ザ・グリード ネタバレ 感想
あらすじ
海に浮かぶ豪華客船を舞台に、未知の巨大モンスターが大暴れするSFパニック。監督・脚本は『ハックフィンの冒険』(日本未公開)のスティーヴン・ソマーズ。撮影は「バッド・ボーイズ」のハワード・アサートン。音楽は「L.A.コンフィデンシャル」の巨匠ジェリー・ゴールドスミス。クリーチャーデザインは「トータル・リコール」でアカデミー視覚効果賞を獲得したロブ・ボッティン。視覚効果は「アビス」のドリームクエスト・イメージズ社と「ディープ・インパクト」のインダストリアル・ライト・アンド・マジック社が担当。出演は「プリンス・オブ・シティ」のトリート・ウィリアムズ、「ゴールデンアイ」のファムケ・ヤンセンほか。(映画.comより)
100点
モンスターパニックの最高峰!!
スタローンのクリードを観て真っ先に思い浮かんだ映画です。
名言や印象的なシーンが多いので地上波で観て覚えている人も多いんじゃないだろうか?
ちなみに監督は「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」のスティーブン・スマーズです。
個人的にこの監督の映画はどれも大好きです。
映画の特徴は軽いノリと憎めないキャラがよく出てくることですかね。
あと知名度は低いけど「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」もスティーブン・スマーズ監督の撮った映画でとても面白いですよ。
ザックリとストーリー紹介
・密輸屋のフィネガンが傭兵団のハノーバーの依頼を受けて航海中に豪華客船にたどり着く
・ハノーバー達が強盗目的で豪華客船に乗り込むが人っこ一人いない
・船内を散策すると巨大な化物に襲われる
・化物の正体は深海で大きく育ってしまったミミズらしい
・密輸屋のフィネガン、泥棒のトリリアン、傭兵団のハノーバー、船を転覆させて保険金詐欺を働こうとしていたサイモンと個性豊かなメンバーが力を合わせてミミズと戦う
・一人また一人食べられていく中でサイモンがこっそり一人だけ助かろうとして逃げようとする
・フィネガンの機転で船内のミミズのボスとサイモンもろとも爆破して見事脱出成功
・流れ着いた先の島で更に大きな化物の予感がしてEND
憎めない登場人物達
この映画の魅力はなんといっても登場人物!
どいつもこいつもいいキャラしてて台詞も一々面白おかしくてやられるのがもったいないとさえ思うくらいです。
以下人物紹介
主人公サイド
・ジョン・フィネガン(トリート・ウィリアムズ)
冷静沈着で常にジョークを忘れない主人公らしい主人公。
傭兵団相手にも一歩も引かなかったかと思えば、実は内心ドッキドキだったりと食えない主人公だ。
「お次はなんだ?」は名言中の名言。
・ジョーイ・パントゥーチ(ケヴィン・j・オコナー)
フィネガンの相棒で憎めないキャラをやらせたら右に出るものはいない。ちなみに彼はハムナプトラでもベニーという似たような憎めない役をやっている。
監督と仲がいいのかスティーブン・スマーズ監督の映画の常連でもある。
・レイラ(ウナ・デーモン)
パントゥーチの恋人でサイバン号の紅一点
主人公サイドで唯一モンスターに食われてしまう、パントゥーチかわいそす(´・ω・`)
・トリリアン・セント・ジェームズ(ファムケ・ヤンセン)
国際指名手配されている手癖の悪い女、ちょっと間抜な不二子ちゃん的なポジションのヒロイン。
特にパントゥーチは本当にいいキャラしています。
大抵こういったおしゃべりキャラは途中退場するんだけど何度も危機的状況に陥りながら助かっちゃうのがまたいい。
敵サイド
・サイモン・キャントン(アンソニー・ヒールド)
豪華客船を沈めて保険金詐欺を企む船長。
いつも我先に逃げてきたので最後まで生き残るが、最終的にそのツケが回ってくる事になる。
・ハノーバー(ウェス・ステュディ)
傭兵団のボスでキャントンとぐるである。
・傭兵団
能天気でお馬鹿揃い、一応プロの傭兵団らしいけど相手が悪すぎたようだ。
ストーリーはオマケ
話の本筋はB級ホラー(グリードは超A級の予算がかかってる)そのものです。
むしろ予算かけすぎた上に公開当初は爆死してスティーブン・ソマーズ監督の首が飛びかけたくらい。
内容的には「トレマーズ 」や「スパイダー・パニック」などのようにとりあえずモンスターが観てぇ!って人にとりあえずモンスターを魅せてやんよ!
