[ポール・バーホーベン]ロボコップ ネタバレ 感想 [特集4]

ロボコップ (特別編) [DVD]

あらすじ

殉職した警官が全身を機械化したロボコップとして甦り、犯罪組織と戦う姿を描いた大ヒットSFアクション。近未来のデトロイト。多発する犯罪に対処するため、警察の経営権は民間の巨大企業オムニ社にたくされ、オムニ社は人間の警官にかわるサイボーグの開発を進めていた。そんなある日、デトロイトの警察に転任してきたばかりの警察官マーフィは、凶悪犯のクラレンス一味を追ってアジトに乗り込むが、逆に惨殺されてしまう。オムニ社は早速マーフィをロボコップとして復活させ、次々と犯罪者を取り締まっていく。しかし、ふとしたきっかけでマーフィとしての過去を知ったロボコップは、自分を殺したクラレンスへ復讐を誓う。(映画.comより)

 

100点

これが本当のバイオレンスヒーロー

僕はかなりのアメコミ好きです。

最初にハマったキッカケは確か「スポーン 」だったかな。

当時はその能力とビジュアルに衝撃をうけたもんです。

そこからはもーうアメコミにどっぷり。

ですが、昨今のアメコミはどうでしょう?

確かに面白いです、ぶっちゃけマーベルシリーズは全部追ってるしDCも全部観てます。

それに「シビル・ウォー」にはかなり興奮したし、評判の悪い「スーパーマンVSバットマン」だってそれなりに楽しめました。

でもね~、何か物足りないんですよね。

それは何かというと毒気たっぷりのバイオレンス!

いや、キャプテン・アメリカやスーパーマンに頭引っこ抜けとか腕ちょん切れと言ってるわけではないのです。

大衆向けヒーローにそこまでは求めないですからね。

でもダークヒーローならばもっとやらかしちゃっても良いんじゃないの?って思うんですよね。

かなりヤンチャしてると言われてる「デッドプール」でさえ正直な感想を言えば「ヌルい」んですよね(面白いけどね!)

首はポンポン飛ぶし下ネタも凄いけど・・・あくまで良識の範囲内というか、何だかんだお下劣さはなく低く小奇麗。

そしてバイオレンス要素もやはり今ひとつと言ったところ・・・

そこでこの懐かしの名作「ロボコップ」です。

ヒーローの誕生秘話としてはあまりにも生々しく、血も涙もない情け容赦のなさに数多くの人にトラウマを植えこんだのではないでしょうか?

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ザックリとストーリー紹介

・警官のマーフィーは凶悪犯罪者の巣窟デトロイトに配属になり、ルイスと組むことになった

・一方オムニ社は「デルタシティ」建設の為、街の犯罪を撲滅しようと人間の警官に変わるロボットを開発していた

・だがジョーンズのロボット計画は失敗に終わり代わりに、モートンが新たなロボット計画を任される

・ある日マーフィーは凶悪犯罪者のクラレンス一行と遭遇するが、マーフィーはクラレンスに捉えられ残忍なリンチをウケて瀕死の重体に・・・

・マーフィーはモートンのロボット計画に利用され、ロボコップとして蘇る

・蘇ったマーフィの記憶は消されているはずだが、警官として仕事をこなしていく上で次第に記憶が蘇ってくる

・一方モートンはジョーンズを怒らせた代償にクラレンスに襲撃され死んでしまう

・記憶を取り戻したマーフィはクラレンスを逮捕、ジョーンズが黒幕だと知る

・ジョーンズを逮捕しようとするマーフィだが、「オムニ社の重役に手を出せない」という第四のプログラムを仕組まれており逆に警察に追われる身になる

・ルイスの助力もあり廃工場に逃げ込んだマーフィは追手のクラレンス一味と対決

・ギリギリの所でクラレンス一味を全滅させたマーフィは直接オムニ社へと行き、ジョーンズを逮捕しようとする

・オムニ社の社長を人実に逃げようとするジョーンズだが、社長から首を言い渡され「第四のプログラム」から外されたことによりマーフィに撃たれてオムニ社ビルから落下してEND

ヒーロー物なのにトラウマ製造機

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(やっぱりマーフィ処刑シーンとコイツが一番強烈なトラウマだよね)

この映画、日本で地上波で放映された映画の中でもかなりのレベルのトラウマ製造機ではなかったでしょうか?

ちなみに僕の中でトラウマだったシーンをあげていくと・・・

・マーフィの処刑(クラレンスのニニニニニは本気でトラウマ)

・ロボコップになる上で残った腕も切り落とせというブラックユーモア(子供なりにひでぇ・・・って思った)

・ed209の動き方(ストップモーションがいい味出してる)

・上の画像の危ない薬品を浴びたやつ(名前なんだけっか)

・ロボコップが後半で今度は仲間警官からリンチされる(マーフィの処刑シーンと被って泣きそうに・・・)

・ロボコップの顔(ピーター・ウェラーのガイコツ顔は子供には恐怖でしか無かった)

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(バーホーベンは悲壮感と恐怖を同居させるのが上手い気がする)

 ストップモーションアニメの素晴らしさ

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(怖いんだけど、癒やしキャラでもあるed209)

当時はこのストップモーションアニメに恐怖感を抱いたものでもした。

何かカクカクした動きって得も言われぬ恐怖がありますよね?

今のCGは滅茶苦茶綺麗で撮影の自由度や表現の幅は広いけど、この時代のストップモーションアニメも味があって良いもんだな~って改めて思います。

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(階段を降りれずコケておきれなくなるed209)

ビジュアルにベタ惚れ!

