予告犯 ネタバレ 感想
あらすじ
高度情報化社会におけるテロリズムを描いた筒井哲也の同名コミックを、生田斗真&戸田恵梨香共演で実写映画化したクライムサスペンス。「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督がメガホンをとった。ある日、動画サイトに新聞紙製の頭巾で顔を隠した謎の男が現われ、集団食中毒を起こした挙句に開き直った食品加工会社に火を放つと予告する。警視庁サイバー犯罪対策課のキャリア捜査官・吉野絵里香は、その謎に包まれた予告犯「シンブンシ」の捜査を開始。シンブンシが単独犯ではなく複数犯であることを見抜く。やがて予告通り、食品加工会社の工場が放火される事件が発生。その後もシンブンシは、警察や法律で罰することのできない犯罪者たちへの制裁を次々と予告しては実行に移す。ついには政治家の殺人予告にまで至り、シンブンシの存在は社会現象を巻きおこしていく。共演に「HK 変態仮面」の鈴木亮平、「偉大なる、しゅららぼん」の濱田岳。(映画.comより)
30点
久しぶりに全身の力が抜けた(‘A`)
基本かなり採点は甘いブログだけどこれは無理だった。
脇を固める俳優達の頑張りに対して30点与えたけど、映画単体でみるなら10点だよこれ。
だから今回は叩きまくっていくと思うので苦手な人はそっとじしてね。
主演二人のこれじゃない感
戸田恵梨香演じるエリート刑事吉野絵里香のキャラが薄っぺらい。
吉野絵里香は今でこそエリートなんだけど幼少期はとても過酷な環境で育ったらしい・・・のだが「で?それがなに?」としか思えない。
それは人物描写が薄い事もあるし、何より話の本筋と関係ないですやんアナタ。
犯人に迫り、追いかけっこをするシーンもあるけど(これも別の意味で酷かった)基本は振り回されるだけの存在。
いてもいなくても良かったんじゃ・・と思ってしまう。
そして戸田恵梨香の棒過ぎる演技で破壊力倍率ドンですよ。
全く伝わってこない感情、変化のない表情、この人何を撮っても同じ演技になるんじゃないの!?と思いたくなる(それなんてキムタク)
生田当真に関しても最初から最後まで生田当真を良く見せる為に撮った様な構成にゲンナリ。
いや、生田当真は好きだしこの映画でも頑張っていたと思うよ。
少なくとも戸田恵梨香よりは一万倍はマシだったよ。
でもね設定上では「今まで人生のどん底を経験してきてて誰にも見向きもされないキャラ」をこんなイケメンにしてどうすんの?
説得力皆無でしょ、しまいにはそのイケメンは行動までイケメンじゃないか。
もうどういう目線でみればいいわからないよパトラッシュ
まあ、スター俳優使って集客したいだろうしそれが今の邦画界にとっての「映画」の形なんだろうね。
ざるな犯行とおそろしく無能な警察
特にネットカフェからのおいかけっこが酷い。
ゲイツを吉野が追いかえるんだけど、これは笑うところなのかそれとも何か特別な意味が込められているのか真剣に考えてしまった。
だってゲイツ逃げる→追いつかれそうになる→ゲイツ逃げる→また追いつかれそうになるを何度も繰り返した挙句、高いところによじ登れなくて吉野が捨て台詞を吐いて諦める。
まずね、何で何回も見失ってんのに追いつけてんの?
あれだけ入り組んだ場所で追跡装置でもついてるのか?
しかもサイバー犯罪課の虚弱アピールの為かちょいちょい息切れして休んでるエリート吉野。
さらに下水っぽいとこに入る所で一瞬間があるのは「こんな汚いところでも入れちゃうくらい本気なんだぜ!」アピールかなにかか!?
そもそもサイバー犯罪化なら追いかけっこやるより応援呼んで包囲したら?
極めつけはラストの供述ですよ。ゲイツが全ての罪を被るんだけど・・・いやどれだけ無能でも何かおかしいと思わないかな?
今まで散々犯罪に加担してた奴らの証言をあの程度の証拠で「そうか!お前達は脅されてたのか!」っていくらなんでも脳なしすぎるだろ。
とにかく突っ込みだしたらキリがないのでここまでにしておこう(‘A`)
脇を固める俳優と仲間の友情は嫌いじゃない
シンブンシ勢の話は役者がいい演技をしてるのもあり結構悪くない。
メタボの為の誕生会やヒョロのエピソードはありふれてるけどちょっと感動できたしたこ部屋での強制労働はカイジっぽかくて面白い。(むしろこれが本編でよかった気さえする)
メタボは班長に似てるしね(^U^)
まあ、それだけにラストのゲイツを売るような嘘供述はいらんかった気もするが。
のりたまさんの一言
この映画どうだった?「ヒョロいいねぇ、オネショタもありやな(゚∀゚)」
あの、映画の内容は・・・?「生田当真はやっぱかっこええな(゚∀゚)」
とのこでした。以上!
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