[腐っても]ゾンビ・コップ ネタバレ 感想[警察官]

ゾンビ・コップ[Blu-ray]

予告

90点

ゾンビ✕デカの斬新なアクションコメディ!

この映画を一言で表すと「ヒドゥン」「48時間」です。

当時警察のバディものが流行りに流行っていた時代だったので、恐らく「警察官とゾンビかけ合わせたら面白くね?」という安易な発想のもとに生まれた映画なのではないかと思います(原作があったらゴメンナサイ)

当時の僕は三度の飯よりゾンビが好き!というくらいゾンビものに飢えていて、手当たり次第ゾンビ物をあさっていたんですよね。

また警察の痛快アクションものも大好きで「ビバリーヒルズコップ」や上にも書いた「48時間」とかがスッゲー好きでして・・・警察官✕ゾンビとか最高やんけ!ともうレンタルビデオ屋で見つけた時は即手に取りましたね~。

ちょいと関係ないですけど、この世代の映画って面白いのが多かったから映画にハマっていた人って多いと思うんですよ。

今みたいにゲーム機やアミューズメントとか少なくてそんなに遊びの幅も広くないしね。

それにB急にしろ大作にしろバラエティに富んだ作品が多くて、僕は観る時間がおっつかないくらいでしたからね~。

そういや、当時はビデオテープでよくテレビで流れる映画をダビングしてたりしたなあ。

確かビデオテープって爪を折るともうダビングできなくなりませんでしたっけ?

ってどうでもいい情報ですね(^^;)

それでは映画の紹介と本編にいきます!

スポンサードリンク

ザックリとストーリー紹介

・警察官のロジャーとダグはある宝石強盗と撃ち合いになるが強盗は撃たれても撃たれても死ぬ気配もない

・何とか強盗犯を止めることには成功するが、あまりにもタフすぎる強盗犯に異常を感じ取る二人

・実は今回の事件は立て続けに起きており、検視官のレベッカから強盗犯は検死したことがあるという驚愕の情報を受け取る

・レベッカの言葉を信用して捜査を試みる二人が行き着いたのはダンテ製薬という会社

・そこに乗り込む二人だがロジャーが減圧室に閉じ込められて死んでしまう

・実はこの会社は蘇生マシンで死体を蘇らせては悪さをしていたのだった

・レベッカはロジャーを蘇生マシンで蘇らせるが活動可能時間はたったの12時間

・その12時間で悪の親玉を倒すことを決意するロジャーとダグ

・しかしその過程でダグも逆さまに吊るされて死んでしまう

・ロジャーはダンテ製薬会社に単身突入

・生き返らされたダグと格闘するもののロジャーの呼びかけに答えて理性を取り戻すダグ

・追い詰められた悪の元凶であるマクナップ博士は自殺するが、納得いかない二人は生き返らせてからマクナップ博士の体を吹き飛ばす

・残された時間が殆ど無い二人だが、「来世はサドルになりたい」と軽口をたたきながらその場を去ってEND

無敵系主人公を皮肉った作品

ベアナックル MD 【メガドライブ】

すっごくどうでもいいんですけど・・・この映画のジャケットってメガドライブの名作「ベア・ナックル」に似てません?

いや、何となくですよ、何となく。

だからか僕がこの映画を初めて借りた時は警察官がゾンビを相手にバッタバタとなぎ倒す映画だと思っていたんですよね。

でも実際に観てみたら主人公の1人が何ともあっけなく死んでしまうんですよね。

「え?減圧室で死ぬとか主人公としてあり!?」

って感じで驚いていたのを今でも覚えてます。

コマンドーとか48時間とビバリーヒルズコップとかリーサル・ウェポンとかって主人公は何があっても死なないじゃないですか。

まあ、それは今も昔も変わらないですけどね。

でもその当時の警察無双を皮肉るかのように主人公がさくっと死にますからね。

ロジャーはまだしもダグなんて的に捕まって逆さまに水槽に沈められるという主人公らしからね死に方。

ダグの死に方は「ヒーローも死ぬんだ・・・」という現実を思い知らされた15の夜だったなあ。

ホラーとコメディとアクションが絶妙!そして最後は少し切ない・・・

(ランディがズブズブと崩れていくさまは今観ても怖い!)

