キング・オブ・エジプト ネタバレ 感想
あらすじ
「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス監督による冒険スペクタクルアクション。神と人間が共存し、「生命の神」オシリス王の統治により繁栄を誇っていた古代エジプト。しかし、弟セトのオシリス謀殺により王座は奪われ、人々は暴虐なセトに苦しめられていた。オシリスの子で、王座と視力を奪われたホルスは、コソ泥の青年ベックと手を組み、エジプトの王に君臨するための鍵を握る重要なアイテム「神の眼」を盗み出すべく、困難極まりない冒険の旅に出る。主人公ベック役に「マレフィセント」のブレントン・スウェイツ、ベックの恋人役に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のコートニー・イートン。「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのニコライ・コスター=ワルドウ、「300 スリーハンドレッド」のジェラルド・バトラーらが脇を固める。
予告
65点
新たな黄金戦士誕生
スーサイドスクワッドと合わせて観た映画だったけど・・・ぶっちゃけこっちのほうが面白かったです。
ネタバレしてるんで注意してください!
さてキング・オブ・エジプトですが、感想としてはアトラクション気分は味わえるけどストーリーは皆無でした。
いや、皆無というかあまりにもテンプレ過ぎて・・・今更こんな予定調和みたいなお話作ります?って感じです。
ただ映像面でそれなりに満足できたので中身はなくてもいいかな~とも思えましたね。
というかスーサイドスクワッドがガッカリ過ぎてねぇ・・・それで面白く感じたってのもあるかもしれません。
不味いラーメン食った後のカップ麺的なね。
あとは僕が「プリンス・オブ・ペルシャ」や「ハムナプトラ」とかのエジプトとか神話を題材にしたアトラクション映画がわりと好きで、多少テキトーな作りでも許せちゃうのもあるのかもしれません。
ザックリとストーリー紹介
・ここは神と人が共存する世界、人々も神々も神々の王でもあるオシリスが王座をホルスに譲る儀式に湧いていた
・1人の人間であるベックも恋人のザヤに衣装をプレゼント(盗品)して祭りを楽しんでいた
・しかし王座交代の時にオシリスの弟セトが割って入ってくる
・セトはオシリスを刺しホルスに「世界の王になるのは俺だ」といいセトとホルスの戦いが始まる
・圧倒的なセトの力に打ち負かされ目玉を繰り抜かれるホルス(目玉がホルスの力の源)
・人々はセトに支配されていたが人間のベックとザヤはそれに不満を感じホルスの目を片方盗み出す
・しかし逃げる最中にザヤがセトの屋の前に倒れてしまう
・ホルスを見つけたベックはザヤを生き返らせてもらえることを条件にホルスと手を組む
・ホルスの恋人ハトホルやトトなどのセトに反感を覚えている神々の協力をへてセトの元にたどり着く
・神々の力の一端を吸収したセトとまだ片目のホルスはオベリスクの塔で再度戦うがやはりかなわない
・そこにもう一つの目玉を手に入れてきたベックが目玉を手渡そうとするが、ベック自信も危ない状況に追い込まれる
・ホルスは自分の目か1人の人間かを救う二択を迫られ人を救うことを決断
・片目でも失われたと思っていた力を発揮できる様になったホルス
・自分の力に自信を持ったホルスはセトを圧倒
・こうしてエジプトに平和が戻りホルスは死者の世界に連れて行かれたハトホルを救いに向かいEND
神々の力(物理)がシンプルでいい
(ホルスのバッキバッキ過ぎないプニョっとしたお腹がわりと好き)
力こそ正義、デカさこそ力(パワー)を地でいくような設定がドツボでした!
しかも変身して強くなるという戦隊ヒーローみたいなわかりやすさ。
でもそんなシンプルな設定とかデザインが意外と悪くなかったです。
というかむしろすんなり世界観に入り込めて良かったくらい。
やっぱりアトラクション映画には小難しいお話とか凝った設定はいらんのですよ。
あ、本編とは関係ないけど変身したホルスの姿が黄金騎士や黄金聖闘士っぽくてクスッとなっちゃいました。
黄金騎士牙狼
黄金聖闘士
ホルス
うむ、ジェットストリームゴールドアタックが仕掛けられそう(意味不明)
ドラゴンボール並みの魂の安売り
ザヤが生き返るのはまー予想してましたよ。
でもベックまでサラッと生き返ってるのは色々と突っ込みたかったですね。
今まで散々ホルスが「おれには生き返らせる力はない・・・」とかアヌビスが超厳しそうで絶対融通聞かなそうだったのにラーが「面倒かけたしコイツラ生き返らせたるわ」って・・・
えぇえええ・・・(´Д`;)
そんなんでいいんすか、人命ってそんなもんなんすか。
地獄に落ちるのが金銭とか物理で決まってるのが皮肉が効いててイイな~なんて思ってたらこの予定調和っぷり。
全く納得行かないし感動もへったくれもないですよ。
後半の進め方が急すぎる
(コイツが出てくるくらいの所までは面白かったんですけどね)
ビジュアルとかアクションはいいんだけどストーリーにはやっぱり難ありです。
序盤は失われたホルスの力、ザヤの死、ベックとホルス、人と神の協力、というわかりやすい展開で結構面白かったんですよ。
でも後半からは・・・アポフィス(ギャラクタスみたいなやばそうな悪の神)、死者の世界とアヌビス、全知全能の神ラーなどの要素がすんごーく中途半端だし、そもそもコイツラ絡みの話も蛇足で物語もちょっと駆け足気味になっちゃってるんですよ。
そこらへんがどうにもノレなくて楽しめませんでした。
少なくともアポフィスとラーはいなくてよかったかもしれんです。
ただラストのホルスが人か目かを選ぶシーンはお約束ではあるものの燃える展開でよかったです。
まとめ
期待をしてない分楽しめはしたけど、本当に中身がないんでブルーレイで十分な内容ですね。
あ、でもブルーレイだとアクションの迫力も落ちるから家でも観る価値があるかと言われると・・・うーん。
まあ、エジプト成分とか神々成分とか金ピカ成分に飢えてる時にはいいかもしれませんね(どんな時だよ)
1,2共に大好きな作品、3なんてなかった。
吹き替えがTV版とブルーレイ版で違うので是非同封版を出してほしい!
時の砂をめぐったお話、僕は結構好きです。
ドラクエの時の砂ではぐれメタルを倒そうとしてたのはいい思い出。
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