バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 ネタバレ 感想
あらすじ
不朽のヒーロー「スーパーマン」をリブートした「マン・オブ・スティール」の続編で、ヘンリー・カビル演じる主人公のクラーク・ケント=スーパーマンに加え、DCコミックを代表するヒーロー「バットマン」も登場。「アルゴ」のベン・アフレックがブルース・ウェイン=バットマンを演じる。そのほか、同じくDCコミックの「ワンダーウーマン」も参戦し、イスラエル出身の新星ガル・ギャドットがダイアナ・プリンス=ワンダーウーマンに扮する。スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーには「ソーシャル・ネットワーク」「グランド・イリュージョン」のジェシー・アイゼンバーグ、ブルースの執事アルフレッドにジェレミー・アイアンズ。監督はザック・スナイダーが続投、脚本に「アルゴ」でアカデミー賞を受賞したクリス・テリオが参加。(映画.comより)
予告
65点
ワンダーウーマン最高
どうも花粉症で高熱+鼻の痛み+喉の痛み+鼻水で生き地獄を味わっているのりたまです。
今は微熱が続いてる状態だけど体のだるけがまーーーたくとれません。
そんでずーと寝てばっかも暇なのでBVSを観てきました(ちょっとまて)
評判が悪く何とな~く観る気のしなかったBVSだけどスーサイド・スクワッドの予告を観たら急に観たくなっちゃったんですよね。
いやー、やっぱりハーレクィン(マーゴット・ロビー)はいいですね!
カーラ・デルヴィーニュもやっぱり可愛いです。
前に二人の魅力的なスタイルの秘訣を記事にしたので彼女たちのワークアウトに興味のある人は見てみてください♪→魅惑の体を持った二人の女優に注目!映画「スーサイド・スクワッド」
そして期待の新ジョーカーはカラフルで毒々しくてヒース・レジャー版ジョーカーとはきっちり差別化できているようです。
デッドプールと合わせて公開が待ちきれませんね!
あれ?BVSの感想じゃなくてスーサイド・スクワッドの宣伝になってしまった気がする。
目次
ザックリとストーリー紹介
・「マン・オブ・スティール」でのゾッド将軍との戦いで多数の被害者が出てバットマン激おこ
・スーパーマンは自責の念があるんだかないんだかでロイス・レインとイチャコラ
・レックス・ルーサーが裏で暗躍してバットマンとスーパーマンを戦わせる
・クリプトナイトを使った戦略でスーパーマンに勝利するバットマン
・とどめを刺そうとするが母親の姓が同じという偶然で救われるスーパーマン
・2人の誤解が解けて協力してレックス・ルーサーを追い詰めるがレックス・ルーサーはドゥームズデイを召喚
・そこにワンダーウーマンが加勢するが無限の再生能力でジリ貧に
・クリプトナイトを使ったスーパーマンの特攻でドゥームズデイは倒したがスーパーマンも相打ちに
・バットマンとワンダーウーマンは他の隠れたヒーローたちを探しだす決意をする
・盛大に葬儀をあげられたスーパーマンの墓の泥が浮き上がり復活を示唆してEND
ベン・アフレック版バットマンのデキがいい!
個人的にベン・アフレックって大好きなんです。
何となく哀愁ただよう顔と穏やかな感じの性格が個人的にはツボです。
そんな彼のバットマンを演じるにあたっての情熱は並々ならぬものがあったようで・・・
1日5000キロカロリー以上の摂取に加えて凄まじいワークアウトをこなして見事な体を作り上げてきています。
まあ、そういった部分を度外視にしてもベン・アフレック版はかなり好きなバットマン像ですけどね。
あとアクションに関してもノーラン監督はアクションを取るのが下手なのかリアル志向すぎるのか「ダークナイトシリーズ」はもっさりしていたのに対し今作のバットマンのアクションはキレッキレです。
ゲームのバットマンシリーズをやったことある人ならわかると思うけどあんな感じの動きをしていて爽快感があります。
ゲーム自体はアクション苦手でプレイしやすいですよ♪
そして何よりアーマードバットマンがカッコいい!!
あのメカメカしいデザインと重厚感漂う戦闘は堪らなかったですね~。
ちなみにベン・アフレックは自らバットマンの脚本を書き上げていてそれが中々好評らしいのでもしかしたらベン・アフレック脚本のバットマンが見れるかもしれません。
個人的には好きなベン・アフレックのバットマンは気に入ったので観てみたいですねー。
ワンダーウーマンの登場でテンションマックス
はい、今作の目玉です。
色んな所でワンダーウーマンだけは素晴らしかったと言われていますが、僕もそこには心底同意でバットマンがドゥームズデイに追いつめられてあわやって所でワンダーウーマンが助太刀に入るシーンは最高に燃えました。
音楽もメッチャ燃えます。
残念なのは彼女のヒストリーはちょびっとしか出てこないし(スピンオフ作品が決定してるから仕方ないかも)戦闘シーンも予告でみせたのに毛が生えた程度しかないことですかね。
詰め込みすぎて脚本がグチャグチャ
全体的に詰め込み過ぎ感がハンパないです。
「ジャスティス・リーグ」が予定されている上にそれぞれのスピンオフがあるので登場キャラがどうしても多くなります。
ただでさえ主要人物のバットマン、ワンダーウーマン、レックス・ルーサーといった今作初登場キャラが多いのに他にもスピンオフ作品のキャラを登場させるのは詰め込み過ぎかなと・・・
何だかサム・ライミ版の「スパイダーマン3」を観てる気分でした(好きだけどね)
あまりにも色々詰め込み過ぎるもんだから2時間40分近い上映ですら尺が足りないと感じましたからね。
それに登場人物全員の動機や行動の理由が弱いんですよ。
バットマンの動機が弱い!(裏設定考慮なし)
脚本の肝であるバットマンがスーパーマンを憎む理由が弱すぎます。
確かにスーパーマンは街中を破壊しまくった結果多くの死傷者を出したけど戦闘場所を選り好みしてる余裕もなかったのでは?
