エージェント・ウルトラ ネタバレ 感想
あらすじ
「アドベンチャーランドへようこそ」でも顔をあわせたジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートが再共演を果たしたアクションラブコメディ。CIAが極秘裏に行っていたと言われるマインドコントロール・プログラム「MKウルトラ計画」を題材に、ダメ男が最強エージェントとして覚醒することから起こる騒動を描いた。日々をのらりくらりと過ごしてきたダメ男のマイクは、恋人フィービーに最高のプロポーズをしようと決心するが、なかなかうまくいかない。そんなある日、アルバイト先のコンビニで店番をしていたところ、謎の暗号を聞かされたマイクは、眠っていた能力が覚醒。スプーン1本で2人の暴漢を倒してしまう。実はマイクは、CIAが極秘計画でトレーニングされたエージェントだった。マイクは、計画の封印を目論むCIAに命を狙われることになるが……。(映画.comより)
予告
80点
ジェシー・アイゼンバーグの魅力爆発!
「舐めてたやつが実はヤバイ奴だったシリーズ」のもう第何作目かはわからないけど、これ系は好きなんでどんどん量産してくれて無問題!
ジェシー・アイゼンバーグが素晴らしい
この映画の魅力の九割と言っていいほどマイク(ジェシー・アイゼンバーグ)の設定や見た目が最高だった!
ジェシーの借りてきた猫のような大人しい演技や全体的に漂う駄目男感と覚醒した時のキレッキレのアクションのギャップが素晴らしすぎる( ´∀`)
そもそも今までの舐めてたら実はヤバイ奴等シリーズって大抵おっさんや記憶を失ったマッチョやイケメンばかり。
「見た目完全にオタクでしかもマリファナばっか吸ってる駄目駄目な奴」なんてそれだけで見たくなるじゃないか。
序盤のヴィクトリア(コニー・ブリットン)に秘められた能力を覚醒させるための秘密のコードを伝えるあたりはゾクゾクしたし、その後のスプーンで殺し屋二人を瞬殺したとこは感涙物だった。
「みたかったのはこれだよこれ!」とさらなる虐殺にテンションがあがっていったのだけど・・・
中盤からのノりきれない展開と燃えきらないアクション
明らかに強そうな二人の登場までは良かったんだけどねぇ(´・ω・`)
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽって高笑いする女なんかは「コイツやべぇ!(;゚Д゚)」とは思ったものの案外すぐ退場しちゃうし、マイクも半覚醒状態なのか戦闘がどうにも及び腰だしでイマイチグッと来ない。
あ、でも警察のおっちゃんが身を挺して高笑い女を足止めした所はベタだけどグッと来た。
でもフィービー(クリステン・スチュワート)とマイクの組み合わせは凄く良い。
ハッパばっか吸ってるけどいざって時はやれる男のマイクと駄目男の面倒をしっかりとみれるフィービーの組み合わせは「ロング・キスグッド・ナイト」のミッチとサマンサみたいで大好きなんですよね。
ただその逃走劇自体は何とも中途半端で煮え切らない感じ。
ネタバレするとフィービーは実は軍に所属しててマイクを作り上げるのに加担した一人で、マイクに本気で惚れてしまっているようだった。
まあ、序盤の展開からしてそうかな~とは思ったけどね。
ただそれによって裏切られたと感じたマイクが「もう誰も信じられん!俺もう引きこもる( `Д´)」とおこになってふてくされてしまって戦闘を離脱しようとしてしまう。
ここら辺がどうにもだらけてしまってね~ヽ(´Д`;)ノ
むしろ自暴自棄になって敵陣に突っ込んでく方が燃えたと思うのですよ。
そして心配して止めに来たフィービーが犠牲になり、マイクが完全に殺戮マシーンと化す・・・なんて展開を予想してたんだけどなあ(´・ω・`)
後半からはエンジンがかかってくる
引きこもってしまったマイクを敵の黒幕のエイドリアン(トファー・グレイス)から狙われたマイクが自宅でヴィクトリアと一緒に敵の戦闘集団と戦う場面は良かった。
追い詰められたマイクがフライパンを投げて兆弾させるシーンとかはそれまでの中途半端な逃走劇で溜まったフラストレーションもあって「やればできるじゃねぇか(#・∀・)」とつい上から目線になってしまった。(ヴィクトリアもちょこっと活躍するよ)
さらにエイドリアンにフィービーが攫われた事を知り、流石の駄目男マイクでもぶっちぎれ。
ホームセンターで色んな日曜大工を使って敵を瞬殺していくのは気持ちよかった。(イコライザーっぽい)
しかも無敵な感じではなく、ちょいちょいやられてるのがなりふり構ってなくていいんだよね。
防御をすてて攻撃に全振り!みたいな攻め方が厨二心をくすぐられる。
ヤバイ奴ではあるんだけど、どこか気が抜けてるのがマイクの可愛らしくてほっとけない魅力だと思う。
最後は全員やっつけてめでたくフィービーとお国の為に働くエージェントになっておしまい。
EDがアニメ調でとってもセンスいい。
まとめ
全体的に悪くないんだけど中盤が若干だれてしまいました。
ライバル的な敵のラファ(ウォルトン・ゴギンズ)は悪くはないもののそこまでインパクトもなかったです、高笑い女の方がインパクトはありましたね。
後ストーリーがめっちゃ説明不足です。
なぜマイクのような戦士が作られたのか明確な説明はないし、そもそもなぜマイクが狙われるかもよくわからない。
国が「ユニバーサルソルジャー」的なものを作ろうとしてるのは何となくわかるんですけどね。
ただそれを差し引いてもジェシー・アイゼンバーグの斬新なアクションやキャラクター設定は最高でした。
あとクリスティン・スチュワートとの組み合わせが良かったですね。
ふたりのロマンスを観てると何だか優しい気持ちになってきます(´∀`)
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