虹蛇と眠る女 ネタバレ 感想
あらすじ
ニコール・キッドマンが25年ぶりに母国オーストラリアで主演を果たした心理サスペンス。砂漠地帯の小さな街に引っ越して来たマシューとキャサリン夫婦。ある満月の晩、彼らの子どもたちが突如として姿を消してしまう。地元のベテラン警官レイらが捜索を開始するが、手がかりは全く見つからず、やがて夫婦に疑惑の目が向けられるように。次第に神経をすり減らしていったキャサリンは、先住民族アボリジニに語り継がれる神話「虹蛇の伝説」を知り……。キッドマンが子どもたちの行方を追う母親役を体当たりで演じ、ヌードシーンも披露。共演に「恋におちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズ、「マトリックス」シリーズのヒューゴ・ウィービング。本作が長編劇映画デビューとなる女性監督キム・ファラントがメガホンをとった。(映画.comより)
予告
30点
投げっぱなしジャーマンはやめてくれ・・・(‘A`)
ニコール・キッドマンがとても体を張っている映画でした。
だけど脚本が全てを無駄にしてしまうほど酷い。
こういうミステリーぽい映画ってきちんと答えが用意されてないとダメだと思うんですよ。
少なくとも僕はある程度の答えを得たくて続きを観るわけなんですけど、この映画は色々投げっぱなしでしたね~。
謎が謎を呼ぶ・・・わけでもない
(問題を抱えてる家族的な雰囲気は悪くなかった)
序盤の掴みは悪くないです。
田舎に引っ越してきたパーカー一家があまり受け入れられてない感じとか、息子は夢遊病だし姉ちゃんは何だかビッチ臭漂ってて訳あり家族なんだなってのは何となく分かる。
だから村ぐるみで家族をどうにかしちゃうのかな~とか姉ちゃんが監禁されて~とか色々と期待してたんですけど・・・何も起きない。
かと思えば特に何か伏線があるわけでもなく、ある日突然理由も脈絡もなく急に子供二人がいなくなる。
え?何の予兆もないけどどういうこと?
一応それから姉ちゃんはどうやら前の学校の先生と関係を持っていたらしく、それが原因でこんな辺境の地へとやってきたらしい。
そんでこの村でもパーカー一家を嫌ってるわけではないようなのもわかる。
ただ近くに住んでいる青年と娘は体の関係があるらしい、この青年はお手伝いさんとしてパーカー家が雇っている。
だからなのかパーカー家では「お前の家の娘はビッチだ!」なんてイタ電が来る。(予告にあったシーン)
そんでそういった娘と青年の関係や学校の先生が子供を誘拐したのかなって思うんだけど、どうやらそんな感じでもない。
むしろキャサリン(ニコール・キッドマン)の方が色んな男に色目使ったりするし、何だかちょっと異常な感じ。
娘がビッチに育ったのは母親のせいなんじゃなかろうか・・・
とまあこんな感じにとにかく色々謎になりそうなものが登場するはするんだけど、どれもが謎に直結しない。
というか全く無関係のようにすら思えてくる。
動きのないストーリー
(ふしだらな娘の話に焦点を絞ってくれた方が面白かったかもしれん)
一応子供たちがいなくなってから大規模な人海戦術による砂漠地帯での捜査が行われたりするし、ニコール・キッドマンの濡れ場がちょっぴりあったりするけどそれ以外は本当に何もない。
大きな動きは娘と関係を持った青年を父親のマシュー(ジョセフ・ファインズ)がぶん殴ったりしたぐらい。
基本的にはかったるい痴話喧嘩と意味があるんだかないんだかわからないような会話シーンがこの映画の9割を占める。
しかもやたら風景を映してるシーンが多く何だか田舎の日常を見せられてる気分。
驚愕の真実!いなくなった子供たちは・・・
(ニコール・キッドマンの体を張った濡れ場が最大の見せ場)
物語の後半で何故か唐突に見つかる息子。(さんざん捜索して見つからなかったのに親父がサクッと見つける)
だけど息子は失語症になったように断固として姉ちゃんの行方について喋らない。
そんでキャサリンはずっと親身になってくれてた警察官のデイヴィットにも体の関係を迫るんだけど、拒絶されトボトボと砂漠へと消えていく。
次の日なぜかマッパの状態で街に戻ってくるキャサリン(かなり体をはってるニコール・キッドマン)
そして唐突にEDが始まり綺麗な崖とともに流れるよくわからないポエムで映画は終わる
・・・は?
娘はどうなったの?
そもそも息子はなんで見つかったの?
そもそも子供二人はなんで忽然といなくなったの?
神話って何?虹蛇ってなんだったの??
あらゆる謎は投げっぱなしにされ山と谷の映像をバックに情緒的なポエムで映画は終わります。
まとめ
THE時間の無駄。
謎を投げっぱなしにして思わせぶりなポエムで「分かる人にはわかりますよ(・`ー・´)」みたいなのってそりゃないでしょ。。。
ミステリー映画を謳うのならある程度の答えは用意してくれい(‘A`)
久しぶりにトンデモナイ駄作に時間を使わされて疲れてしまいした。
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