レイクビュー・テラス 危険な隣人 ネタバレ 感想
あらすじ
サミュエル・L・ジャクソン主演のバイオレンス・サスペンス。監督は「ベティ・サイズモア」のニール・ラビュートで、ウィル・スミスが製作を担当。白人と黒人の新婚夫婦・クリスとサラは、念願のマイホームを手に入れ、ロサンゼルスの閑静な住宅街に引っ越してくる。しかし越してきて早々、隣に住む警官エイブルに執拗な嫌がらせを受け始める。不条理な嫌がらせは次第にエスカレートしていき……。(映画.comより)
80点
ご近所付き合いは選べない
所謂「隣人がヤバイやつ系」の映画です。
個人的には隣人トラブル系の映画はサスペンスでもコメディでも好きなんですよね。
僕は変な隣人にはあたったことないけど大学生の時住んでた寮ではトンデモナイのにあたりました。
住んでた寮が2人一部屋だったので本当に地獄でしたね(‘A`)
簡単にその人の特徴を羅列すると・・・
・一日中音楽を流してる(深夜問わず)
・勝手にものを使われる、服とか勝手に借りられてる
・夏場でもお風呂に入らない(週に1回か2回)
・部屋の掃除を一切しない
と言った感じでもーう最低でした。
お陰でしょっちゅうソイツと揉め事を起こしてたんでよく友達の家に避難してました。
あの時はもう二度と寮なんかに住むか!って思いましたよ。
ザックリとストーリー紹介
・白人と黒人の夫婦がエイブルと呼ばれる警官の隣に引っ越してくる
・過去のトラウマ(奥さんの浮気、しかも白人との)で人種差別の激しいエイブルはなにかと夫婦に突っかかってくる。
・一時は上手くやっていけるかなと思える瞬間もあったが結局嫌がらせ合戦に発展
・エイブルが普段から利用している情報屋に頼んでまで夫婦への嫌がらせしようとする
・しかし情報屋が家の中でバッタリ奥さんと出くわしてしまい保身に走ったエイブルは情報屋を射殺
・情報屋の携帯を発見したことによって夫はエイブルの異常性に戦慄
・火事のドサクサに紛れて夫がエイブルに撃たれそうになるが間一髪警察に助けられEND
KYな頑固親父
(顔から滲みでる嫌なやつ感、これが出来る俳優さんって凄い)
この映画ではサミュエル・ジャクソンが偏見、横暴、KYな頑固親父を見事に演じています。
寝てるのにライトで嫌がらせしたり、人ん家のパーティきといてドヤ顔でKY発言を繰り返したりするんです。
もーうね、どこにでもいそうなんですよ。
「あ~こういう空気まるで読めない上にキレっぽいやついるわ」
って感じでなんです。
しかもサミュエル・ジャクソンの演技力と鋭い目つきも相まって非常にリアリティのあるキャラをしていましたよ。
余談ですけどのりたまの妹も人類史上稀にみるKYです。
いや、ただのKYならまだ良いんです。
そいつは本当にどーしようもないやつで、あまり嫁の家族の悪口はいいたかないんで細かい事は書きませんが・・・
25歳にもなって一日中家でゲームしてるニートといえば大体の人は察しがつくのではないでしょうか。
僕はのりたまがその事で頭を悩ませる度に妹へのヘイトが溜まっていっちゃいます。
以上、個人的な愚痴でした。
夫婦は悪い人ではないけどお馬鹿
(おいちゃんたち丸見えやで!)
こーいう系等の映画って大体は主人公サイドは一方的に追い込みかけられるだけなんです。
でもこの映画は引っ越してきた夫婦にもちょっと難がある感じなんですよね。
特にお隣さんの窓から丸見えの位置にあるプールでイチャコラしてたらそりゃー非常識だし子供の教育には良くありません。
仮に子供がいなくたって他人の情事なんかみたかありませんよ(変な趣味でもなければ)
しかも売り言葉に買い言葉みたいな態度にでちゃって揉め事を大きくしちゃうしね。
まあ、とは言え圧倒的にエイブルの方がイカれてるのは間違いないんで被害者よりではあります。
流石に夫婦の家で食器にしょんべん巻き散らかされるのは同情しました。
あれ地味に最強の嫌がらせですよね・・・
食器全部買い換えないといけないだろうし。
全体的な完成度は低めでも・・・
こういう系の映画にしては脚本はかなり適当です。
ぶっちゃけ展開自体は荒っぽいし終盤あたりはそーとー雑です。
なのに面白いって思うのは妙にリアルなんですよね。
それに夫婦側にもサミュエル側にもちょっと同情しちゃうんです。
どっちもお馬鹿でどーしもない部分はある・・・けれど何処か「仕方ないね」って思わなくもない部分もあるんですよ。
みんなそれぞれ辛さや悩みを抱えて生きているから、誰かに八つ当たりしたくなる時って絶対ありますからね。
まとめ
全体的にサラッと観れて楽しめる映画です。
妙にリアリティがあって題材的にもハラハラドキドキ出来るし、かといって重い内容でもないですからね。
「腹空いた時に食べるカップラーメン的な映画」なのでそういった時には是非どうぞ!
有名な映画なので多くは語るまい、一見の価値ありです。
漫画も読みました。
映画は例えるならコップいっぱいの水にカルピスを垂らしたかのような映画ですね。
大好きなブラックコメディ。
こんなママは嫌だ!でも憎めない不思議な魅力のある作品。
初代は名作、2なんてなかった。
超好きな作品。
オチにばかり注目しないで過程を評価して欲しい映画。
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