ゴリラと人型ゴリラの共闘!『ランペイジ 居住大乱闘』のネタバレと感想
あらすじ
巨大化した動物たちが暴れまわる、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースに、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演で描くパニックアクション。ある遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの3頭が巨大化し、凶暴化してしまう。さまざまな動物の長所を取り入れた遺伝子によって巨獣と化した3頭の動物たちには、軍による攻撃も効果がない。巨獣たちはやがて大都会シカゴへと到達し、街中で破壊活動を繰り広げる。元特殊部隊員で動物学者の主人公デイビス・オコイエをジョンソンが演じるほか、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン・モーガンらが共演。「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「カリフォルニア・ダウン」でもジョンソンとタッグを組んだブラッド・オペイトン監督がメガホンをとった。(映画.comより)
予告
70点
ゴリラのジョージが可愛い!ゴリラ萌え!
萌えとかって今絶対使われてないですよね、もはや死語な気がします。
さて今やスタローンやシュワちゃんと肩を並べるほどのドル箱スターであるドゥエイン・ジョンソンことロック様。
『ハムナプトラ2』でスコーピオン・キング(顔のCGだけ)でちょい顔出し後に『スコーピオン・キング』がスピンオフで公開されて主役に抜擢。
その後はこじんまりとしたB級アクションやらコメディやらにでて堅実にキャリアを積み重ねてきたわけですな。
堅実と言いつつ数年で一気にアクションスターのトップに躍り出てるのだからやはりそのカリスマ性はフツーではない。
ということで「とりあえずロック様出せばお前ら観るだろ?」的な映画に名を連ねるのが今回の作品『ランペイジ 巨獣大乱闘』です。
ザックリとストーリー紹介
・エナジー社によって宇宙で研究されていた生物実験で大事故、脱出した一人が実験サンプルを地球に撒き散らす。
・実験サンプルによって動物たちが巨大化し、エナジー社のワイデン姉弟は事態の収束に武装集団を派遣するが全滅。
・そして動物保護区で働いているデイビスの親友の白ゴリラであるジョージもサンプルのせいで巨大化。
・巨大化のせいで凶暴性もまして暴走し始めるジョージを政府が連行する。
・だが連行途中でジョージは大暴れし飛行機は墜落、政府側のハーベイと元エナジー社の社員ケイトとデイビスはそこでアメリカ軍と合流。
・忠告に耳を貸さないアメリカ軍にデイビスはケイトとともにこっそり飛行機を拝借(ハーベイも手伝ってくれる)
・エナジー社で血清を探し当てたデイビスとケイトだったが、巨大化した獣の襲来にあいワイデン姉弟は無事死亡。
・暴れる巨獣を相手にデイビスは冷静を取り戻したジョージと共闘して巨獣退治を開始。
・霊長類最強の男とゴリラが手を取り合い、巨獣を見事退治。
・人々からもジョージの安全性を認められEND
ブラッド・ペイトンとのB級タッグ
監督のブラッド・ペイトンはこれまでにもロック様と『センター・オブ・ジ・アース2』と『カリフォルニア・ダウン』という映画を撮っています。
センター・オブ・ジ・アースはぶっちゃけ微妙な作品でしたけど、カリフォルニア・ダウンは僕は結構好きです。
まあ、この2作を観て分かる通り、いわゆる『B級映画』監督なんですな(予算的なB級の意味じゃなくてね)
こういうB級映画って気分によって楽しめるかどうかが、結構変わってきちゃうんですよね~。
ゴリラのジョージは愛嬌があっていいね!
(ジョージの下ネタが個人的にツボ)
ゴリラのジョージとデイビスのキン肉マン的な友情タッグが見どころな映画なわけだが、そのジョージが実に愛らしい。
『手話』によってコミュニケーションをとるのだが、ジョージは悪い冗談や下品なネタをかますのが大好きなおちゃめなゴリラ。
生真面目なデイビスとはコントの相性がよくて、観ていて和みましたね~。
ていうかジョージの知能の高さとユーモアの素晴らしさとアメリカ軍の間抜けっぷりは観ていて清々しいものがありますな。
やっぱりアメリカ軍は間抜け!っていうテンプレ展開がないとジョージとデイビスが引き立たんしね。
個人的には軍隊が強い映画が好きではあるんですけど、引き立て役としての役回りがうまいならま~噛ませ犬扱いでもいいかなと思います。
巨獣の大乱闘は正直そこまでかな
昨今はマーベル・シネマティック・ユニバースのアクションが飛び抜けて凄いもんだから、ちっとやそっとのアクションでは心踊りません。
というか僕はあんまり巨大化系ってそんな好きじゃないんですよね。
巨大な化け物同士の戦いって全然熱くなれなくて・・・だから『ウルトラマン』とか『ゴジラ』って楽しいって思えないんです。
ウルトランというヒーロー像やビジュアルは好きだったりするんだけどね。
なんでま~今回の『ランペイジ』でもアクションはぶっちゃけ「あ~、なんか暴れとんな~」としか思えませんでした。
それよりもジョージとデイビスのくだらないジョークやフザケあってる姿の方が楽しめましたね。
まあ。ココらへんはホント好み出ると思います。
ロック様におんぶにだっこな映画
この作品ね~、主役がロック様じゃなかったならどうだろう?って考えた時になんとも言えないんですよね。
いや、多分つまらなくはないとは思う。
登場人物はそれなりにキャラが立ってたし、ワイデン姉弟の弟なんか小物感が続々する好きだしね。
でもロック様でないと主役のインパクトがぜんっぜん足りないんでしょうな。
あと個人的にはウォーキング・デッドのニーガンがハーベイ役で出てきたのになんか笑っちゃいました。
もう僕の中でジェフリー・ディー・モーガンは完全にニーガンですからね、多分そういうイメージの人も多いんじゃないかな(ウォーキング・デッドを観てれば)
だからハーベイの笑い方からはもうニーガン的なニュアンスしか感じ取れなくて、でも微妙にいい人だからちょっと感動したりと。
個人的にはこの映画で一番の収穫はジェフリー・ディー・モーガンを観れたことですね。
確か他の映画でも出てて最近僕の中では、気になる俳優さんの一人になっております。
あのニヤケ顔で可愛くて憎めなくて好きなんだよな~。
まとめ
総評として点数低めなのはやっぱり「巨大化戦闘ものが僕の好みではなかった」というのが全てですね。
大衆娯楽作品としてはわりと非の打ち所はないので、わりと万人にオススメできるんじゃないですかね。
あとこれを気に入ったら是非『カリフォルニア・ダウン』も観てください!結構面白いですよ!
センター・オブ・ジ・アースは・・・観なくてもいいかな(´∀`)
家族のために命をはるロック様、家族愛バンザイな定番アメリカンムービー。
記憶から抜け落ちるほど微妙な映画、前作のブレンダン・フレイザーのやつもそんな面白くはなかったんですよね。
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