ランボー 最後の戦場 ネタバレ 感想

ランボー 最後の戦場 (期間限定価格版) [Blu-ray]

あらすじ

シルベスター・スタローン主演によるメガヒットシリーズの20年ぶりとなる第4弾。同シリーズで初めてスタローン自らメガホンを取り、ミャンマーの社会情勢を盛り込みつつランボーの壮絶な戦いを描き出す。タイとミャンマーの国境付近でミャンマー軍事政権によるカレン族の迫害が激化。タイ辺境のジャングル地帯で暮らすランボーは状況を知りつつも静観の構えを見せていたが、ある事件をきっかけに再び戦いの中に身を投じていく。(映画.comより)

予告

100点

男の教科書スタローンが魅せてくれたもの

超弩級に危険な場所へ無償で物資を運ぼうとする支援団体。

超無慈悲で残忍なミャンマーの兵隊たち。

これらをランボーは清々しいまでにぶった切ってくれましたね。

戦争という正義も悪もない戦いを舞台に最高のエンタメを作ってくれたと思います。

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ザックリとストーリーを紹介

・支援団体がミャンマーの紛争地帯に物資を届けようとする

・現地に詳しいランボーに道案内を頼む

・支援団体がミャンマー兵に攫われる

・米国から傭兵と共にランボーが救出に向かう

・犠牲出まくるけど何とか助けだすことに成功

・ランボー実家に帰る

一切の容赦がない

まず残酷描写に容赦がない。

ガトリングガンや大口径のライフルで人の頭や手足がバンバン吹き飛ぶ。

映像でごまかしたりとかは一切しない。

またキャラ設定でもまるで容赦がない。

ミャンマーの兵隊は徹底的に極悪非道の悪として描き支援団体は徹底的に平和ボケのバカ者どもとして描く。

これが事実であるかどうかなんてどうだった良いし誰が正しいのかなんて更にどうでもいい。

それは観たお前らが考えろ!と丸投げしている。

でもこの徹底した容赦のない設定がより物語への没入感を増してくれてるんだよね。

骨太アクション

弓矢でスッパンスッパン射抜いたり素手で喉の骨をむしりとったりと「おぉ、これぞ求めたアクションだ」と思えた。

また戦闘がの展開が早く映像もスピーディだから泥臭くなく実にスタイリッシュ。

一瞬で生から死へ変わるのが戦場の非情さや恐怖をよく表現できていると思う。

戦場なわけだから肉弾戦は基本的に少ないしね。

ちょっとした油断や運悪く流れ弾が直撃すれば即オダブツって感じが凄い伝わってきた。

傭兵部隊がちゃんとプロ

こういう映画の傭兵部隊って大抵脳なしで即効でアボンするのがお決まりだけどこの映画ではちゃんとプロしてましたね。

リーダーのルイスは口は悪いけど状況判断能力も高い。

最初にランボーに「無駄に生きるか何かのために死ぬか お前が決めろ」って弓矢突きつけられてるのみても「いや、妻子いるし相手100人とか出直すのが普通じゃ・・・?」って思ってしまった。

むしろスクールボーイの方がちょっとおこちゃまというか甘いというかチーム全体を危険に晒す言動が多いくらい。

いや対戦車ライフルのようなどでかい銃で敵を粉微塵にしていく姿はスゲーカッコいいんだけどさ。

誰もがランボーやスクールボーイのように他人に命をかけられるわけじゃないのよと言いたい。

でもランボーのセリフ自体は男の憧れだよね。

正解は何処にある?

はたしてウルトラ危険地帯に物資を運ぼうとした支援団体は正しかったのか間違っていたのか?

結果的にランボーが正しかったように見えるがランボーは全く嬉しそうではない。

結局は多くの犠牲を産んでしまったわけだからね。

恐らく支援団体も二度とミャンマーの地に戻ってくることはないだろう(二人しか生き残ってないけど)

こういった所を語り合えるのもこの映画の面白いところかもしれない。

まとめ

紛争地帯って今でも世界中であるだろうし決して映画の中の出来事ではないんですよね。

まあ、ここまで残酷かどうかはあれだけど・・・

僕らも平和ボケしないように体くらいは鍛えていきたいですね。

男でも女でも最後に頼るのは己の肉体!

逞しい体や美しい体は利益はあっても損はない!

さあ今日から平和ボケした体にムチを打って筋トレという戦場に赴きましょうか!(無理やり繋げた感)

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2 Responses to “ランボー 最後の戦場 ネタバレ 感想”

  1. もぶ より:

    過去記事にばかりコメントしてますスミマセン。

    この映画初見の衝撃は凄まじいものでした。2や3のような脳筋アクションだと軽い気持ちで観に行ったら、まさに小難しい説教は抜きに鮮烈な映像だけで魅せ、考えさせる戦争映画でしたね。
    自分の態度を反省して二週間くらいは他のアクション映画を観れませんでしたよ。(というか本当に観ようという気になれませんでした)
    ついでに公開二日目だったのに自分以外に客が二組のカップルしかいなかったのも印象深い思い出です。

    スタローン本人が編集したディレクターズ版はご覧になられましたか?
    (TV用に残虐シーンをカットした分の埋め合わせ用の)未公開シーンに加え、部分部分の編集が異なっています。
    残虐シーンも一部削除され、個人的に一番気になったのはラスト、ミャンマー兵を掃討した後、無常観溢れる表情で戦場を見下ろすランボーとサラのシーン、泣きながらもサラが手を振り、ランボーがそれに応じた後、静かに去っていくという場面が追加されています。
    悪くないですが、やはり劇場版の編集が好きだったりします。
    本人編集なので、多少ランボーに甘い感じなバージョンですね。

    バーホーベンライクとはますます嬉しいです、いつか機会があればゆでたまさんの熱の籠ったレビュー読んでみたいです。
    パラサイトも面白ですよね大好きです青春学園モンスターホラー。

    • ゆでたま より:

      管理画面からは簡単にコメント見れるんで大丈夫ですよ~。
      ランボー最後の戦場は今までのランボーシリーズとはいい意味で差別化できてていいですよね。
      ランボーの「この平和ボケ共が!」と「無駄に生きるか何かの為に死ぬか」ってセリフは特にお気に入りでこの映画を象徴してると思います。
      日本では見る人少ないでしょうねぇ(^^;)

      観ましたよ~。
      細かい部分はあんまり覚えてないけど残虐シーンの追加(人体破壊描写の容赦無さが素晴らしい!!)とラストの去っていくシーンの追加はよく覚えています。
      ラストのランボーの去っていくシーンは個人的には無くても良かったかな~って思ったり(劇場版編集はここカットされてるんだっけかな?)
      サラを見下ろすランボーで終わったほうがより虚しさを湛えているように感じるんですよね。

      そんなこと言われるなんてありがたいです。
      バーホーベンシリーズ特集や各々の映画のレビューもいつか書いてみます!
      おぉ、本当に気が合いますな~、パラサイトはキャラが皆立ってていいですよね~。

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