ミッション:インポッシブル ローグネイション ネタバレ 感想
あらすじ
トム・クルーズの代名詞ともいえる大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」のシリーズ第5作。CIAやKGBをはじめとする各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織「シンジケート」の暗躍により、イーサン・ハントの所属するIMFはまたも解体の危機に陥る。組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは仲間とともに世界の危機を救うため史上最難関のミッションに挑む。約1500メートルの上空を飛ぶ軍用機のドア外部から機内に侵入するというアクションを、クルーズがスタントなしで演じているシーンが撮影時から話題に。監督は、クルーズ主演の「アウトロー」も手がけたクリストファー・マッカリー。共演はシリーズ出演3作目となるサイモン・ペッグ、前作から登場したジェレミー・レナー、シリーズ全作出演のビング・レイムスほか、新ヒロインとしてスウェーデン出身のレベッカ・ファーガソンが参戦。(映画.comより)
予告
90点
スパイVSスパイ!
このシリーズって多分全シリーズ観てはいるんですけど、あまり記憶に残ってないんですよね。
それも僕がスパイものが苦手ってのがあって惰性で観てたからです。
基本的に劇場に足を運ぶ事はなく家で観るシリーズと勝手に決めてたのだけど、「 キングスマン」以来スパイものにすっかりハマってしまいました(´∀`)
しかも最近トム・クルーズの魅力に気づいたので今作は全く新しい感覚で観れましたね。
テンプレ登場人物にテンプレストーリー
スパイものに欠かせないものといえば美女にオタク技術者に頭の固い役人。
もう何年も使い古されたテンプレ素材ばかりだけど、そんな使い古された素材であろうと丁寧に料理されてれば美味しくいただけるものだ。
今回はスパイ組織相手に戦うのでどんでん返しの応酬になるのかな~と思ったら案外そうでもない。
基本的に先は読めてしまうし意外性はとこまで高くもないから、もうスパイ映画というよりはただのアクション映画に近いかもしれない。
でもそういうのって逆にいえば安心して観れるってことでもあるわけで。
先が読めちゃうってのは「どうせこうなるんだろ?わかってるって(∀`*ゞ)」という視聴者のこうなってほしい願望を叶えてくれてるのでそれはそれで爽快感がある。
例えば今回の悪の親玉ってすんげー狡猾で嫌な奴なものだから観てる側は「コヤツに天誅を!ヽ(`Д´)ノ」って思うじゃないですか。
だからラストでイーサン(トム・クルーズ)が水戸黄門よろしくきっちり成敗しちゃうのが気持ちいいのです。
ダブルヒロインが素晴らしい
僕は泥臭く戦う女性の映画が好物なものだからイルサ(レベッカファーガソン)はどストライクだった。
祖国の為に働いている内に祖国に使い捨てにされ、スパイで潜入した組織にも良いように利用され国に帰ることも自由になることもできない。
そんな生き地獄を何とか抜けようと必死に模索して生き残ろうとする姿って美しいじゃないですか。
しかもアクションもイーサンに負けず劣らずガッツリこなしてるのだからもう褒める所しかない。
ラストのヤニク・ヴィンターとのバトルも泥臭くてよかったなあ。
基本的に戦う女性ってのは大好きだけどあんまり無双しすぎるのはちょっと苦手。
だからルーシーやバイオハザードのアリスみたいなのはそこまで燃えないんです(好きな人いたらごめんなさい)
あ、でも「ロングキスグッドナイト」みたいな無双系は大好物です(´∀`)
そんで実は今回もう一人ヒロインがいるんですよね。
それはベンジー(サイモン・ペッグ)
彼はいわゆる有能なエンジニア担当なんだけど、とにかくトムの事を尊敬していて本当に大切な友人だと思っている。
イーサンが政府に疑惑をかけられ姿をくらましても絶対に疑わない。
それどころか彼の為に逮捕されるのも覚悟で政府にたてつきイーサンと合流した後はどんなに危険でも行動を共にしようとする。
ぶっちゃけヒロインよりもベンジーの方がイーサンと一緒にいる時間が長かったくらい。
今回はベンジーが色々とエライ目にあうのだけど、そのたびにサイモン・ペッグの絶妙な演技がツボにハマってめっちゃ笑えます。
「ショーンオブザデッド」や「宇宙人ポール」でもそうだけど彼はこういう緩いポジションは本当ハマり役だ。
50歳とは思えないほどアクションの連続
トム・クルーズといえば命知らずなスタントが有名ですよね。
前作のゴースト・プロトコルも高層ビルにガラスに張り付くスタントをやっていたんだけど、今回も初っ端から飛行機に張り付いている。
マネージャーやスポンサーはまー生きた心地がしないだろうね(;・∀・)
そんなトムも50超えだけど、無駄な贅肉を極力絞った体と若々しい顔は全くそれを感じさせない。
アクションの見所は色々あるけど劇場での狙撃が特に面白かったかな。
劇場での狙撃戦は三つ巴状態で誰が味方で誰が敵が全く検討もつかない状態で首相を助けなきゃいけないもんだからかなり緊迫したムードでわくわくできた。
結局首相の肩を撃つという方法で回避するわけだけど、実はこれ読めてました(・`ー・´)
キアヌの映画「スピード 」で迷ったときは人質を撃てっていうのが真っ先に頭をよぎったのでねフフ・・・(コレが言いたいだけ)
水中ミッションは飛び込む瞬間が中々タマヒュンでした。
あーいう底の見えない所に飛び込むって背筋がゾワってしちゃう。
あとすごくどうでもいいんだけど水中ミッションって自分も映画に合わせて息止めません?
僕は毎回やっちゃうんですよね(いい大人が何してんだ)
たいてい息続かないんですけどね(´∀`;)
まとめ
かなり楽しめましたね。
脇を固めるキャラが魅力的で特にヒロインが良かったです。
レベッカファーガソンは遅咲きな感じだけどこれから色んな映画で観れたらいいなーって思えましたね。
特別すごい演技してるわけでもないんだけど結構印象に残りました。
ただ今回はベンジー意外の脇役がちょっと出番少なかったかな~。
ジェレミー・レナーは僕ものりたまも好きな俳優なのでもっと出番が増えて欲しいですね。
「アメリカン・ハッスル」ではかなり良いキャラしてるので彼のファンはオススメですよ。
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