って言う映画なんですけど・・・コケた原因ってなんでしょうね~?
B旧ホラーにはストーリーなんてオマケなのです、偉い人にはそれがわからんのです。
吹き替えがコマンドー並に神がかっている
この映画はそれ自体も面白いんだけど、なんといっても吹き替えが素晴らしい。
パントゥーチの情けない感じの声やフィネガンの人を喰ったようなキャラと傭兵団との絡みで笑えるギャグが随所にちりばめられています。
10分に1回くらいクスッとなる瞬間があります(当社比)
アベンジャーズなどの芸能人吹き替えというくその極みがなかった古き良き時代の吹き替えを最大限堪能できるのです。
名言というか一度聞いたら忘れないセリフが多い映画で特にフィネガンとパントゥーチは印象に残っている台詞が多いですね。
・「お次はなんだ?」
・「ガン飛ばすんじゃねぇ」
・「俺を餌にするんじゃねぇえええ」
・「おまたせ~」
セリフをみただけで場面と声が脳内再生されたならあなたもグリードマスターです。
お次はまだか?
ストーリーよしテンポよしキャラよしとB級映画(予算はA級(二度目))のいいところが全部詰まってるような映画です。
ラストが続編ありそうな感じなんだけど続編は出てないんですよね。
絶望的にありえないんだろうけど続編出て欲しいなあ。
でも当時の出演者はみんなおじいちゃんなんですよね。
当時の俳優さん達の現在の姿を見るとちょっぴりセンチメンタルになるかも・・・
ゴーストバスターズのようなノリで観れる名作。
ラストは涙なしにはみれない、僕の感想はこんな感じです→オッド・トーマス ネタバレ 感想
1,2は名作、3なんてなかった。
吹き替えが神がかっている説明不要の名作。
小さいころにテレビにみて地面の下恐怖症になった映画。
若かりし頃のベーコンが見れる。
虫は死ぬほど苦手なんですけどこれは見れます。
CG丸出しだからね。
半年前の記事に失礼します。
この映画もー大好きで何十回見たか分かりません。
ソマーズ監督はこれとハムナプトラの1作目が最高傑作ですね。
前々から吹替がコマンドーにも負けず劣らずの名訳・名キャスティング(翻訳者も同じだし)だと思ってましたが、同じ考えの人に初めて会って感激したのでコメント残します。
最近はテレビで洋画自体流さなくなってしまったので、何年も前からテレビ吹替を収録したBDの発売を切望してます。(あとハムナプトラも)
ビデオ吹替の入ったDVDも持ってるのですが、あっちのキャストや翻訳にはイマイチ馴染めません…
スティーブン・ソマーズはいいB級エンタメを撮れるのに予算がA級だからかよく興行面で爆死してますよね…支えてあげたい監督の一人です。
もぶさんこんにちは!
わかります!僕も何回も観てるし、ハムナプトラも大好きです。
おぉ、コマンドーの翻訳者と同じなのは初めて知りました。
ソマーズ監督のハムナプトラとグリードが1,2フィニッシュには同感です!
僕もどっちかの吹き替えの方が好きだったんですけど・・・どっちだっけなあ。
忘れてしまいました(^^;)
確かベニーのセリフ回しが秀逸で面白い方があったような。
コマンドーシリーズみたいにTV版の収録をしたのを出して欲しいけど難しいでしょうね~。
いやー、共感しまくりで僕もびっくりですが・・・
本当にスティーブン・ソマーズ監督は面白い大衆娯楽撮れてると思うのに興行面で爆死しちゃいますよね。
あっちではソマーズ監督の作風はウケないんですかね~。