[話せる犬が]ミラクルニール ネタバレ 感想[世界を救う!?]
あらすじ
適当な理由で地球の運命を託された男が、特殊能力でさまざまな騒動を巻き起こす様をサイモン・ペッグ主演で描いたコメディ。イギリスのコメディ集団「モンティ・パイソン」のテリー・ジョーンズ監督がメガホンをとった。銀河法の定めにより、エイリアンが滅亡を狙う地球の運命を預かることとなったイギリスの教師ニール。なんでも願いがかなうという能力を手に入れたニールだったが、愛犬のデニスを話せるようにしたり、死者をゾンビとして復活させるなど、せっかくの能力をロクなことにしか使わず……。主人公ニール役に「ミッション:インポッシブル」シリーズなどハリウッドでも活躍するペッグ。会話能力を身に着けた愛犬デニスの声を、2014年に他界したロビン・ウィリアムズが担当している。テリー・ギリアム、ジョン・クリーズら「モンティ・パイソン」のメンバーがエイリアンの声で参加。(映画.comより)
予告
65点
[悲報]犬は撫でられても嬉しくなかった!
エイリアンの力で何でも出来るようになった男の織りなすドタバタコメディは面白いんですけど、予告で押してるほど犬の出番は少なかったですね~。
もっとデニスとニールの絡みとか犬を主軸に据えた内容かな~なんて思ってただけにちょっぴり残念。
あとこの映画はロビン・ウィリアムズの本当の遺作になってしまっている・・・と言っても声だけの出演なんですど。
昔からロビン・ウィリアムズの映画で泣かされ笑わされてきた僕ににとっては何とも切ない気持ちになりました。
初めて彼の映画を観たのは「アンドリューNDR114」だったか?
ボロクソに泣かされた中学生の記憶が今でも忘れられないです。
幾度も出てくる「お役に立てて幸いです」のセリフが印象的なんですよね(吹き替え版)
とま~別の映画のレビューになりそうなんでここまでにしますね。
ザックリとストーリー紹介
・全宇宙を審査する宇宙人の戦艦が地球に目をつける
・存在する価値があるのかを審査するために地球人の1人に万能の力を授けどう使うかを観察する宇宙人
・万能の力を与えられた冴えない高校教師のニールはその力で何でも思い通りになる
・しかしなんでも思い通りになる力では、決して自分の気持ちを思い通りにはできないと気づいたニール
・犬のデニスはその力を自分に与えれば悩まなくてすむといい、ニールはデニスに力を与える
・デニスはその力で力の根源を断つ(ついでに力で宇宙人も全滅)
・力を手にする前にまでタイムスリップし、「思い通りにならない事の幸福」を満喫するニール
・何故かまだ話せるようになったままのデニスと犬にされてしまったグラントが和気あいあいとしてEND(エンディングの中でロビン・ウィリアムズのアテレコ風景が観れるよ)
いつものサイモン・ペッグのドタバタコメディ
(何とも雑なコラ・・・サイモン・ペッグ主演でマーベル映画をやったらこんな風に肉体改造するのかな?)
サイモン・ペッグらしい笑える映画でした。
何でも願いを叶えられるはずなのに使うことはしょーもないことばかり。
男ならもっとシモの方に走りそうなものなのに、やることと言ったらキャサリンの部屋をちらっと覗く程度。
ストーカーのグラントも悪そうな割にはあんまり頭が良くないのか変な願いしかやらないしね。
どうでもいいけどグラント役の人の中のが元軍人ってのにクスッとなりました。
死人を生き返らせてゾンビが町中に溢れる・・・「ショーン・オブ・ザ・デッド」を連想しない人はいないでしょう。
コイツラの出番が少ないのにガッカリ。
まさか本筋に殆ど絡んでこないとは・・・
予告を見た時はデニスが魔法の力でコイツらと戦うために自己犠牲でも払うのかな~なんて期待と不安を持っていたんですけどね~。
犬のデニスが可愛すぎ!
(愛犬にこんなこと言われたら満面の笑みで抱きしめてしまうだろう)
犬のデニスは可愛かったですね~。
欲望に忠実かつ主人第一という犬らしさがキュートです。
機転が聞くのも「合理的になれ」という願いの力がストーリーに反映されているのもうまかったです。
合理的にビスケットをねだるくだりはほっぺが自然と緩むこと間違いなしです。
何となく深いと思ってしまった一言。
合理的だからこそこんな発想ができるデニス。
でもこのシーンはもっと泣かせる系統に持っていくと思っていただけにちょっとガッカリでもある。
何でも叶えられる代償
(関係ないけど相変わらずお美しいケイト・ベッキンセール。ドラキュラ退治よりももっとこーいうコメディでみたいです。)
何でもかなえられるということは全てを手にするということ。
でも全てを手にすることは全てを失うのとそうかわらない。
善悪の悪の概念がなくなれば善の概念がなくなるし、不幸がこの世から消えれば幸福もこの世から消えます。
出来ることと出来ないこと、良いことと悪いことは常に表裏一体なんです。
ってこの映画にそんな深いテーマはないかもしれないけど、こういう過ぎた力を手にするのって大抵こういった結論に行き着きますよね。
僕たちは常に「人生がイージーモード」になればいいのに・・・って思って日々をすごすじゃないですか。
でも過ぎたイージーモード(なんでも出来るチートレベル)はツマラナイんですよね。
そう考えると人間ってちょっとマゾい生き物だなって思います。
常に枷がないと幸福に生きれないんですからね。
まとめ
家族で観れるような和気あいあいとしたコメディでしたね~。
個人的には期待しているものとは違っていたんですけどそれなりに満足しました。
しかし相変わらずケイト・ベッキンセールは美しいですね・・・
この人もいい年なはずなのに中々老けないなあ。
誰がなんと言おうと僕の中では感動ロボット系の最上位です。
ロビン・ウィリアムズの違った一面が観れる映画。
普通におもしろいです。
これもいつかリブートされるのだろうか。
本人は嫌だったんだろうけど・・・僕はこういうほのぼの系のロビン・ウィリアムズを観てる時が一番でした。
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