[杏が]GANTZ:O ネタバレ 感想[可愛い]
あらすじ
死んだはずの人間と謎の星人の壮絶な戦いを描いた奥浩哉の大ヒットコミック「GANTZ」をフル3DCGでアニメーション映画化。原作の中でも特に人気の高い「大阪篇」を基に、東京と大阪のガンツチームが妖怪軍団と激しいバトルを繰り広げる。地下鉄で事件に巻き込まれて命を落とした高校生の加藤勝は、次の瞬間、見知らぬマンションの一室にいた。そこでガンツの東京チームと出会った加藤は、彼らとともに大阪の街へ転送される。曲者ぞろいの大阪チームとの遭遇や妖怪型星人軍団との戦闘など様々な事態に翻弄されながらも、生き延びるべく奔走する加藤だったが……。「TIGER&BUNNY」「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」のさとうけいいちが総監督、「APPLESEED」のCGディレクター・川村泰が監督を務め、「ONE PIECE FILM GOLD」の黒岩勉が脚本を手がけた。(映画.comより)
予告
70点
ガンツシリーズ最強の敵
原作ガンツはエロ、グロ、ホラーの映画の黄金三コンテンツを盛り込んだ漫画でした(たまーに感動話も)
だからま~当時学生だった人には色んな意味で刺激的な漫画だったのではないでしょうか。
ガンツが話題になってから数年後くらいに実写化されたのだけど、実写は無難というかイマイチソソるものがない出来だったんですよね。
まあ、映画としては悪くないけれど原作の良さを最大限活かされているかって言うと微妙・・・って感じです。
あ、でも西くんの再現度の高さは凄かったな(イケメンになりすぎだが)ただ実写バージョンは良くも悪くも原作とは別物なんですよね。
では今回のCG映画である「ガンツ:0」はどうかというと・・・
原作再現という意味では中々良かったといえるのではないでしょうか。
ザックリとストーリー紹介
・鬼星人との戦いで玄野計というリーダーを失ったレイカ達。
・次のミッションで玄野の友達の加藤が殺人に運悪く遭遇して再度ガンツ部屋へと召喚される
・ガンツミッションの標的の舞台は大阪へと移り、ガンツでは初の大阪チームとの共同戦線となる
・荒くれ者揃いの大阪チームに比べ玄野を失ったレイカ達は逃げ惑う中、一般人を救うのに必死になる加藤
・その中で加藤に興味を持つ大阪チーム杏と共に人々を救っていると妖怪星人のボスと幹部と向かい合う
・乱入してきた大阪チームの強者が為す術もなく倒されていく中で何も出来ない加藤と東京チーム
・更に大阪チームの最強プレイヤーである岡もやられ、絶望の中加藤による決死の作戦を決行する東京チームと杏
・杏が犠牲になり、加藤も死にかけるが何とかぬらりひょんを倒し生還する
・実は加藤は一度100点を取っており、ガンツ部屋から出たことがわかりEND
人気の高い大阪編の再現
(ガンツトリビア:ぬらりひょんだけ~星人表記ではない・・・と言うことは?)
今作は原作でも人気の高い大阪編を軸にしています。
ただ尺の問題で色々と削られていますけどね(登場人物とかエピソードとか)
でもその分テンポが良くサクッとみれちゃいます。
原作の「コイツどうやったら勝てるん?」みたいな絶望感とかもいい感じで再現されてますね。
あとは大型ガンツロボとかハードスーツを観れたのも中々感動モノ。
ただエログロ度は抑えめでしたね~。まあ、桑原関係は描くのに難ありでしょうしね(ぬらりひょんに一発カマす桑原を観たかった)
個人的には杏と加藤のエピソードが大好きなので、それが描かれているだけでも観る価値ありありです。
杏が可愛いのなんの
(僕は杏をお嫁さんにしたかったです)
この作品の良さの9割が杏です。
いや、そもそもガンツという作品の面白さは9割は女の子の可愛さに集約されていると言っても過言ではありません。
常に死と隣り合わせの美女・・・このシチェーションに加えてキャラ設定が秀逸なもんだから泣けるやらソソるやら色んな所から汁が止まらないのですよ(下品すぎてごめんなさい)
そんで大阪編は特に杏が可愛いんですよね。
最初は加藤の事を偽善者呼ばわりするものの、あまりにも真っ直ぐすぎるその姿にだんだんと惚れていき、最終的には身を挺して守っちゃうわけです。
そう言えば、ガンツって女性による自己犠牲を描く事が多いですよね。
大仏編では岸本は加藤を守って死ぬし、アンジェリーナ・ジョリーも玄野を守ろうとして死ぬし、貞子はホモのイケメンと心中するし。
あ、レイカも最終章では玄野を守って死にますね。
よく考えれば使いまわされたシチェーションばかりなのに、面白いと思えるのはやっぱり女の子の設定が凝ってて可愛いからなんでしょう。
ウザイウザイ言われるたえちゃんだって、デッドオアアライブに巻き込まれていない日常では可愛いしね。
レイカに嫉妬するくだりでたえちゃん(ジト目で睨むシーン)にやられた男性諸君も多いんじゃないんですか~?
映画化すると展開はチープ
(媒体によって顔がコロコロ変わる西くん、最近はどこでもイケメンキャラになってるが。)
ガンツという作品を全否定しちゃうことになるけど、今この時代にこの内容でやっても正直チープ感が否めません。
やはり漫画という媒体でエログロSFバトルロワイヤルものが面白くても、映画という媒体ではイマイチ新鮮さはないですね。
まあ、なにせ原作はもう十年も前なのだからそれも当たり前かもしれませんが・・・
あとは原作独特の女の子のエロさや儚さはどうにも映像化すると薄れるように感じます。
個人的に❝映画は原作を完全再現するのではなく、原作の良さを完全再現すべきだ❞と思うのですが、今作ではそれができてるかと言われたら50点って感じでしょうか。
CG映画って実写とも漫画とも違う魅力がある分、どちらにも勝てない・・・いや勝ちづらい部分があるんですよ。
それがエモーショナルな表現ってやつで、CGって上手く描かないと人形劇の域を超えられないんですよね。
今作はそこら辺がお粗末かな~なんて思っちゃいました。
ちなみに映画ではないけどゲームの「シャドウハーツ2」はCGでありながら魂に訴えかけるレベルの表現ができてましたよ。
なのでこの映画の欠点としてはCGに感情をあまりもたせられなかったことにあるのかなと思います。
まとめ
原作ファンであればかなり楽しめる作品だけど、実写から入った人は微妙かもしれません。
それにCG映画としては正直レベルは低いです。
僕はガンツという作品に思い入れがあるから評価が高めなだけですからね。
個人的には大阪編よりも大仏編の方が好きなんで次にCG映画化する時は大仏編やってくれないかなあ。
ていうかガンツってシチェーションが割りと自由だから設定だけ借りてオリジナルでもいいかも。。。
むしろオリジナルな方が自由にキャラ設定出来る分面白くなりそうですけどね。
30代なら性春の漫画でしょう。
読んだけど色々と酷い。
ガンツシリーズとして期待すると泣けてくるレベルなので二次創作と思って読みましょう。
1,2セットでやれると泣ける度アップ。
個人的にRPGで最高の作品。
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