ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金 ネタバレ 感想

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あらすじ

「トランスフォーマー」シリーズなどのヒットメーカー、マイケル・ベイ監督が、「テッド」のマーク・ウォールバーグ&「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン共演で描いたクライムドラマ。マイアミで暮らすダニエルは、筋トレだけが生きがいの冴えないスポーツジムのトレーナー。そんな自分の人生に嫌気が差したダニエルは、ジムの常連客である裕福なビジネスマンの誘拐を企む。同僚のエイドリアンや前科者のポールらと組んで計画を実行に移し、なんとか大金を奪うことに成功したダニエルだったが、そんな彼らの前に秘密捜査官が現われ……。(映画.comより)

予告

 

80点

脳筋ここに極まる

 

脳筋=脳まで筋肉になってしまった人の事。

ムキムキマッチョマン3人が絶対成功するとは思えないほど雑な誘拐事件を起こしたが奇跡的に運が味方しまくって一時とはいえ大成功する話。

しかも実話です。

バーベキューで切り落とした手を焼くシーンがあるんだけどそこも本当にあったというもんだから色々と空いた口が塞がらない。

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ザックリとストーリーを紹介

・パッとしない人生に辟易していたダニエル(マーク・ウォールバーグ)が自己啓発セミナーに行く

・間違った方向にやる気が出てしまい筋肉仲間と金持ちを誘拐する計画をたてる

・ウルトラ雑な作戦で誘拐成功する

・しかし攫われたヴィクターを逃がしてしまい警察に駆け込まれちゃう

・だがあまりにも突拍子のないヴィクターの発言(忍者の姿したモリモリマッチョマンに襲われた)に警察は動かない

・ヤク中のポール(ドゥエイン・ジョンソン)があっと言う間に奪った資産を使い果たす

・エイドリアン(アンソニー・マッキー)が結婚資金や勃起不全の治療に資産を使い果たす

・ダニエルも巻き込まれる形で今度は別の金持ちの誘拐作戦を企てる事になる

・グダグダすぎる犯罪でどんどん追い込まれる

・流石に二度も幸運は続かずあえなく御用

脳まで筋肉になってしまった人達

いやー、まさかこんな雑な作戦がリアルで起きたなんて信じがたいですね。

本当なら筋肉をつけるのって結構頭使うはずなんですよ。

筋肉を大きくするにはただ体を傷めつけるだけでなく栄養をちゃんと摂取しないといけない。

しかもただ食べるだけでは脂肪も多くついてしまい筋肉のカットが見えなくなりみっともないから減量もしなければいけない。

タンパク質を多くとって糖質を減らして・・・

と言った風に1日のカロリーを計算しながら筋肉を極力落とさず脂肪を落とすわけですよ。

そこまで細かい事が出来る頭も精神力もあるのになんで誘拐になるとこんな雑になるんだw

筋力をつけすぎて本当に脳まで筋肉になってしまったのだろうか(^^;)

ミスマッチなコメディ

主役の3人とも普通の人ならちょっと引いちゃうんだろうけど僕からみたら凄い羨ましい体をしてるんですよね。

特にロック様(ドゥエイン・ジョンソン)は凄いです。

マーク・ウォールバーグはこの映画のために15kgも増量しててもの凄いバルクのはずなのにそれでもロック様は更に大きくみえる。

もちろんマーク・ウォールバーグもアンソニー・マッキーも超鍛え抜かれた体をしてるけどね。

そんな3人の織り成すアホみたいな行動がシュールでブラックな笑いになってます。

あ、あとヤク中のポールはちょっと頭の足りない子みたいな感じで何か憎めない・・・どころかむしろちょっと可愛いとさえ思えます。

コメディをするロック様はわりと見れるけどアホの子なロック様は中々貴重なのでファンなら是非観てほしい。

筋肉を際限なく大きくしようとする理由

アメリカという国の体を鍛えることへの情熱は並大抵のものではない。

昨今はステロイドを使ってまで鍛える高校生もいるほど・・・

そういった筋肉への熱意って日本人には理解し難いものでしょう。

でもスーパーヒーロームービーに憧れて体を鍛え始めた僕も含めみんな最初は何か目的があって筋肉を鍛えて始めるんですよね。

他者から羨望の眼差しを向けられたい、自らの強さや美しさを誇示したい・・・

人それぞれ理由は違うけど最初は他人から評価される為にトレーニングをするんだと思うんです。

でもある程度周りから評価されると筋肉を鍛える目的は変化しはじめる。

どんどん自分との戦いになっていき最終的には「終わりのない山登り」みたいになっていくんですよ。

山って途中まで登った時に「ここまで登ったか~たっけ~な~」ってある程度満足するけど頂上がある以上歩みを止めることって無いんですよね。

同じように筋肉も賞賛を浴びて他人から羨ましがられるような体になってから上を見続けるのでより大きくより大きくと目指していくのです。

まとめ

サスペンス調のブラックコメディとしてはかなり面白かったです。

と同時に日本人がみたらボディビルダーとか筋トレする人への風評被害がじみ~~~にありそうだなとも思いましたね(^^;)

確かに筋肉を必要以上に大きくしようとする人は変な人が多いです。

でも彼らは「痛み」と多く向き合う機会が多いだけに他人に優しく出来る人の方が圧倒的に多いと思います。

それに限度を超えた筋肉は賛否両論としても健康的でアスリートのような筋肉は男女ともに評価されるものです、

このブログでは「ハリウッドスターのようなナイスバディを目指す!」というコンセプトで不定期ではあるけど色々と記事を書いているので良かったらそちらも覗いてみてください。

 

マーク・ウォールバーグって身長は173cmと以外と小さいんですよね。

その身長でこの体重は本当に凄い。

圧倒的筋肉のロック様が見れる映画。

若干の予告詐欺はあるし内容もべた褒め出来るものではないけど熱く慣れる所はキッチリ熱くなれる作品。

 

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