ザ・ベイ ネタバレ 感想
予告
80点
元ネタはググってはいけない
ダスティン・ホフマンの「アウトブレイク」のような映画を見る気分でみたのんですけど・・・
想像以上にグロかったです(‘A`)
いや、グロ耐性はわりとある方だとは思うんです。
ただ寄生虫とかそういった類のものは苦手ですね。
あとトーチャー系の物も得意ではないなあ。
まあ、最近はマーベル映画やら普通のアクション映画ばかりみてて耐性が薄れちゃってるんかもしれない。
これはガッツリスプラッター映画でも観て勘を取り戻さぬば・・・(何のだよ)
ありふれたPOVも巨匠にかかればなんということでしょう
「レインマン」で有名な巨匠 バリー・レヴィンソンが監督をしてます。
海洋系のドキュメンタリーをみて思いついた映画らしいですよ。
撮り方は一時期アホみたいに量産されまくったPOVだけど「クロニクル」みたいに上手く監視カメラなどを使っているので安っぽくない。
ココらへんはさすが巨匠って感じですね。
いわゆるモキュメンタリーだけどかなりリアリティがある。
もし本当にこんな病原菌がいたら・・・
って思わせてくれるので正直見終わったとは何となく水道水を飲むのに抵抗がでてしまった。
容赦のない描写
下手なスプラッター映画なんかよりもガン見せしてくる人体破壊描写が凄い。
いや、そこは映さんでもいいからってとこまで見せてくる。
特に虫が人体に侵入する系が苦手な人は見るだけで鳥肌がたつかも・・・
僕はこういうのはかなり苦手な部類なんで最後までみるのはしんどかったですね (‘A`)
「ハムナプトラ」のスカラベですらちょっと「オゥ・・・」ってなってしまうくらい。
実はのりたまは意外とこういうの大丈夫なんですよね。
「うへ~気持ち悪いね~」とかいいつつも目が爛々としてるし・・・Σ(゚Д゚;)
様々な物語
この映画には主役はいない。
しいて言えば唯一の生存者である女性レポーターがそれに近い。
でもメインは突然変異した寄生虫に翻弄される街の人々と為す術のない疫病対策対策センター。
街の人々はそれぞれビデオやスマホとかの録画媒体を使い記録を残したり自分の死期を悟り家族に別れを告げたりする。
モキュメンタリーということでドラマチックな表現もなく淡々としている。
これが何とも無力感が凄い。
特にどんどん症状が進行する少女の記録なんかは見てて胸が痛くなる。
現代への警告?
話の流れをざっとまとめると
・街の養鶏場の餌にステロイドが入っておりその鳥の糞を海にばらまいていたせいで寄生虫が突然変異。
・それを予知していた海洋学者は市長に警告するが聞き入れてもらえない。
・結果街が全滅することに。
まあ、ありがちな設定ですね。
これがステロイド大国に対する警告か利益至上主義になっている世界への警告かはわからないです。
ただ僕ら人間は自然の脅威(と呼んでいいのかはわからないが)には勝てないってのを突きつけられている気がする。
どんなに医療が進もうとあんな超高速で成長する寄生虫には叶わないもんね。
まとめ
アンビリーバボーや本当は怖い病気!みたいな感覚で見れる映画です。
ただ勝手に「アウトブレイク」みたいなのを期待してたので疫病対策センターが無能というかあまり活躍がないのがちょっぴり残念でした。
まあ、こんなアンビリーバボーすぎる寄生虫対処しようがないわな。
ちなみに元ネタになっているのは「タイノエ」という虫。
僕は興味本位でググったんですけど・・・死ぬほど後悔しました(´;ω;`)
あ、フリじゃないですよ。
しばらくグロッキーになりたくないならググるのは絶対に止めましょう。
ダスティン・ホフマン版「ザ・ベイ」
寄生虫ではないけどウィルス感染の怖さをスリル満点に描いた名作。
スカラベが人体に進入するのはプチトラウマ。
大好きなスティーブン・ソマーズ監督の作品。
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