[ホラーとシリアス]人魚姫 ネタバレ 感想[そしてコメディの融合]

人魚姫 [Blu-ray]

あらすじ

「少林サッカー」「西遊記 はじまりのはじまり」のチャウ・シンチー監督が、人間界と人魚界という異なる世界に住む男女のロマンスを描いたファンタジー作品。若き実業家リウは香港郊外の美しい自然保護区域を買収し、リゾート開発計画のため海を埋め立てるプロジェクトを進めていた。この計画をなんとか阻止するべく、この海で暮らす人魚族はリウの暗殺作戦を決行。人間に変装させた人魚のシャンシャンをリウのもとへと送り込むが、シャンシャンとリウは互いに惹かれあい、恋に落ちてしまう。主人公の人魚姫・シャンシャン役をオーディションで12万人の中からチャウ・シンチーに大抜擢された新人女優リン・ユンが演じる。(映画.comより)

予告

 

75点

安定のチャウ・シンチー節

正直別に感想書かなくても良いかな~なんて思った作品です。

それだけ安心と信頼のいつものチャウ・シンチー映画だったわけでして・・・ぶっちゃけあまり語ることがないんです。

じゃあなんで記事書いてんだよと言うと、これは紹介したい!と思える部分が少し合ったのと昔話し(チャウ・シンチーのこと)をしたくなったからという超個人的な理由です。

なので映画に関する感想などを期待してると途中から横道にそれてしまうので、注意してください。

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ザックリとストーリー紹介

・若き実業家リウはリゾート開発のために海に生物を寄せ付けない装置を作っていた

・しかしその装置は生き物を寄せ付けないだけでなく、致命傷を負わせるほどに危険だった

・人魚族のシャンシャンはリウを暗殺するために送り込まれるが、リウに惚れてしまう

・リウもシャンシャンに惚れて装置をオフにするがルオランが人魚捕獲計画を裏で実行していた

・ルオランによって人魚族は全滅しかけるが長老の力でなんとか海に脱出

・シャンシャンだけ逃げ切れずにルオランに捕まるが、既のところでリウが助けに入る

・ルオランは逮捕され無事に海へと帰れたシャンシャン

・数年後リウは全財産を自然保護へと投資しシャンシャンやその仲間たちと仲良く暮らしていました めでたしめでたし

チャウ・シンチーの描くヒロインは毎度魅力的

(最初はこんなヘンテコなヒロインに見えても・・・)

(ドンドン魅力的に見えてきちゃう不思議)

チャウ・シンチーのヒロインの選び方と撮り方の上手さにはいつもながら感動してしまいます。

基本的にチャウ・シンチーの映画のヒロインって儚い感じを漂わせているんですよね。

むかーしからその傾向が合って、そういったヒロインを何年も撮っているからか・・・儚い雰囲気を醸し出す女を描かせたら右に出る人はいないってくらい上手いです。

今回のシャンシャンも小顔で地味ながらもコケティッシュな雰囲気を持ち、男性にとっての理想の女性像の1つと言えます。

悪者→良い奴へと変貌の王道

(今作でシャンシャンよりも好きなキャラであるリウ、そもそも悪いやつってほど悪でもないんですよね)

脚本的には相変わらずのド王道です。

王道過ぎていつものチャウ・シンチー映画からすると息抜きかな?って思える作りになってるんですよね。

悪いやつが良いやつになって自己犠牲だなんて、映画でも漫画でも数百回は観てきた展開じゃないですか。

でもそんな何百回と観てきたものでも面白く取れるのは下地がしっかりしているからです。

リウのセリフの一つ一つに意味があって、決して彼がただのお馬鹿な成金ではないことをしっかりと描写できてるんですよ。

だからリウが純粋な愛に目覚め、自己犠牲が熱くなれるわけですからね。

前半Partは別監督か?

中盤~後半はギャグもシリアスも全て面白いんですけど、前半はかなり微妙でした。

前半はギャグのセンスは微妙だし、特に意味もないので別の監督が撮ったのかと思いましたよ。

だから最初の10分程度は「あれ?もしかしてハズレ引いた?」なんて思っちゃいましたからね。

うーん、本当になんだったんだろう、あの序盤の微妙な感じは・・・。

チャウ・シンチーのオリジンに迫る&昔話し

ちょいと昔話しをさせていただくとですね、僕がチャウ・シンチーの映画(中国の古いやつ)を観たのって3~5歳位のときなんですよ。

親父がチャウ・シンチー作品のファンで彼の作品は多分全部網羅していたと思います(本人が監督していたかはわからない)

だからか今になってもチャウ・シンチーの出てた映画ってかなりの数覚えているんですよね。

まあ、ビデオ何本分にも上る長さなんで映画というよりは海外ドラマみたいな感じですね。

それで本人が監督していたかはわからないけれども、結構な割合でグロくてシリアスな作品が多かったんです。

だから今のチャウ・シンチー作品ってその影響が色濃く出ていると思います。

昔見たチャウ・シンチーの作品

ちなみに当時観ていた作品でタイトルが判明しているのは1つだけです。

他は流石に5歳時の脳ミソでは覚えていません。。。

ただ断片的には覚えています、書き出してみますのでなんて映画なのかを当ててみてください(唐突のフリ)

唯一覚えている映画

・右腕がめっちゃ腕力あるって設定、ラストはボクシングで悪いヤツをフルボッコ。

これは小さい頃20回は観ました。

新精武門という映画で、こちらのサイトにあらすじがのっています。

この作品は王道中の王道映画。

チャウ・シンチー監督作品ではないようですが、コメディ部分や悪者の描き方、下げてから上げる手法などはソックリで本人監督と言われても納得です。

覚えてない映画、もしくはドラマかも?

・兄弟と魔物と戦う映画

・隻腕になっちゃう映画

・皇帝を討つ目的で恋人がラストで死んでしまう映画(超泣いた記憶あり)

うーん、こんなんで何の映画か分かる人がいたら神ですよね。。。

ちなみにチャウ・シンチーが主演じゃない可能性もありますが、そこはご愛嬌ということで・・・。

まとめ

チャウ・シンチーの昔話しは置いとくとして・・・人魚姫は安定の面白でした。

特にコメディパートの中盤~後半が腹抱えて笑えましたね~。

でもチャウ・シンチーの映画ってお馬鹿なんだけども、笑いに関しては一流のコメディアン並みに計算しつくされているな~としみじみ思います。

そして終盤の無慈悲な捕獲と長老の水による無双もテンポが良くて非常にワクワクできます。

ただ冒頭の金魚のくだりだけはきつかったです・・・基本的に喋らない小動物系のあー言うシーンは苦手なんですよね。

 

DVDあったー、普通にオススメです。

チャウ・シンチーといえばこれですよね。

安定です。

個人的には少林サッカー以上に好きかもしれません。

グロと笑いとシリアスが織り交ぜられているという点ではもっとも人魚姫と似ていますね。

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