ドラゴンボールよろしく「ここは人が多すぎる、別の場所でやろうぜ」なんて言える雰囲気でもないし聞く相手でもないでしょう。
それに一般人に危害を加えずに自分と同じような超人相手に戦うのは無理でしょうしね。
それこそ像がアリを踏まないように戦うもんです。
そりゃ多数の死傷者は出たもののゾッド将軍を放置してたらより多くの死傷者が間違いなく出てますからね。
そして何よりラストの展開です。
母親の姓が同じだから思いとどまるって・・・
なんでやねん!って思わず突っ込んでしまいましたよ。
それこそロイス・レインが間に割って入って「お願いやめて~、スーパーマンの母親が人質になってるのよ!」というありきたりな展開の方がマシだったんじゃないかな。
知れば納得!?バットマンの裏設定
ただ実はこれは裏設定を加味してない感想です。
裏設定みたいなのを知ると少し評価も変わってきます。
まずスーパーマンに対する異常ともとれる危機感にはジョーカーとのトラウマが大きく関わってきます。
バットマンは自分という存在がジョーカーというバケモノを生み出したことに常に後ろめたい気持ちがありました。
また不殺という信条やジョーカーの存在によって取り返しの付かない悲劇も起きてます(ロビンのコスチュームの落書きで暗示)
そういう経緯もあってかスーパーマンが自分と同じようにジョーカーのようなバケモノを生み出してしまうのではないのか?という事に危機感を抱いているんですよね。
だから今作では不殺を信条としたバットマンではなく手段を選ばないバットマンとして描かれています(悪党とはいえ拷問したり)
そうなった背景は細かく説明されていないのでわかりづらいんですよね。
ただそこら辺を知ると今作のバットマンの行動にもそれなりに説得力が出てくる・・・気がしないでもないです。
でもやっぱりラストのマーサのくだりはどー解釈しても微妙ですけどね。
スーパーマンのオツムが弱い!
バットマン以上にスーパーマンが酷いです。
あれだけ死傷者出してるのに葛藤してる様子はあまりないしロイス・レインとイチャコラしてるシーンも相まって余計に頭の足りない子にしか見えませんでしたよ。
まあ、葛藤のシーンを入れなかったのはバットマンがスーパーマンを憎むのに同調させる為なのかもしれないけど・・・
それにしても何だか今作のスーパーマンはキャラがふわふわしてました。
レックス・ルーサーにマーサを囚われた時も「1時間でバットマン殺ってこい」って言われてたけど「いや、バットマンと戦うよりもその超高性能な耳でマーサ探せば良くない?」って思っちゃったしスーパーマンならあれだけ猶予あればメトロポリス中を探し回れるんじゃないかろうか。
せめてレックス・ルーサーが「君には絶対に見つけられない場所に確保してあるんだ」とか何かしらスーパーマンを抑えつけるための理由が欲しかったです。
あとバットマンと対峙した時も全力ハグして身動き取れなくすれば強制的にマーサの話は出来たでしょ。
バットマンだってマーサを犠牲にしてまでスーパーマンとやりあうようなことしなかったと思うんですよね。
それなのになぜわざわざ吹き飛ばすのかな?
ドラゴンボールじゃないんだから吹き飛ばせばそれっぽいというのはやめて欲しいです。
しかも一度食らったクリプトナイト弾を二度も食らう超人ってどうなんだ。
一度は不意打ちだから仕方ないけど二発目はスーパーマンの反射神経なら避けれたんじゃなかろうか。
それともよっぽど一発目のクリプトナイトで弱っていたのかな?
スーパーマンじゃないけどロイス・レインが槍を捨てるシーンもちょっと理解に苦しみます。
確かにスーパーマンに危害を加えるものだろうけどそれ以上に超重要アイテムで紛失して良いもんじゃないでしょう。
それを水の底に静めるだなんてFFでエクスカリバーを捨てる行為に等しいですよ。
というかバットマンにしたってなぜ槍を放置したって感じですからね。
あとラストのドゥームズデイとの相打ちも若干不満です。
あのスピアーって別に飛んでって刺す必要ないんじゃ・・・
全力でぶん投げればスーパーマンの膂力なら簡単に貫いたのでは?
