エスター 感想
あらすじ
赤ん坊を死産で失い、悲しみに暮れていた夫婦ケイトとジョンは、養子を迎えようとある孤児院を訪れる。そこで出会った少女エスターに強く惹きつけられた2人は、彼女を引き取ることに。しかし、日に日にエスカレートするエスターの不気味な言動に、ケイトは不安を覚え始める。原作はアレックス・メイスの小説で、主演は「ディパーテッド」のベラ・ファーミガ。(映画.comより)
予告
80点
よくあるホラーかと思ったらとんでもないどんでん返しが待っていた(;゚Д゚)
ザックリとストーリー紹介(ネタバレ無し)
・三人目の子供を流産してしまったケイトとジョンが孤児院からエスターと名乗る少女を養子に引き取る
・可愛らしくて素直だからすぐに家族とも打ち解けるようになる
・だが派手なドレスで学校に行こうとしたりちょっと嫌なことがあると奇声を上げたりと何だか不穏な感じ
・そういった奇行もどんどんエスカレートしていきジョンとケイトの息子たちにも被害が行くようになる
・ケイトはだんだんとエスターの様子がおかしいのに気づくがジョンはエスターが猫を被ってることもあり気づけない。
・そんな時エスターの正体を知る孤児院の関係者がケイトに忠告をしようとする
・だがそれに対してはエスターはついに一線を超えるような行為に出はじめる・・・
中盤までは「危険な遊び」のような感じ
この映画はマコーレ・カルキン君の「危険な遊び 」によく似ています。
養子に迎えた子がちょっと様子がおかしくて最終的には家族を巻き込んだ大惨事に~ってストーリー展開がにてますね。
まあ、「危険な遊び」は実の息子が頭おかしいので設定が逆ですが・・・
しかしケイトもジョンも僕も完全にエスターの「見た目」に騙されましたよ。
ゴスロリっぽい服装や可愛らしい見た目とちょっとパニック障害とか癇癪を起こしているのにばかり囚われていたのでエスターの本質を全く見抜けませんでしたね。
以下完全ネタバレ
簡単に最後までの結末を書くとケイトを悪者にして家を乗っ取ろうとしたがケイトに逆転KOを食らい池の底へと沈んでいきました。
そしてエスターの正体は・・・
見た目は子供中身は大人(33才)のスーパーサイコパスでした
厳密にはしわはあるし胸もある(さらしで潰してる)ので完全に体が子供ではないものの発育障害でかなり子供に近い体系をしているんです。
だからお風呂に入るときは鍵をかけて断固侵入を拒んだわけか!
そしてエスターの目的はなんだったのかというとただ単に愛して欲しかったのかなーと思います。
ただ独占欲が強い上にプライドも高く恐ろしく他者への共感能力に欠けているために暴力的な行動にでちゃうのでしょう。
家でも学校でもみんなに好かれたいし、年を重ねた女性として肉体的にも愛して欲しい・・・
ある種の自己愛性人格障害に似たようなものを感じますね。
だからエスターは初めはジョンもケイトも息子達も本当に好きだったんじゃないかなと思います。
でも他人に敵意を向けられると自分から歩み寄るなどはせず敵として認識し排除しようとしちゃうんですよね。
あとは女としても愛して欲しい願望からケイトにも嫉妬してしまったのかもしれない。
全く前知識なしに見たので序盤はホラーかな?心霊ものかな?となってワクワクしてたら・・・
中盤からは「お、家族乗っ取り展開いいねいいね(・∀・)」となってたのが最後には「は?え?そーいうことかー:(;゙゚’ω゚’):」ってなって見事に騙されましたね。
ネタあかしのエスターが鏡の前でメイクがボロボロ崩れて真の姿を表す姿は背筋がゾクゾクしましたよ。
ちなみにエンディングには2パターンあって・・・
・池でエスターが顔面キック食らって首の骨ぽきっとなって沈んでいくパターン(オリジナル)
・家を燃やしてエスターが階段からゆっくり降りてくるパターンがあります(未公開)
後者のエスター生存エンディングだとこのままハロウィンシリーズや13金のようにどんどん怪物化していくエスターが見れそうなのでそれはそれで興味あったり。
ということでおしまい。
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