[美女とサメと]ロスト・バケーション ネタバレ 感想[カモメさん]

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あらすじ

テレビシリーズ「ゴシップガール」のブレイク・ライブリーが人食いサメと対峙するサーファーを演じるサバイバルアクション。監督は「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」のジャウム・コレット=セラ。サーファーで医者のナンシーは、休暇で秘境のビーチにやって来た。時を忘れ、日が暮れるまでサーフィンを楽しんだナンシーは、海中で突然何かにアタックされ、足を負傷してしまう。なんとか近くの岩場にたどり着いたナンシーは、岩の周囲を旋回するどう猛で危険な存在が自分を狙っていることに気がつく。岩場から海岸までの距離はわずか200メートルだが、時間とともに潮が満ち、海面が上昇。足下の岩場が沈むまでの時間は、わずか100分しか残っていなかった。(映画.comより)

予告

 

75点

山に行けばよかった・・・

見出しの一言が何の映画かわかった人はもれなくB級スキーである証拠です(何の映画かは記事の終わりに書いてあるよ)

さてロストバケーションですが、ジャウム・コレット=セラ監督ということでまた捻った内容かな~と思ったら意外と普通の映画でしたね。

ただよくあるサメ映画ではなくワンシチュエーションサバイバルなので、量産型のサメ映画とは差別化できてます。

終始ブレイク・ライブリーのビキニ姿を拝めるのでファンの人や男性陣は様々な目線で楽しめるのも魅力的ですね( ̄ー ̄)

ザックリとストーリー紹介

・亡き母の思い出の地である海にサーフィンにやってきた医大生のナンシー

・そこでは二人の若者と知り合い、楽しくサーフィンを楽しんでから帰ろうとしたら突如サメに襲われる

・左足をカブりとされるものの、何とか岩場に逃げ込んだナンシーは医大生ならではの知識で応急処置を施す

・近くにいた跳ねを怪我したカモメだけが唯一の癒やしとなりつつ、助けを待つナンシー

・しかし酔っぱらいや昨日の若者と再開するもサメの餌食になってしまう。

・ナンシーの批難している岩場も満潮の時間までもうすぐ、意を決したナンシーは若者のヘルメットカメラに遺言とSOSを残して部位のある場所まで泳いで行くことを決意

・カモメの羽を治してあげて、思い残すこともなくなったナンシーは意を決してブイに向かってダイブする

・クラゲによるラッキーもあり何とかブイまで到達するものの、ブチ切れたサメはブイをひっくり返してしまう

・海中に投げ出された絶体絶命のナンシーはブイを繋いでいる元に無数の突起物を見つけ、ブイの鎖に引っ張られながらサメを誘導

・全力で突っ込んできたサメは鋭利な突起物に刺さり死亡

・ナンシーは沖まで流されヘルメットに残されたSOSをみた少年が助けを呼んでくれていた

・朦朧とする意識の中苦楽をともにしたカモメを確認し安心するナンシー

・後日、医者になったナンシーは家族とともにまた海でサーフィンを楽しむ場面でEND

ブレイク・ライブリーの一人芝居が良かった!

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(岩場に取り残された美女とカモメ)

医大生でもあるナンシーはサメに襲われ、本来ならパニックを起こして出血多量で死んでしまうほどの怪我をしてるにも関わらず冷静にサバイバルしていくのが良かったです。

しかも次から次へと災難が転がり込んできて普通だったら・・・

*’“・* 。
|     `*。
,。∩      *    もうどうにでもな~れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、  つ *゚*
`・+。*・’ ゚⊃ +゚
☆   ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚

なんて思っちゃってもおかしくないのに、ナンシーは常に“最善”の手段を選んで実行していく。

そこが非リアリティではあるものの、その非リアリティな強さが感動的でもあるんですよね。

またこの映画は基本孤立無援状態なんで一人芝居がメインになるわけだけど、ブレイク・ライブリーの演技は良かったですね~。

例えばサメに襲われて怪我した足を縫合する時も・・・

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思わず「痛い痛い!!(;゚Д゚)」と声を上げてしまいそうな場面では・・・

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と冷静を装うもあまりの痛みにやっぱり大絶叫する(ちょっとコメディっぽい)

あとは当然長時間の耐久戦なので食糧問題もある。

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生の小カニ?を食すナンシー(これやっぱりCGなんですかね?)

でもやっぱり飲み込むことはできずカモメさんに餌をやることに・・・

欲を言えば排泄問題も描写してほしいなんて思ったが、それは流石にマニアックすぎるのでジャウム・コレット=セラ監督も端折ったのでしょう(何を求めて観てんだお前は)

ワンシチュエーションサバイバルものとしては最低限のものを折り込みつつも“やりすぎていない”ので非常に観やすいんですよね。

と同時にやはり物足りなさも感じるわけですけどね。

細かな描写が上手い!

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(この映画の癒やしだったカモメさん、物語にはあんまり関わってはこない)

ジャウム・コレット=セラ監督ってこまか~い描写がうまいんだなあと感じました。

ナンシーの若者との距離感とかちゃんと女性として一線を引く警戒心が表情だけでわかっちゃうんです。

例えば、ナンシーは若者たちと一緒にサーフィンを楽しむんですけど普通の映画だったら結構心を許しちゃうじゃないですか。

でもナンシーは先に帰っていく若者たちが自分の荷物を物色したりしないか警戒してるんですよね(後にこれが酔っ払いの伏線へと繋がる)

またサメが異常なまでにナンシー(人)に執着するのも人間のせいで怪我して怒ってるからなんですよね。

それもさりがなーく口にモリが刺さってたり、体が傷だらけだったりでわかるのです。

サメが人を襲うのはただの食欲だけではなく、サメがただの悪役じゃないんですよね。

ラストは乱暴すぎやしないか?

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(サメはクラゲが苦手というのは斬新で良かった)

細かな描写が上手いと褒めたばかりだけどラストはかなり乱暴なまとめ方です。

僕はあの乱暴なラストのまとめ方はむしろ嫌いじゃないどころか好きですけど・・・

いくらなんでもサメの自爆誘発エンドは驚きましたね~。

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ちょっとドリフっぽい・・・

しかも普通だったら「もう二度と海になんか行かねぇ!」ってなってもおかしくない経験なのにまた同じ海でサーフィンしてるわけですからね。

いくら肝っ玉が大きいにしても大きすぎるのでは・・・なんて思っちゃいました。

まとめ

90分程度でサックリ観れるいい映画でしたね。

ジャウム・コレット=セラ監督独特の静かで不気味な雰囲気がとっても良かったです。

あとは何と言ってもブレイク・ライブリーの水着姿ですね。

男性陣なら目の保養をしつつもサバイバル物を楽しめて一粒で二度美味しいいのではないでしょうか。

こういうワンシチュエーションものは大好きなのに最近少ないのでもっと出てほしいものですね。

 

冒頭の見出しの答え。なんでも笑って許せちゃう人は絶対楽しめると思います。

突っ込みどころはあるけど、結構好きな映画。

ワンシチュエーションのサメと言えばやっぱりこの映画。

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