ザ・ハロウ 侵蝕 ネタバレ 感想
あらすじ
地元民から神聖化された不気味な森を舞台に、人間の血を求めてうごめく謎のクリーチャーたちの恐怖を描いたイギリス製ホラー。ロンドンで暮らす森林保護主義者ジョセフは、アイルランドの田舎町で住民たちが神聖視している森を調査するため、妻と幼い息子を連れて現地を訪れる。しかし静寂と暗闇に包まれたその森の奥には、正体不明のクリーチャーたちが潜んでいた。調査を進めるうちに息子を連れ去られてしまったジョセフは必死で行方を追うが、実はこの土地には驚くべき秘密が隠されていた。恐ろしくも美しい映像がサンダンス映画祭で話題を呼び、メガホンをとった新鋭コリン・ハーディは、今後撮影が予定されているリブート版「クロウ 飛翔伝説」の監督にも抜擢された。出演は「リンカーン 秘密の書」のジョゼフ・マウル、「復讐捜査線」のボヤナ・ノバコビッチ。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2016」上映作品。(映画.comより)
予告
60点
森の妖精さんがこんにちは
ゲオ先行レンタルで全世界でうんたら~ってウリ文句に釣られて借りちゃった映画。
内容は王道モンスターホラーです。
序盤中盤がかなりかったるくて寝そうになっちゃいましたいけど終盤は中々悪くなかったと思います。
ただ説明不足な映画なので人によっては「観るんじゃなかった!時間返せ!」ってなるかもしれません。
ちなみに僕は終盤は燃える場面やホロって来る場面とかあったんでそれなりに楽しめました!
ザックリとストーリー紹介
・森林伐採の実地調査にアダム一家がアイルランドのとある村に引っ越してくる
・その森にはハロウと呼ばれる妖精が住んでおり近づくなと近隣住人(特に近所のコラム)に注意されるアダム
・お伽話には付き合えないので調査を続けていく内に黒いネバネバした物体Xを発見
・どうやら生き物に寄生して操ることがわかる
・同時期に家の窓ガラスが割られてたりとアダムはコラムのいたずらだと信じて疑わない
・ある日の夜にお伽話だと思っていたハロウが現れアダム一家の赤子フィンが攫われる
・何とか取り戻すもアダムが目を触手で突かれハロウウィルス?に感染する
・ハロウには「取り替え子」という習性があるらしく取り返した赤子は偽物だと言うアダム
・奥さんのクレアは信じないので逃げるがアダムがハロウの本拠地に行き本物の息子のフィンを取り返す
・取り返したフィンをクレアに渡すがハロウに腹部を貫かれ死亡
・クレアはフィンとともに我が家に戻るが夫を亡くした喪失感で泣き崩れる
・結局森林は伐採され黒いネバネバ(ハロウの本体?)が伐採された木に付着したままどこかに運ばれていきEND
前半~中盤はありがちなモンスターホラー
登場人物はオーソドックスでアダム一家とハロウと昔ハロウで痛い目みた近所に住むコラムだけです。
ホラー映画にありがちな登場人物と設定ですよね(^^;)
だからまー前半~中盤はもうわかりきっている内容ばかりで正直退屈です。
「ソコは危ない、行くでないぞ」と注意してくれるおっさんに
どこにでもいそうなよくいるモンスター。
というかちょっとロード・オブ・ザ・リングのゴラムに似てます。
似てません?
アダムが感染してからが本番
アダムは途中から扉の隙間から目をプスリとされてハロウウィルス?に感染しちゃいます。
そんでそっからは結構盛り上がりますね。
今のアダムは正気なのか!?
いつの間にか脳を支配されているんじゃないか?
ってドキドキできましたね。
(先端恐怖症にはたまらないシーン、この画像は奥さんなんですけどね)
(いや、目をつぶってないでとりあえず横に避けたらどうかな?)
でもアダムが支配されなかったのは意外性があってよかったですね~。
終盤でアダムは感染が進み全身の傷口から気持ち悪いニョキニョキが生えてきちゃうんですよ。
ちょっと気持ち悪い造形はしてるもののそれまで一切良いところがなかったヘタレアダムが大活躍するんです。
(感染が進行し戦闘力大幅UP!!)
完全に支配されてクレアを追いかけまわすのかと思ったらまさかのハロウの本拠地へ単騎特攻!
(コラムの娘コーラと本当の息子)
フィンを救い出しクレアと合流するがハロウの背後からの一撃で致命傷を負ってしまったアダムは偽フィンと共に朽ち果てていく・・・
最後の偽赤ちゃんが朽ちていくのを見て涙を零すのは人の性か?ハロウの本能か?
何となく切なくなる瞬間です。
説明不足が勿体無い!!
この映画序盤のかったるい感じは置いといて後半は面白かったんですよ。
全てを終えて泣き崩れる奥さんとかスゲー切なかったしね。
(赤ちゃんが帰ってきても夫はもういない・・・)
それ故にもっと動機づけとかできてたらな~って思うんですよね。
大体ハロウの目的は子供だというのはわかるけど何で子供欲しがるのかの説明が全く無いです。
それにハロウの伝説も説明不足で一体全体どーいう伝説なのかよくわかりませんでした。
ゴラムもどきのモンスターは元人間だったのか?
黒いネバネバがハロウの本体なのか?
ここらへんが明言されていないんですよね。
あと森林伐採から始まるオープニングとエンディングもちょっと意味不明ですね。
「森林伐採しちゃいかんよ!」っていう意図が見えるような見えないような感じだし、大体ハロウと何の関係が・・・?
それに最後の最後で更なる謎を呼んでます。
この画像を見る限り感染したアダムとクレアと赤ん坊を暗示してはいるのだが・・・
そんな前フリ全く無かったんですけど!?
まとめ
序盤中盤はかったるいけど終盤はそれなりに楽しめる・・・でも説明不足がハンパないのでモヤモヤもしちゃう。
そんな映画でした。
まあ、怖くもないしグロくもないんでかる~いホラーを観たい人にはちょうどいいんじゃないですかね!
寄生、環境問題とくればこの作品しかないでしょう。
映画は未見だけど評判がそこそこいいんで観ようかな~。
大好きな漫画作品。
短くて読みやすいのでおすすめです。
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