カールじいさんの空飛ぶ家 ネタバレ感想
予告
90点
号泣&号泣&号泣でした。
まず冒頭でカールじいさんとエリーの出会いと別れで号泣しました。一人の男の子と一人の女の子が共通の趣味で出会い、たくさんの事を経験しやがては結婚にいたる。幸せも不幸も共に経験し確かな絆を強めてきた事は台詞などなくとも映像でビシバシ伝わってくる。そして人である以上いつか別れのときがくる。恋人に先立たれ一人孤独に生きなければならない絶望は想像もしたくない。
カールじいさんが思いでアルバムを見るたびにため息をつく姿なんかはこっちの胸がキュッと締め付けられる。あとカールじいさんが必死に家を守ろうとするのも心をぐっさぐさえぐってくる。エリーとの思い出だけではない。家を購入するには想像以上にお金が必要であり大半の人は相当の時間と労力をかけて買うのだ。同じ家に住み二人で作り上げてきた家族の証みたいなものなんだよね。そんな人生のすべてを手放す時は新たな人生を始める覚悟を決められたときなのだろう。だから家を手放すときの「ただの家さ」とラッセルに言うカールじいさんはラッセルの為にも自分の為に前に進む覚悟をしたのだろうなとおもう。
周りを固める動物達も凄くいいんですよね。ダグはちょっとおとぼけな感じだけどご主人のためなら頑張れちゃういい犬だし、怪鳥のケヴィンはコミカルな動きがロードランナー思い出して笑えました。最後らへんのチャールズとカールじいさんの対決はじいちゃん同士らしい対決でぎっくり腰になったり入れ歯を使った攻撃なんかは笑いすぎてあご外れるかとおもった。
笑いあり涙あり癒しありの超大満足な一品です。ちなみに二週目をみると冒頭のサイレントムービーの破壊力が増します。最近家族との関係を当たり前のように感じたり恋人に対する感謝の気持ちが薄れたな~って人はみると身近に大切な人がいることの幸せを改めて感じれますよ。
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