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(重厚感漂うメタリックデザインがソソる)

当時小学生だった僕らの間ではロボコップはネタ扱いされることが多く、好きな人はいなかったんですよね。

だからロボコップが心底大好きでカッコいい!って思っていた僕は自分の感性がおかしいのかな~なんて悩んだりしたものです。

でも今観てもやっぱり重厚感漂う動きと敵の弾を避けずに、重戦車のように戦う姿はたまらないですね。

今のヒーロー物のように華麗な動きと多彩なカメラワークでスタイリッシュに魅せるのとはまた違った良さがあるものです。

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(この足に収納するホルスターに憧れたもんだ)

まとめ

他にもバーホーベンお得意の皮肉たっぷりのニュースやCM、絶妙に差し込んでくる社会風刺、等など色々あるのも魅力の1つです。

シリーズ1作目にして完成形って今観ても思います。

まあ、今となっては過激すぎる描写に地上波ではまず観れないのが何とも寂しいものです。

うーん、こういったトラウマを植えこむのも1つの教育にならないだろうか?

僕は小さい頃から綺麗なもんばっか観せて来たからといっていい子に育つとは思えないんですよね。

ということで自分に子供ができたら、初のヒーロー物映画はロボコップを魅せようと思います(ゲスい父親)

 

悪くはないけどやはり1には及ばず。

バイオレンス要素はあるもののバーホーベンのように洒落が効いてない。

しかし光る部分もあるので結構好きな作品。

当時ロボコップが飛ぶのにはワクワクした。

しかし完全におこちゃま向けヒーローになってしまったは残念。

トムジェーン版は視覚的なバイオレンスはないけど、リアリティあふれるエグい復讐のやり方はある意味生半可なバイオレンスより凶悪。

ちょっと悪役が可哀想とすら思えてくる。

レイ・スティーブンソン版はバイオレンス描写の多い作品で普通に楽しめる。

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2 Responses to “[ポール・バーホーベン]ロボコップ ネタバレ 感想 [特集4]”

  1. もぶ より:

    こんにちわ。

    バーホーベン映画の真打ちですねーザ・グリードと並んで個人的B級映画ランキング不動のツートップです。

    この映画も勿論切れ味鋭いブラックユーモアとリアルな残酷さに溢れてますが、だからこそロボの活躍やあの終わり方が映えるんですよね。
    バーホーベン作品って終わり方も色々ですが、共通してるのは割と後味さっぱりしてる所だと思うんです。後からよくよく考えるとこれはバッドだよなーって思っても、パッと見はそう感じさせないというか。
    この作中でも最悪な環境に対して仲間の警官たちだけはいいやつらってのもスターシップ~と共通してますよね。
    痛烈な風刺が持ち味ですが、ただ暗いだけで終わらせずそういう良心というか善性を忘れないのも彼のいい所だと思ってます。(作品によって使い分けてる感もありますが)

    珍しくヒロインがビッチでない作品ですしね(笑)マーフィーとルイスの距離感が好きです。(当然のように監督は初期案で二人を寝させようとしたらしいですが、色々あって思い直したようです。ベビーフードを破壊するシーンの暗喩には舌を巻きました)

    マスクオフしたロボコップのグロさ加減分かります。ありがちな傷付いた素顔が醜いとかそういうのとは違ったグロさなんですよね。カッコいい外見が一転してこうなるんですからまさに皮肉ってやつです。

    オッド・トーマス見ました。アーノルド・ヴォスルーに笑いました。
    自分らの世代だとイムホ様ということで既に存在自体がネタ(失礼)になってる彼ですが、あからさまにコメディ演技してるのは初めて見たかも?彼のなまり全開の英語好きなんですよね~「なんていい女ー」だけで爆笑できましたよ。あと大好きなウィレム・デフォーが出てるのにもびっくり。いつかこの二人が本格的に共演する映画を見たいです。しかし監督の今後が心配になる爆死っぷりで…いや大ヒットは難しそうな内容でしたが何もここまでとは(-_-;)
    でもソマーズ監督の低予算映画って想像出来ないんですよ…頑張ってほしいです。

    • ゆでたま より:

      もぶさんこんにちは~。
      真打ちですね~、バーホーベンらしさが出てるメジャー映画としてもスターシップ・トゥルーパーズとのツートップだと思います。

      切れ味が尖すぎて誰にも真似できてないですもんね、バーホーベンの作風って。
      あ~、確かに!終わり方にあと引く感じはありますね~。
      少年漫画のような熱いノリも出来つつブラックな世界観も作れるという、明と暗の使い分けが上手いなって思います。

      ヒロインとの距離感わかります、ルイスは良いヒロインですよね~。
      ラストのルイスが「死にそう」ってのに対して「大丈夫、生き返るから」ってのには何だかほほえましい気持ちになりました。
      おぉ、そうなんですか!
      ベッドインさせるとしら浮気になって話がややこしくなりそうですな。
      それともロボコップになってからのベッドシーンか!?
      ベビーフードの破壊の暗喩というのはロボコップにはもう子を残すことができないってことなんでしょうか?
      ううむ、こんな裏話があるとは・・・深いですな。

      オッド・トーマス観ましたか!
      アーノルド・ヴォルスルーの渾身のギャグにはハムナプトラ好き勢としてはたまらないですよね。
      あ、イムホさんいい声してんな~って思ってたけど・・・ハムナプトラでは声加工してるんかと思ってたけどあれはデフォの声だったのか!?
      ウィレム・デフォーってどんな作品出てても存在感ありますよね~。
      なんかの映画ですけど、撮影の合間におふざけするウィレム・デフォーの笑顔が超素敵でした(ゲイ絡みの映画だったような・・・)

      もうずっと浮上してこれてないから厳しいかもしれませんね~ソマーズ監督。
      ソマーズ監督の低予算か・・・確かに想像できないです(^^;)
      マーベル映画とかでいい仕事しそうなんですけどね~。

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