[超絶胸糞!]スケルトン・キー 映画 ネタバレ 感想[驚愕のどんでん返し!]
あらすじ
老夫婦の住む屋敷に住み込みの看護士として働くことになった女性が、徐々に明らかになる屋敷の秘密を目の当たりにし、古呪術の恐怖に襲われるホラー・サスペンス。(ヤフー映画より)
予告
80点
「驚愕のラスト」の謳い文句に恥じない結末
僕は呪術や心霊ものって基本的に好きじゃないんですよ。
だってそういったファンタジーなホラーって何でもありに思えてノレなれないんですよね。
とか言いつつジェームズ・ワンのホラー作品は全部見てたりするんですけどね(矛盾だらけのたまご野郎)
でも今作のスケルトン・キーは自信を持って万人に勧められるホラーです。
その理由は2つ。
1つはラストの展開を予測できる人はあまり多くない。
もう1つは生半可なホラーよりも遥かに胸糞が悪い!
なのでこの2つの系統の映画が好きな人は絶対楽しめると思うんですね。
ただそれだけにネタバレ厳禁なので注意してくださいね!
この記事ではネタバレ全開なので。
目次
ザックリとストーリー紹介
・看護師のキャロラインは職場に不満を感じ、ある屋敷の求人を見て応募することに。
・弁護士のルークを通して介護の仕事をすることになったキャロラインは屋敷を仕切っている老女のヴァイオレットと会う。
・主人ベンはろくに動けないので妻のヴァイオレットが屋敷を仕切っていて、キャロラインは動けないベンに自分の父の姿を重ねる。
・働き始めてすぐに屋敷がおかしいことに気づくキャロライン。
・屋敷には鏡が一枚もなく、しかもベンからは「助けて欲しい」とSOSを出していた。
・屋敷の中を探っていると呪術めいたものが沢山あり、キャロラインはフードゥーに詳しい友人のジルに呪術のことを聞く。
・どうやらベンはヴァイオレットの呪術によって呪われていると知り、呪いを解くためにジルに紹介してもらった呪術師に会う。
・呪術師に教えてもらった方法でベンの呪いを解こうとするものの、正体を表したヴァイオレットに邪魔される
・呪術を駆使して何とかヴァイオレットから逃れ、ルークに助けを求めると実はルークもヴァイオレットの仲間だったと発覚する
・ルークに捕まり再度屋敷へと連行されるキャロライン。
・目覚めたキャロラインは「究極の護身呪文」を作り、ヴァイオレットから身を守ろうとする。
・だがそれはヴァイオレットの罠だった、「究極の護身呪文」は実は魂の変換を行うためのものでヴァイオレットとキャロラインの体が入れ替わってしまう。
・目覚めたヴァイオレット(見た目はキャロライン)は事前に「全財産は看護師のキャロライン譲る」という遺言書を残していました。
・キャロライン(見た目はヴァイオレット)とベン(中身はルーク)の二人は話すこともできない老人として病院に運ばれていく。
・ヴァイオレット「本当は黒人が良かったのに」とタバコを吸いながらルークにもたれかかりEND
登場人物と過去の話まとめ
この映画は魂の入れ替えがメインなので、観終わった後「あれ?誰が誰だっけ?」となりがちなので登場人物をまとめてみました。
現代編のキャラクター
・キャロライン
ピチピチの若い看護師、お尻のタトゥーがキュート。
・ジル
キャロラインの友人、呪術の事に詳しく「呪術は信なければ無害」とキャロラインに助言する
・ヴァイオレット(中身はセシール)
元々はベンと仲睦まじく暮らしていた老婆。
だが呪術師のセシールによって魂を入れ替えられてしまった。
ヴァイオレットの魂は死亡。
・ルーク(中身はジャスティファイ)
ベンの体にいた頃のジャスティファイによって魂を入れ替えられてしまった可哀想な青年。
中身のジャスティファイはセシールと同じ呪術師。
・ベン(中身はルーク)
ジャスティファイが使っていた体だったが、老いたので弁護士のルークと魂を入れ替えている。
ヴァイオレット同様、ベンの本体は死んでいる。
過去編のキャラクターとストーリー
・セシール
魔術師として過ぎれた才能を持ち、銀行家の召使として働いていた。
その目的は息子たちの体を手に入れて財産を乗っ取ること。
・ジャスティファイ
セシール同様魔術師として優れた才能を持ち、同じく銀行家の召使として働いていた。
その目的はセシール同様財産の乗っ取り。
・銀行家夫妻
子どもたちにセシールとジャスティファイが変な魔術を仕掛けてると勘違いし、セシールとジャスティファイを火あぶりにした。
しかし二人の中身は自分の子供達なので、自分の子供達を火あぶりにした事に・・・
・銀行家の子供
セシールとジャスティファイに体を奪われた挙句、火あぶりにされた完全な被害者。
セシールとジャスティファイは町の人々を魔術で治したりと良心的な顔を見せる反面、その中身は正真正銘のクズそのもの。
狙いは金持ちの家の財産であり、若い肉体だった。
二人は幼い二人の子供に呪術を信じ込ませ、自分たちと魂の変換を行った。
しかも子供の体になった二人は魔術を行ってるふりをして、親を激怒させセシールとジャスティファイ(中身は子どもたち)が火あぶりにされるように仕向ける。
ありきたりなホラーからの秀逸などんでん返し
(ベンとお父さんを重ねたばっかりに・・・)
この映画終盤までは本当にありきたりなんですよ。
呪われた館なんて腐るほどありふれた題材ですからね。
驚かせ方もよくある「いきなりドーン!」だったり、謎がすぐ解明されたりと意外性は皆無。
なのにラストで「実はお前に呪術を信じ込ませるための演技だったんだぜ?」で落ちかけた瞼がピーン!ですよ。
な、なんだってー(゚Д゚;)!!??
