[ダフネ・キーンの]ローガン ネタバレ 感想[ビジュアルが最高]

Logan [Blu-ray] - Imported

あらすじ

「X-MEN」シリーズを代表するキャラクターで、ヒュー・ジャックマンが演じるウルヴァリン/ローガンを主役に描く「ウルヴァリン」シリーズ第3作。不死身の治癒能力が失われつつあるウルヴァリンことローガンが、絶滅の危機にあるミュータントの希望となる少女を守るため、命をかけた壮絶な最後の戦いに身を投じる様を描く。ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で疲弊し、生きる目的も失ったローガンは、アメリカとメキシコの国境付近で雇われリムジン運転手として働き、老衰したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを匿いながら、ひっそりと暮らしていた。そんなある日、ローガンの前にガブリエラと名乗る女性が現れ、ローラという謎めいた少女をノースダコタまで連れて行ってほしいと頼む。組織に追われているローラを図らずも保護することになったローガンは、チャールズを伴い3人で逃避行を繰り広げることになるのだが……。監督は、シリーズ前作「ウルヴァリン:SAMURAI」も手がけたジェームズ・マンゴールド。プロフェッサーX役のパトリック・スチュワート、物語の鍵を握る少女ローラ役の新星ダフネ・キーンが共演。(映画.comより)

予告

 

65点

X-23だけが見どころ

超ハマり役だったヒュー・ジャックマンのウルヴァリンもついに最終章。

個人的にはどのシリーズもツマラナクはないけどオモシロクもないという感想なんですよね。

そんなウルヴァリンも最終ですが・・・今作の感想もやはりオモシロクもないけどツマラナクもない、でした。

いや~、ヒュー・ジャックマンは大好きな俳優さんなんですけどね、なんでしょうか、脚本と監督にあまり恵まれませんよね。

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ザックリとストーリー紹介

・リムジンの運転手をやりながらほそぼそとボケ始めたエグゼビアと暮らしていたローガン

・そんなある日ガブリオレという女性にある女の子の保護を依頼される

・最初は断っていたローガンだが、なし崩し的な感じでガブリオレの以来を受けてしまう

・そしてガブリオレの以来はローラをエデンまで連れて行くことだが、ロイドという男がローラを連れ攫おうと邪魔してくる

・キャリバンが捕まるという犠牲を払いつつもなんとかロイドを退けエグゼビアとともにローラをエデンに連れて行くことに

・旅の途中である一家の手助けをしたことによりその一家の家にお世話になることに

・しかしロイドによって放たれたローガンのクローンX-24によってエグゼビアと一家は惨殺され、ローガンも瀕死の重傷をおう

・それでも逃げ延びたローガンとローラはついにエデンへと辿り着く

・エデンはローラのようにミュータントの遺伝子を元に作られた子どもたちの避難場所であった

・そこにロイドが三度強襲、いい加減しつこいロイドにブチ切れローラたちを守るためにも体に良くない緑の危ない薬をぶち込み再び❝ウルヴァリン❞として戦場に戻ってきたローガン

・X-24との死闘の果てにローガンは腹部に致命的な負傷をして、ローラ達にミュータントの未来を託して息絶える

・ローラ達はローガンを丁寧に埋葬して未来へと歩きだすのだった

ローガンとしての最後

(従来の作品よりも渋みが増し増しなヒュー・ジャックマン)

 

エンタメ重視だったウルヴァリンシリーズに対して今作はシリアス重視に仕上がってます。

だからウルヴァリンの最大の持ち味である超回復が封印されているんですよね。

元々ウルヴァリンって奇人変人超人揃いのマーベルキャラの中ではかなりまともな人でして、持ってる能力は超回復と絶対に折れない爪だけですからね。

ていうか能力だけを加味した戦闘力ならスパイダーマンよりも低いでしょうし。

でもそこを百戦錬磨の戦闘経験で補うのがウルヴァリンのカッコよさだったわけで・・・そしてソコを描ききれてないからウルヴァリンシリーズは凡作なわけでしてね。

今作は超回復だけでなくそういったウルヴァリンのカッコよさも封印してしまい、ただのちょっと強い男になってるんですよね。

そうなるともうウルヴァリンという名は相応しくなく、ローガンという一人の男と呼ぶのがしっくり来ます。

それはきっとウルヴァリンというヒーローとしてではなく、ローガンという一人の男の最後を描きたかったからでしょう。

ただ・・・エンタメ路線だった以前と路線変更したにも関わらずあっさり塩味すぎて深みを感じられなかったんですよね~。

X-23は何から何までパーフェクト!

(リラックスモードなのにこの眼力!)

今作の評価すべき所は全てここに詰まっています。

X-23ことローラ、そしてその役を演じたダフネ・キーンには賛辞の言葉を贈りたい。

歳をとりミュータント能力の大半を失いキレッキレの戦闘ができなくなったローガンに変わってローラはアクションはキレッキレ。

今作をシリアス路線にするためにR指定作品にしたのでしょうけど、R指定作品としての恩恵を受けれたのはローガンよりもローラです。

幼女が生首持って大の大人たちに向けてポイってする登場シーンだけで「あぁ、観てよかった」と思えましたもの。

ダフネ・キーン殺気に満ち満ちた眼力とキレッキレのアクションは間違いなく一見の価値ありです。

これからデッドプールとか他の映画に是非とも絡んでいってほしいですね。

可愛いのでもう1枚ローラの画像を貼っておきますね!

(戦闘モードのローラ)

エグゼビアがおもしろポジションに!?

(X-MENシリーズも含めて一番好きなエグゼビアでした)

パトリック・スチュワートもヒュー・ジャックマン同様になが~くX-MENシリーズの常連でしたね。

今まで割りと落ち着いたキャラだったエグゼビアは今作ではボケてるし言葉使いも汚いです。

ちょっと扱い憎い老人みたいな感じなんですけど、でもそんなエグゼビアが可愛らしくあるんですよね。

正直物語の本筋よりもローガンとエグゼビアの絡みを観てる方が面白かったくらいです。

一人一人のキャラはたっていても脚本がダメ

今作は一人一人のキャラはたっているけど魅せ方と脚本が良くないんですよね~。

エグゼビアの退場の仕方は唐突で感慨深さゼロだし、ローガンの自己犠牲にもこみ上げるものがないんです。

強いて言えば緑の危ない薬をぶっ込んで一時的に❝ウルヴァリン❞として蘇った時は少し燃えましたがそこどまり。

もっとローガンとローラの親子としての絆を描いてれば最後の別れももう少し感動できたと思うんですよね。

まとめ

ヒュー・ジャックマンは大好きな俳優さんですけど作品としては本当に可もなく不可もなく・・・。

ただ今までの派手派手なアクションはないけど、ダフネ・キーンのキレッキレアクションだけでも見る価値はありです。

それ以外は・・・ぶっちゃけあんまり見どころはないです。

何はともあれthe中途半端だったウルヴァリンシリーズを演じきったヒュー・ジャックマンにはおつかれまさをいいたいですね。

でもヒュー・ジャックマンは本当に大好きな俳優さんなんで、ちゃっかりマーベル映画でウルヴァリンやってくれないかなあ、ないだろうなあ。

 

空飛ぶヤクザが出てきます。

デッドプールの黒歴史。

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