのに警察に隠してまで撮影を優先させたり助手を見捨てたりともうここまでくるとある種の尊敬に近い感情を抱きましたよ。

人間って案外あくどいことを考えても実行できないしルイスはなんだかんだで自分も身を危険にさらしてるんで彼は彼なりの信念で行動し出来てるんですよね。リスクを犯さずに何かを得ようなんて何も持たない人間にはできない、となると持たざるものが大きなものを得るためにはリスクを犯し誰かをだましずるく生きなければいけない。ルイスの思想に共感できるわけではないけどこんな風にはっきりと意思表示ができ行動できる人間に憧れたりしちゃいます。

ということで登場人物がジェイク・ギレンホール一人でも映画成り立つんじゃないの?と思うくらいい存在感抜群です。あのギョロッとした目には爬虫類のような無感情さや冷徹さを感じつつも絶対に揺るがない信念も感じ取れる、そんな鬼気迫るものがありました。彼は今回の撮影で12キロ落としたらしいですが次にでる映画ではバッキバキに鍛え上げられた体を見せてます。かなり役作りに拘るタイプなのでしょうね。

冒頭からかなり引き込まれるのですが終盤の展開はちょっと無理があるんじゃないのかなーと思いました。さすがにあれだけ犯罪現場で派手に動いてて逮捕されないで逃げ切れてるのはちょっと厳しいと思ったり・・・

でもまあそこまで気にするほどでもないしあんな演技みせられちゃどんなストーリーでも気持ちが満足しちゃってるんで全く問題なしということでおしまい。

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