ムカデ人間３　ネタバレ　感想

あらすじ

人間の口と肛門をつなげるというショッキングな内容で話題を集めた問題作「ムカデ人間」シリーズの第3弾。暴動数、医療費、離職率が全米ワースト1になってしまった刑務所の所長ビル・ボスは、州知事から解雇通告を受けてしまう。囚人たちをうまく手なずけることができず困り果てていたビルに、忠実な部下ドワイトがあるアイデアを提案。それは映画「ムカデ人間」をヒントにしたもので、囚人たちに究極の罰と抑止力を与えるばかりか食費さえも節約できる夢のようなアイデアだった。ビルとドワイトは、500人もの囚人たちをつなげて「ムカデ囚人」を作り出そうとする。第1作でハイター博士役を演じたディーター・ラーザーが刑務所長ビル役を、第2作でマーティンを演じたローレンス・R・ハーベイが部下ドワイト役を演じた。第1作でムカデ人間の先頭をつとめた日本人俳優・北村昭博も登場。監督・脚本は前2作も手がけたトム・シックス。(映画.comより)

予告

６０点

１をみてスゲーつまらん！となるのなら２も観ないし３も観ることはなかっただろう。

しかし１が結構面白く、２はローレンス・R・ハーベイのインパクトと発禁上等！の過激描写にやられた。

２で個人的にグロの許容可能領域が割とギリギリだったので３は正直観るか迷った。

でも１，２と見てしまったのなら見るしかない・・・

嫌々映画をみるのはとっても失礼なことだと思っているのだがこの映画は本当に勇気がいるんですよ・・・(>’A`)

でも決してこのシリーズは嫌いではない。

興味はあるが後の影響を考えると（主に食事面）どうしても気が引けてくるのですよ。

それでもこれが最後だと言うトム・シックス監督を信じて勇気をだしてキッチリ、夕食後に観ることにした。

みんな勢ぞろいで同窓会気分

１のディーター・ラーザーに２のローレンス・R・ハーベイと主演どころはもちろんの事、日本人俳優の北村昭博も登場して場は完全に同窓会状態だ。

しかもトム・シックス監督も友情出演してくれてて（結構出番が多い）ファンへのサービス精神が豊富だな～ととても親近感が沸く。

相変わらずインパクとのあるディーター・ラーザー

基本的には刑務所の所長ビル・ボス（ディーター・ラーザー）のワンマンショーが全編の殆どを占める。

全くもって共感もできれなければ理解もできないビルの暴言や暴力を只管に見続けるのでストーリー性は皆無に等しい。

しかも１の時より妙にオーバーリアクションな気がして舞台を見てるように感じる場面も多い。

部下のドワイト（ローレンス・R・ハーベイ）は今回はよくしゃべるので２のようなこの世のものではない恐怖をかもし出してたキャラが何だか愛らしいキャラとなっている。

２を始めて見た時はローレンス・R・ハーベイの異次元レベルの存在感にどうやってこんな俳優見つけてきたの！？っていうかこの人本当に一般人(；ﾟДﾟ)！？

と思っていただけに普通に喋ってるところを見れて「あぁ、人間でよかったあ(；´∀｀)」と妙な安心をしたのでした。

脇役が結構素敵＆ゴアシーンは良心的

ビルの被害になる囚人の面々はみんな凶悪犯罪者らしく見た目はこわもてなんだけどビルがあまりにもぶっ飛んでるのでむしろ囚人達を見てると「まとな人間だ～」と安心してくる。

あと２に比べればゴアシーンは少なくまだまだ見やすいほうだと思う。

ただ普段見慣れない人にはやっぱり強烈なので視聴は絶対に食後にしようね！

まとめ

３は「１，２見てくれてありがとな！」って感じのアンコールで作った映画のように感じました。

でもだからといって手を抜いてるとか妥協してるわけではなく、「ファン」が見たい作品を全力で作ってます。そしてトム・シックス監督は本当に映画作りが好きで観た人の姿を心底楽しんでいるように思えましたね。（何となくなんですけどね）

個人的には残念ながらそこまで乗れなかった映画ですけど１，２のファンなら間違いなく満足のいく一本かと。

あ、のりたまも実は１，２を観てるのですが３は「絶対に観ない(ﾟДﾟ)」と言ってました。

まあ、２を観たら普通そうなるわな・・・