って本当にこんな顔になりましたからね。
救いの無さが異質
(ピチピチのギャルが一夜にして老婆として人生をすごすことに・・・)
沢山映画を観てきたけどこの映画の救いの無さは数ある胸糞映画の中でも凶悪な部類でした、それも異質な凶悪さ。
若さって人にとって最大の財産じゃないですか、お金が無くったって稼げばいいわけですからね。
だから若さを奪われたキャロラインのその後を考えると不憫で仕方なかったですよ。
「こんな嫌らしい映画観たことねー!」と思うと同時にマジで怖かった・・・(´゚’ω゚`;)
そもそもホラー映画のサイコパスに襲われる系って行き着く所は「死」(監禁される系というのもあるけど)
でもこの映画の場合は「老人になって何もできずに死を待ち続ける」という究極の絶望とも言える内容なんですよね。
特に女性にとってはトンデモナイホラーなんじゃないでしょうか。
前半のキャロラインの頑張りや終盤の意表を突くどんでん返しも相まってどん底に突き落とされた感が半端ないです。
ヴァイオレット(セシール)の忌々しさが半端ない
(序盤、中盤、終盤隙がなくイライラさせられました)
典型的な懐古厨発言が目立つヴァイオレットはそれだけで腹が立つってのに、ラストでは完全勝利ですからね。
は~納得いかん(`A´) 、 ペッ!!
子供を火あぶりにしたり、若い子の体を乗っ取るというやりたい放題の挙句タトゥーにまで文句つけるとか・・・(そこ重要か!?)
もーね、このババア絶対に後半で八つ裂きにしてやれよな!なんてキャロラインを応援していたわけだけど、嘲笑われるかのようにヴァイオレットは完全勝利!僕たちはorzな展開ですからね。
ヴァイオレットに天誅が下るシーンがあれば100点つけたくなるところだけど、それだとコンセプト変わっちゃうしなあ。
しかし、ここまでのド畜生は中々いないのではないでしょうか?
これにランクインさせてもいいレベルの凶悪なキャラかもしれません。
セシールはある意味ではセノバイト級の嫌らしい魔術師かもしれませんね。
まとめ
異質な怖さ&予測不能なラストが素晴らしい映画でした。
セシールのババアが嫌なやつ過ぎてストレスは溜まるけど・・・未見の人には是非一度観てもらいたい1作ですね。
とりあえずセシールにはグレイトフル・デッドで直に触れてやって老いの恐怖を思い知らせてやりたい。
あ、そう言えばタイトルのスケトルン・キーの意味を調べたら「合鍵」という意味らしいです。
ということはこの映画のタイトルのスケルトン・キーの意味は・・・自由に人の体を開けて入れる呪術を指しているのかもしれませんね。
絶賛大ヒット中の映画「君の名は」。
同じ魂の入れ替えでも老婆とピチピチギャルではお話が違います。
魂の入れ替えといえばコイツ。
僕はヒュー・ジャックマンと体を入れ替えたいです。
ロブ・シュナイダーが主演の珍しい?映画。
大体アダム・サンドラーと一緒に出てますよね。
お母さんと娘の体が入れ替わる映画。
こういう入れ替わり系コメディは大好物なんです。
この頃のリンジー・ローハンは可愛かった。
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