グリーンインフェルノ ネタバレ 感想

グリーン・インフェルノ [Blu-ray]

あらすじ

「ホステル」の鬼才イーライ・ロスが、1981年製作のルッジェロ・デオダート監督作「食人族」をモチーフに、アマゾン奥地で食人族に捕らわれた若者たちの壮絶な運命を残酷描写満載で描いたホラー。森林伐採の不正を暴くためアマゾンを訪れた環境活動家の学生たち。過激な活動が問題となり強制送還されることになるが、帰りの飛行機にエンジントラブルが起こりジャングルに墜落してしまう。なんとか生き延びたものの、そこで彼らを待ち受けていたのは人間を食べる習慣を持つ食人族だった。学生たちは食人族に捕らえられ、次々と餌食になっていく。出演はロス監督の妻である女優ロレンツァ・イッツォ、「アフターショック」のアリエル・レビ。(映画.comより)

予告

 

65点

食人族のお料理教室

あ、どうもようやく長い風邪から治ったゆでたまです。

昔は風邪なんぞ1日休めば治っていたのに10日も引っ張るなんて歳なんですかね。

 

ということでイーライ・ロス監督のグリーンインフェルノを観ました。

食人族系の映画って実は僕は初体験なんですよね。

ゾンビ映画のようなホラーは大丈夫でも原住民の食人って何か苦手だったんです。

いわゆる食わず嫌いってやつでして・・・(人を喰うだけになんちって)

「観たら気分悪くなっちゃうんだろうな~」とか「ウィンナー食べれなくなるんだろうな~」とか考えてしまい今までずっと避けてきたジャンルなんですよ。

でも今回は好物であるイーライ・ロス作品なので勇気を出してみることにしてみました。

食人属映画初体験の感想としては・・・わりと普通でした!(小並感な感想)

案外気分悪くなるとかウィンナー食えなくなるとかはなかったです。

イーライ・ロス作品で題材の割にはマイルドに感じました。

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ザックリとストーリー紹介

・慈善事業に興味津々なジャスティンはアレハンドロが運営する慈善団体に参加する
・ジャスティンはアレハンドロ率いる慈善団体と共にジャングルの開拓業者にデモを行う
・デモは成功するが帰りに飛行機が墜落
・守っていたはずの原住民に攫われ美味しくいただかれる
・死体にマリファナを入れて原住民に食べされる
・原住民がラリッてる間に脱出するジャスティン
・一時は捕まるものの仲良くなった原住民の子供に助けてもらい脱出に成功
・原住民の子供の恩に向いる為に原住民の食人の事実を隠し仲間は事故死と嘘をつく
・ラストでアレハンドロが生きていることを示唆してEND

控えめなイーライ・ロス作品

この監督の撮る映画ってどの作品も強烈な残虐描写と胸糞展開ばかりなんです。

でも目を背けたくなるような展開ばかりなのに不思議と毎回観たくなる中毒性も持っているんですよね。

そんでそんなヤバイ監督に食人族というヤバイ題材が加わったらどんだけヤバイのができちゃうんだ!?

って思ってたら意外とふつ~なホラーになってました。

イーライ・ロス作品ってグロ、エロ、胸糞の3つが必ず6:2:2くらいで配合されていまして、この映画も例に漏れずそんな風配分されてはいるんですが・・・

どれもすごーーくマイルド。

グロもマイルドならエロも胸糞具合もイマイチな感じ。

グロとか胸糞度の高さで言えば「アフターショック」の方が全然上なくらいです。

悪くないけど物足りなさは感じる

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序盤の墜落事故は「ファイナル・デスティネーション」のようなピタゴラスィッチ的な死に方で良かったしその後のヤハ族の襲撃もクスッとなる要素もりつつ盛り上がる立ち上がりで素晴らしかったです。

でもヤハ族に捕まってからは微妙だったかな。

正直調理法をもっと工夫して欲しかったですね~。

人を喰うというおぞましい行為がどのように行われるのかそして生き残った面々がどのように食われていくのか。

それを楽しみに観るような映画じゃないですか。

なのにただ焼いてモグモグじゃあ・・・

リアリティはあるんだろうけど満足は出来ませんな。

というかリアリティを言うならジョナの舌を食うシーンがあるけど、人の舌ってそう簡単に噛みちぎれないんじゃ?

決して退屈とまではいかないけど肩透かし感はありましたね。

 

あ、でもヤハ族がマリファナでラリってるのはちょっと斬新でした。

その後の「やべぇえ、マリファナで空腹状態になってる!」のくだりは笑っちゃいました。

脚をゲットして走ってる子供の姿がグッド。

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アレハンドロとカラの扱いが残念

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この2人にはとにかく腹たちましたね~。

カラは「アレハンドロ目当てなら容赦しないよ!」みたいな感じで事ある毎にネチネチあたってくるしアレハンドロもジャスティンの立場(議員の娘)を容赦なく利用するし仲間は見捨てるしでキングオブクズカップルです。

とりあえず「こいつらがどーゆー風に食われるか楽しみだぜ」なんて思ってたらカラはギャグみたいな死に方するしアレハンドロは無傷で生き残ってるしで何とも言えないモヤッとした気持ちになりましたよ。

まあ、イーライ・ロス作品って悪党が成敗されるようなスカッとするシーンの方が少ないしいい人が酷い目に会うほうが多いからこの胸糞展開自体は予想してなかったわけではないです。

でもカラとアレハンドロには地獄の苦しみを与えて欲しかったなあ。

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クスってなったシーンだけど全然生ぬるい。

個人的にはカラに対する怒りのほうがアレハンドロより強かったからね。

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何故か生き残っていやがったアレハンドロ。

全身黒染めしてるっぽいので部族入りでもしたのかもしれない。

まとめ

良くも悪くもいつもながらのイーライ・ロス監督の映画でした。

グロも胸糞度も控えめなのでイーライ・ロス入門編にいいかもしれない。

あと美女揃いなのにエロが少ないのはイマイチだったかもしれませんね。

あ、でもエイミーのちょっとあれなシーンは極々一部の人にはウケるかもしれません。

個人的にはあーいうスカ系ってグロよりも苦手です・・・

 

イーライ・ロスといえばこれですよね。

確か誰か日本人がチョイ役で出てました。

個人的にはイーライ・ロス作品では一番胸糞悪かった作品です。

食人ではないけど原住民繋がりで。

メル・ギブソン監督作は個人的に大好きです。

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