ヒジョーに古い作品ですけどゾンビメイクのクオリティは今見ても結構通じます。

特にランディという女性がズブズブと崩れいくさまは今のCG全盛期にはない独特なホラーな雰囲気を味わえますよ。

あのシーンによってロジャーの行末を暗示してロジャーにも観る側にもゾンビになってしまったことへの“恐怖”を上手いこと伝えられてるんですよね。

まあ、かと思えば中華料理屋では調理された動物のゾンビ化というギャグみたいなシーンが合ったりもしますが(^^;)

アクションに関してはちょいと捻くれた設定とは裏腹にド直球。

正義の味方が悪い奴らをぶっ飛ばす!という単純明快な爽快クオリティ。

でもこういった直球て主人公たちのキャラが立ってたり、何かしらのオリジナリティがないと平凡に終わりがちですからね。

そこら辺は「グリード」でおなじみのトリート・ウィリアムズの癖のある演技や90年代ならであ軽口を叩きながら鉄拳制裁がいい味を出してます。

(「来世生まれかるならサドル」は名言)

ラストは残された未来が絶望的なので観る側は少し切ない気持ちになるけど、二人は明るい。

この対比が実に素晴らしいのですよ。

まとめ

傑作ゾンビ物には必ず名を挙げたい1作なので非常にお勧めの作品です。

「グリード」でトリート・ウィリアムズの魅力にハマった人なんかはこの映画でも彼の若かりし頃を観るのも良いかも。

昨今は「ウォーキング・デッド」のせいでゾンビものに終止符が打たれてしまった~なんて言われていますが、ゾンビものはアイディア次第なので不滅だと思うのですよ(ゾンビなだけに)

恋愛✕ゾンビ、警察✕ゾンビ、タイムスリップ✕ゾンビ、学校✕ゾンビ、ヒーロー✕ゾンビ、魔法少女✕ゾンビ・・・

ありとあらゆるジャンルのゾンビが出てるけど、まだまだ底はあるはず!

僕の脳みそでは斬新なゾンビは浮かばないけど・・・次に観たいのは「マーベルゾンビーズ」ですね。

食われるロバートダウニーJr、皮膚が爛れたヒュー・ジャックマン、食われるクリス・エヴァンス、うーん素晴らしい。

 

ビデオにダビングしては何度も観た作品。

この作品でエディ・マーフィにハマった人が多数、僕もその1人です。

全作品が面白くて何度も何度も観た作品。

この映画を観て小学生の将来の夢が一時期警察官でした。

ファイナルファイトのパクリ?いや、神ゲーです。

ラスボスを倒した後の仲間割れで友達とリアルファイトになったのはいい思い出。

もはや語ることはあるまい。

関連記事

2 Responses to “[腐っても]ゾンビ・コップ ネタバレ 感想[警察官]”

  1. もぶ より:

    ラストの明るい感じホント良いですよね大好きです。
    終わり方が良いと映画の評価って随分上向きになると思います(逆もしかり)
    監督の人は確か有名な編集マンなんですよね。
    低予算だてらにゾンビメイクとかしっかりしてて面白いんですけど、一か所マイクが画面に入っててそれをダグがチラチラ気にしてるシーンがあった記憶が…w

    最近やっとパラドクス観れましたが良かったです。
    文字におこすと、ともすれば荒唐無稽になりそうな設定だと思うんですけど、映像では上手くまとめていて感心しました(ボキャ貧)
    こういう映画映画してる作品って素晴らしいです。

    • ゆでたま より:

      いいですよね~、あ~いうラストの良い映画は総合評価が上がる気持ちすごい分かります(^^)
      へ~、そうなんですよね。
      センス溢れるセリフや展開は一回の編集マンとは思えませんね~。
      あー、言われてみればあったようなw当時というか何かのネタでそれの紹介が合ったと思います!

      お~、ついに観ましたか!
      そうなんですよね、僕も友達にパラドクスをオススメする際に言葉で良さを説明しようとしたら、チグハグで「?」って顔されましたよ(^^;)
      無意味で中だるみしてると思われそうな中盤の展開や説明出来ないけど独特のビジュアル(ボキャ貧仲間)も含め映像から展開まで僕は大好きです。
      でも人を選ぶのは間違いないでしょうね~、友人は微妙と言ってましたので・・・。

ゆでたま へ返信する

サブコンテンツ

このページの先頭へ