エベレスト3D ネタバレ感想
エベレスト3D ネタバレあり
70点
人はなぜ山に登るのか
ということでエベレスト3Dを観てきました。実話に基づいた話なのでエンタメ性は低くドラマティックな展開もなく淡々と進むのですが登頂してからは結構ドキドキしっぱなしでした。酸素がなくなり疲労の限界がきて山から落ちたりそのまま動けず息を引き取ったりと実話なだけに簡単に人が亡くなっていきます。仮に生き残れても低体温症で指や鼻を失ってしまうことも・・・
実話なだけに救いのない話なのですがエベレストの美しさと残酷さをこれでもかというほど描いていますね。ダグの強引な登頂によって始まる悲劇なのですがあそこまで登ったらゴールしたくなるのが人ってやつでしょう。そのダグがフラフラしながら落下してくシーンは静かにでも確実に終りが訪れるようでした。あと屈強なリーダーロブが家族と電話しながら事切れるのはウッ(´;ω;`)ってなりましたね、どうにも家族ものには弱い。
リアリティにこだわったため豪華なオールスターを高度5000mに連れて行き撮影したらしいですがよく許可でましたね(゚A゚;)
でもリアルを重視しすぎたせいか全身を覆うほどの雪とにたような髭面が並ぶせいで誰が誰なのか判別しづらいのが残念でした。あと実話なのでしかたないけど登場人物が多いのも分かりづらさに拍車をかけてるんですよね。
ドキュメンタリーよりな映画ですのでハリウッドのご都合展開とド派手な演出に飽きた人にはもってこいの映画なんじゃないでしょうか?
莫大なお金と時間を使って自分の命を危険にさらしてまで山を登る理由ってなんですかね。劇中でヤスコがこう答えてました。「6箇所デッカイ山登ったら7箇所めも登りたくなった」と。僕みたいな凡人では「や、山に魅せられたから!?」なんて陳腐で抽象的な理由を考えてしまうけど本当の理由は人それぞれ違っててそれも頂上に登った人間にしかわからないのかもしれない。
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