ジョン・ウィック ネタバレ 感想
あらすじ
「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーブスが主演を務め、元殺し屋の壮絶な復讐劇を描いたアクション。「マトリックス」ほか数々の大作映画でスタントやスタントコーディネーターを手がけたチャド・スタエルスキが初メガホンをとり、銃とカンフーを融合させた新銃術「ガンフー」を中心とした独自のアクション世界を展開する。愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに、裏社会から足を洗った殺し屋ジョン・ウィック。しかし、ヘレンは病に倒れて帰らぬ人となってしまい、ジョンは悲しみに暮れる。そんなジョンのもとに、ヘレンが生前に用意していたデイジーという名の一匹の子犬が届けられる。亡き妻の思いが託されたデイジーとの生活で再び心に平穏を取り戻していくジョンだったが、ある日、ジョンの所有する車を狙って家に押し入ったロシアンマフィアが、デイジーを殺してしまう。生きる希望だったデイジーを奪われたジョンは、かつてその名をとどろかせた裏社会に舞い戻り、ロシアンマフィアの組織を相手に単身戦いを挑む。(映画.comより)
予告
70点
キングオブボッチである我らがヒーローキアヌがガン=カタを駆使して復習劇をやる映画
キアヌはマトリックス以来ろくなヒット作に恵まれずアメコミラッシュにも抜擢されずで最近ションボリしていたらしい(´・ω・`)
そんなキアヌの起死回生の一発になりそうな映画だった。
ガン=カタではなくガンフー
今作の見所は「マトリックス」や「ファイティングタイガー」で披露したカンフーのようなアクションに仕事人チックなガン捌きを融合したガンフーというものだ。
ガン=カタとの違いを述べよと言われたら困るんだけど、最大の違いはガン=カタのような「無駄のない無駄に洗練された無駄な動き」みたいな無駄がないことだろう。(わけわからん)
割と動き自体は無駄がなく、かといって地味でもなくきちんとエンタメしているのでとってもよく考えられた動きだといえる。
仕事人のように無駄のない流れる動きで相手を仕留めつつもきちんと視聴者にはドヤ( ・`ー・´)ってくる。
これで燃えないなら男の子じゃないだろう。
アクションシーンだけなら100点満点上げたくなるような(唐突の上から目線)素晴らしい仕上がりだ。
話は無駄をそぎ落としたシンプル仕様
所謂「舐めてた相手が実はヤバイやつシリーズ」なので話の展開は非常に読みやすい。
マフィアのボスの息子がジョンの正体も知らずに調子こいてしまったが為に薮蛇状態になり、父ちゃんが苦労する話だ。
それだけ聞くと「ラン・オールナイト」を思い出すけどアレみたいに切ない話などはなく、ひたすらにストーカーの如く標的をジョンが付けねらう。
無駄なサスペンス要素などはないので安心してアクションを楽しむのに集中できる。
勿体無い部分が多い
暗殺者ギルドや暗殺者専用ホテルなど非常に魅力溢れる素材はあるもののそこまで本編に絡んでこない。
ミス・パーキンスはエキゾチックで魅力的なキャラクターなのでラスボスみたいになるのかな~と思ったら案外アッサリ退場でガッカリ。
マーカスもいかにも強そうに見えてやっぱり退場はあっさりなのでなんだかな~という感じでした。
ラスボスがヴィゴなのもどうにも燃えることが出来ない、たかがマフィアのボスって明らかに役不足なのに手負いとはいえジョンが手こずるのはいまいちノれない。
マーカスとタッグを組んでマフィアに攻め込むジョンとかミス・パーキンスとの血みどろラストバトルとか観たかったな~。
まとめ
本当に惜しい!と思う映画でした。
いい素材は多いもののあっさり退場とか出番が少なかったりで燃えきれない感じ。
でもそれを差し引いてもガンフーはカッコよかったし、久しぶりのイキイキとしたキアヌが見れたし満足のいく一本です。
続編があるのなら是非暗殺者ギルドを主軸にして暗殺者達の生き様を観れる映画を期待したいですね。
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