ワンダーウーマンがムチで縛ってるので避けようもないだろうしね。
まあ、これに関しては確実に倒すには特攻が確実なので無理に突っ込むところでもないんですけどね。
それこそアイアンマンがビームをキャップの盾に反射させて相手を倒すのに「それ必要ないやろ!」突っ込むようなものです(超わかりづらい例え)
レックス・ルーサーのキャラが弱い!
相変わらずジェシー・アイゼンバーグは特有の早口と掴みどころのないキャラをしているんです。
僕は知恵と財力をいかしてバットマンもスーパーマンも手玉にとって弄ぶような邪悪なキャラを想像していたんですけど・・・
実際は自爆テロをさせるとか人質を取るだとかあまりにもありきたりすぎる小悪党でした。
かなり期待していただけにジェシー・アイゼンバーグの個性が全然活きて無くてガッカリです。
知ると評価が変わる!?BVSの疑問シーンの補足
この映画では思え誰だ?って登場人物や何だ今のはって思うようなシーンが多いです。
そこの補足を個人的な解釈(妄想のようなもの)ではるけどしていこうと思います。
そういったシーンの意味を知るとこの映画の評価がガラッと変わるほど・・・でもないけど多少よくなる可能性はあるので是非僕の解釈だけでなく自分で調べてみると良いですよ!
悪に裏返ったスーパーマン?
ある日バットマンはスーパーマンを「1%でも危機になる可能性があるのなら・・・」と言っていたようにスーパーマンが悪に寝返ってしまった時の未来の危機を夢?予知夢?をみています。
あの世界ではロイス・レインが何かをキッカケに死んでしまいスーパーマンが統治する世界になっている。
マーベルでもDCでもよく並行世界と呼ばれる物が出てくるんですが(いわゆるパラレルワールド)その世界の予知夢を見ているんですね。
そしてそこにダークサイドと呼ばれるマーベルでいうサノスとかアポカリプスによく似た(見た目的な意味で)ヴィランが登場する世界を舞台にしているのでしょう。
空飛ぶ化物は多分ダークサイドの手下なのではないでしょうか。
銃を使うバットマンは何者か?
この世界でバットマンが銃をぶっ放すのは今作では不殺という信念が揺らいでいる設定があるからです。
ロビンがジョーカーにやられていることを暗示しているコスチュームの落書きがあるように今作のバットマンは精神的に色々と危ういようです。
それはスーパーマンをクリプトナイトの槍で止めを刺そうとしているシーンからも感じ取れます(どんな相手でも不殺が信念のバットマンとは相反しているという意味で)
そして夢の近未来ではもはや戦争と呼ぶにふさわしい状況になっており完全に銃を使わないという綺麗事を捨て去ったブルース・ウェイン像を描いているのではないでしょうか?
銃を使っている自分の姿なんてブルース・ウェインとしては何よりの悪夢でしょう。
もう一つの可能性としてはあれはブルース・ウェインではなくダミアン・ウェインである可能性です。
ダミアン・ウェインはラーズ・アル・グールの頭領の娘のタリアとブルース・ウェインとの子です。
ダミアン・ウェインは未来では残虐設定なので近未来の夢を見えるとしたら合致します。
でも仲間を撃たれて動揺するシーンもあるし顔がブルース・ウェインなのでダミアン・ウェイン本人ではなくあくまでダミアン・ウェインの要素を含んだブルース・ウェインってことでしょう。
多分ちょっとした原作ファンへのサービスだと思います。
メタヒューマンプロジェクトとは?
これは単純にスピンオフ作品の顔見せですね。
フラッシュやサイボーグやアクアマンなどがチラッと出てきます。
ワンダーウーマンと同様にスピンオフ予定があるので気になる人はチェックしてみましょう。
ちなみにフラッシュはドラマ化されています。
モニターから飛び出てきた人は誰?
ブルース・ウェインが夢にみた画面から飛び出てくる人はフラッシュです。
フラッシュはスピードフォースと呼ばれる異次元にアクセスし時空を超えたりもできるのでブルース・ウェインに危機を知らせに来たのでしょう。
かなりのチート能力ではあるけど体の作りは一般人レベルなのでワンパンで沈むのが特徴のヒーローです。
まとめ
かなり評判が悪い作品なんですけど劇場では語られないバットマンの心情を各々で補填できるとそれなりに評価が上がる映画だと思います。
だから支持するマニアックなファンがいるのではないでしょうか?
僕は残念ながらそこまでの深い知識はないのでネットで拾ってきた情報+個人的な解釈(妄想とも言う)で保管してます。
ただスーパーマンに関しては何もフォローできないですねー。
別にウジウジ悩むシーンを観たいわけではないけどもっとこう物語に抑揚が欲しかったです。
まあ、設定が超人過ぎて弱点を作るのが難しいキャラだというのは分かるんですけどね。
ただつまらなくはないしブルーレイで観る分にはそれなりに楽しめるとは思いますけどね。
コレジャナイ感はあるもののそれなりに面白い映画です。
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